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#4 「GIANT KILLING(綱本将也・ツジトモ)」が語るチームのあり方

今回は私の原点に存在している「GIANT KILLING(綱本将也・ツジトモ)」について話そうと思う。(以下ネタバレ一部あり)

舞台は日本のプロチーム、ETU(East・Tokyo・United)
クラブのスター選手だった達海猛が低迷しているチームを立て直すため監督として戻り、リーグでジャイアントキリングを起こしていく物語だ。同時に選手である椿大介の成長物語も展開していく。

選手や監督など試合の展開に関わること以外にも、フロントや移籍事情、サポーターのことも描かれている、いわばJリーグ物語のようなものだ。

私はこの漫画が本当に大好きで、語りたいことはたくさんある。今回はあるべき理想のチーム像についての視点から語る。

達海猛が語る理想のクラブ像

何も起きてないよ、皆で仲良くカレー食べてら
選手も
フロントの人間も
地元の人達も
食堂のおばちゃんもジュニアのコーチも 皆一緒になってひとつのことを共有してる
これがクラブだよ後藤
ピッチに立ってるのは11人…… でもそれだけじゃリーグ戦の長丁場は戦えない
ベンチ、フロント、サポーター、クラブにかかわるたくさんの人……
その全てが同じ方向を向いて 同じ気持ちで戦うんだ
それができりゃ、ETUはもっと強くなる

GIANT KILLING(綱本将也・ツジトモ) 10参照

カレーパーティーをクラブで主催した際に達海は上のような言葉を述べている。

私はまさしくこの通りだと思う。多くの人の力で初めてチームが成り立つ。誰かだけが頑張ってもいいチームにはならない。地域に寄り添って初めてクラブが「地域のクラブ」となり、一体感が生まれる。


このチームを見れば地元がわかる

GIANT KILLING(綱本将也・ツジトモ)参照

サポーターであるコータが言った言葉がある。アウェー会場にいるのにサポーターから地元(本作品では浅草)にいる雰囲気を感じることができる。つまり、チーム色に地元が映し出されているということだ。


ただ、勝つというような成功をするだけではいけないのかもしれない。

外部にいかに寄り添える組織、チームでいられるかが大事なのだろう。

私はこの形を創りたい。


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