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本日の書【73】坐有琴書(坐に琴書有らば)スキな音や本さえ有れば浮世にだって耐えられるさ


「坐有琴書」の漢字四文字の行書書道作品の写真画像より

心無物欲、即是秋空霽海。坐有琴書、便成石室丹丘。

中国明の時代に作られた。洪応明による「菜根譚」後集第9条から より

書道で漢字を書いてみたくていい感じな四文字を探していました。

『今日の四字熟語』No.1740【心無物欲】シンムブツヨク(福島みんなのニュース)から八重樫 一先生の記事が目を引きます。

さっそく筆ペンで1枚書いてみてどうにも
気が乗りませんでした。物欲を捨てるという
お題が自分の心に響かないのです。

物欲を無くすのはなかなか難しいのかと。
そんな気持ちにはとても至らないだろうかと。

心という字を書いてみた時にあまりの自分の下手さ
加減に今は書ける漢字ではないなぁと諦めました。

と思ってさらに先生の記事の文章を読み進めて
みると自分の目が輝き始めます。

ちなみに私の実家にはお坊さんが書いた
「帰家穏坐」という書が飾ってあり
坐の漢字がとても印象がよかったので
それもあって私も書いてみたくなった
次第です。


座有琴書という箇所が出てきます。

(先生の丁寧な意味の解説をされています。
時間に余裕がある方は引用記事下線のリンク先を
クリックしていただければと思います。)

稚拙ながら私がざっくり噛み砕いて意味を簡潔に
意味を語るならば、

身近に琴と(数点の)書物があるだけで俗世を離れることができる

ということかと。

座有琴書という四字の組み合わせは私が確認する限り
まだ四字熟語にはなっていません。
中国古典随筆の一節に出てくるに過ぎないのかもしれません。

しかし、ただ座ってる周囲に音楽と書があったら
ストレスを感じさせない快適な空間ができると
いうような意味合いを込めて私の感覚に任せて
書道作品としてこの組み合わせを取り入れて
みました。

以上、ご覧いただきありがとうございます!
皆様におかれましては俗世を離れて気持ちを
解き放つ音楽や小説やエッセイなどの著作は
なんですか?

作品の感想やコメントなどお待ちしています。

そしてまたの機会にもお会いできますように。

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