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花園神社の酉のにぎわい

東京茶丗SOUです。

皆さまに東京茶の美味しい淹れ方をはじめ、
お茶にまつわる四季折々のお楽しみ情報等を配信しております。
お付き合いの程どうぞよろしくお願いいたします。

Vol.18/ 令和二年十一月

秋灯の11月。歩きなれた道も彩られ
風景の移ろいに楽しみを覚える日々をお過ごしでしょうか。

東京茶丗SOUから徒歩4分の場所にある新宿花園神社では、
大酉祭に向けて少しずつ華やかに飾られる鳥居の様子がうかがえます。

さて、今回は11月の名物祭についてお話します。
新宿の花園神社、浅草の鷲神社、府中の大國魂神社の酉の市が
「関東の三大酉の市」と呼ばれ、多くの方が足を運ぶお祭りとされています。

毎年60万人も来訪する花園神社のご祭神は日本武尊(ヤマトタケル)。
尾州徳川家から伝わる新宿大鳥神社が、花園神社の境内に鎮座しています。
武神としての信仰から、いつしか商いの守り神へと。
酉の市は日本武尊の命日である11月の酉の日に行われるようになりました。

花園神社の境内にはもうひとつ、芸能の神様が祀られた浅間(せんげん)神社があります。ご祭祀は「桜」の語源でもある木花之佐久夜毘売(コノハナノサクヤヒメ)。
古くから芝居小屋や寄席が立つ土地柄、芸能関係者が、デビューやヒットの祈願奉納に訪れるそうです。芸事の才能が開花される神社としても評判です。

また、運や福を「とり」こむ縁起物の熊手。
開運招福や商売繁盛を願い熊手を買い求めた後、にぎやかに響く手締めの声は酉の市に欠かせない風物詩ですね。

そのような花園神社の酉の市、今年は一、二、三の酉まで開催です。
昔から丙午と同じく三の酉まである年は、火事が多いと云い伝えられています。
ただ、今年は世界規模で密集や飲食に規制がかかりましたね。
規制によって火災が減った2020年となれば、
昔話にもピリオドを打つ年になるかもしれません。

今年の酉の市は熊手店のみ出店。
皆さまの明かりを灯しに、ぜひ花園神社に足を運んでみてくださいね。

【今月オススメの丗SOU】
誘・生姜紅茶
やさしい甘味の和紅茶にほのかに香るしょうが入り。
乾燥する季節にのどをいたわるお茶をどうぞ。
ティーバッグ3個入り ¥ 500円(+税)


【丗SOUインフォメーション】 
花園神社
○東京メトロ丸の内線・副都心線・都営新宿線「新宿三丁目駅」E2出口 徒歩0分
○JR・小田急線・京王線「新宿駅」東口 徒歩7分
一の酉 前夜祭11月 1日(日) 本祭 2日(月)
二の酉 前夜祭11月13日(金) 本祭14日(土)
三の酉 前夜祭11月25日(水) 本祭26日(木)


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