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入院日記② 鼻中隔湾曲症

さて、手術当日。
前の日から絶食しているのでお腹すくけどそんな余裕無い。
朝から待ち時間が長い…13時過ぎ頃からオペとの事。

朝も5時半から起きている。
どんどん時間が迫りくる…やべえ、人生初の手術。


12時、術衣に着替える。おお、これが術衣。
1月に東京で、ドラマの小道具として見てきたものを着ることになったぞ…
すぐにボタンが取れてはだけるセクシー感。
そして点滴開始、いよいよって感じ。


13時になっても呼ばれない…結局15分後にお呼びがかかる。
トイレに行って歩いて手術室へ。
大きな病院なので、本当にドラマみたい。
名前を確認して、マジックで何やら腕に印が書かれた。
歩いて入室、本当にドラマのまんま。看護師さんが優しい、うれしい。
手術台って小さいのね、そして温めてある。
「わぁ〜ドラマと同じ」って呑気なことを言ってしまった。
血圧などを図って、口に呼吸器を当てられるとぼうっとしてくる、と思ったら、もう寝てた。
そんで病室に戻っていた。何やら無償にトイレに行きたい。
術後1時間だったけど車椅子で行けた、あまりめまいはなかった。
その後もトイレに行きたくなったのを我慢して、3時間後に呼吸器から開放、鼻がびっっちり詰まっている。
必死に口呼吸をするので顎関節とこめかみあたりが痛くなってきた。
ずっと口空いてるのも大変。
これであと2日過ごすのか…


うちのナムジュン、そして有吉、成田凌、佐藤健とかもやったというこの手術。みんなこれを乗り越えて頑張ったんだね。


夜は予想通り寝れたもんじゃない。
口呼吸なのでとにかく口が乾いて起きる、1時間ごとぐらいにトイレまで行って痰を出す。4人部屋だし、あまりゲーゲーするのもね。
以前に比べると痰を出すのはうまくなったかもしれない。
何せ1週間鼻をかめないので、おっさんのように乗り切るしか無いのだ。
横になると血と鼻水が流れてくるので気持ち悪い。
血と治そうとする体液?が次々に出てくるので見える範囲のガーゼは自分で取り替える。
ふと見ると首に拭き残された血痕が…そうだよなぁ、鼻削るんだもんな。
明日びっちり鼻に詰まっているガーゼが取れる。


こんなところでも自分の感受性が爆発してしまう。
同室の方がにがんの方が多く、治療の話は漏れ聞こえてくる話だけで痛くなる。点滴が入らなくて痛かった、20キロ痩せた、放射線治療とか。
お二人ともお子さんがいる、成人しているみたいだけど、ああ、お母さんが闘病か。
今日は点滴が入ったとの事、よかった、と勝手に隣で応援している。
いろんな人生が見えてくるなぁ。
看護師として働く多くの友だちや、闘病している友だちのことを思う。
ああ、こうやって神経を使いすぎるんだろうね。


今日はひとまず点滴が終わった。
明日ガーゼが取れるので息苦しい就寝とは今日でおさらばじゃ。
色々考えてしまうからか、ここでも夢見が疲れる。
鼻が通るようになったら夢を見ないぐらいぐっすり眠れるだろうか。


1日程絶食したお陰で1キロ痩せた。
健康って本当に大事やな。
3週間禁酒だから、コレを機にダイエット出来たらと思う。

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