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【中央区 新富】仲宮里

新富町の片隅に、
『仲宮里』という、
それはそれは乙な店がある。

一寸でもいいから、
その雰囲気を味わいたい。
そんな気持ちにさせてくれる
居心地が良く、そして至極旨い店である。

昨日もそうだった。
"40分でも宜しければ、
お席ございますけれど?"
店員が申し訳なさそうに言う。

小生は、大様に頷く。
沖縄料理が無性に食べたくなったら、
絶対に、ここ『仲宮里』と
決めている。

江東沖縄県人会会長でもある
比嘉正英オーナー夫妻はじめ、
沖縄出身のスタッフが多く在籍する
沖縄料理店。
東京に居ながら、
沖縄の味と人を存分に満喫できるのだ。

お通しのサービス品が運ばれてきた。
つまみは、実にオーソドックスで、
海ぶどう、ゴーヤチャンプルー、 
しまらっきょ等々。

例えば、ゴーヤチャンプルは
プロの味付けで洒落た逸品、
というものではなく、
沖縄のお母さんが
何十年も作ってきた味。
そんな、ほっこりと、
腹を満たしてくれる地元料理が
クセになる。
この安定感に勝るものなし。

これこそが、
沖縄県人をして"最も現地に近い味"
と言わしめる所以なのであろう。

夜の"新富"は、酒場の真骨頂である。

昭和花街の名残りを眺めながら、
古き良き友と語り合う。

明るい酒で火照った頬に、
夜風が気持ちの良い
ほろ酔い親父の家路であった。

仲宮里
050-5600-0265
東京都中央区新富1-11-3
https://tabelog.com/tokyo/A1313/A131301/13083281/

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