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国産ひのき製組立ベッド 「もくみん+(プラス)」開発ストーリー     

ブレスエアー®を中芯に使った敷寝具をメインに扱っている爽快潔リビングが、なぜ「組立ベッドを届けたい」と思い至ったのか・・・
皆さまに知っていただきたい『想い』があります



◆「もくみん+(プラス)」発案のきっかけは  "引っ越し"


ブレスエアー®を中芯に使った敷寝具やクッションをメインで扱う当店が、ベッドフレーム「もくみん+(プラス)」の開発を始めたきっかけは
“引っ越し” でした。

当店スタッフの体験談です
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実家をでて一人暮らしをすることになり、引っ越し準備を進めていると、
ある問題にぶつかります・・・
ネムリエマットレスは、3つ折りでコンパクトになるので自分の車で運べば大丈夫!
けれど、ベッドフレームは『大きすぎて、一人で動かすのは大変。解体してまた組み立てるにしても、かなりの時間と体力が必要になる・・・』
という、大きな家具はどう移動すればいいのか問題!!

「実家に置いていくわけにはいかないし、頑張って自分で解体して運ぼうか・・・」
「親戚に譲ろうか・・・でも、結局移動が大変だ!」
「引っ越しや、知人への譲渡での再利用、それに移動のしやすさまで対応できるベッドフレームがあればなぁ・・・」
色々な想いが芽生えてきます。

・1人でも簡単に設置できて寝心地が良い
・1人でも解体しやすい
・譲渡する際に、移動が簡単、または手頃に配送できる
・手放す際に、解体や処分方法・運搬に困らない

そのようなベッドフレームの必要性を感じ、関心を抱くようになりました。
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ちょうどその頃、住宅関連の木工加工に従事して四十余年の、
地元の木工加工会社と出会うご縁がありました。
こちらの木工加工会社は長年培った技術を駆使し、釘やネジを一切使わず「木と木」を隙間なく組み合わせて作る“木組み工法”を確立していました。
ベッドフレームへの想いをぶつけてみたところ、快く共同開発していただけることとなったのです!


◆目指したのは   "組立ベッドのハイクオリティー化" ~0.1mmの戦い~

一般的にベッドフレームに求められるもの

ほとんどの人がベッドフレームを購入する圧倒的一番の目的は、
「毎日快適な眠りを得るため」ではないでしょうか。
そして、一度購入したベッドフレームは、「毎日」「長期間」使うモノ。
それゆえに、求められるものは寝心地と、しっかりとした耐久性ですよね。
それを無視して、「組立~分解~移動~組立」のしやすさという「利便性」を優先してしまうと、本来果たすべきベッドフレームの役割から脱線してしまいます。
 
そこで当店が目指したものが、快適な寝心地に繋がる「安定性」や「頑丈な耐久性」を、「利便性」ある組立ベッドでも実現すること。
私たちは組立ベッドに付きまとうデメリットに、徹底的に向き合いました。

―――― 当店が思う組立ベッドのデメリット ――――
   ・組み立てが大変
   ・容易に移動ができない
   ・強度や耐久性が心配

―――― そのデメリットを感じさせないために ――――
   ・老若男女問わず、だれでも容易に組み立て/解体できる利便性。
   ・しかし、一旦組み立てれば容易に外れることのない、
    頑丈で丈夫な強度/耐久性。
   ・そして、組み立て式だけどきしみや揺れを軽減した安定性。
 
これらの問題をクリアにするために、
当店・商品企画担当者と木工加工会社・職人の、二人三脚による『0.1ミリ』を巡る戦いが、半年に及び繰り広げられました。
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「この面を縦に揺らすと、なんかギシギシしますね.....」
「ここの木組み溝を1ミリ狭くすれば、ギシギシ感は無くなりますよ。」
「でも、そうするとキッチリ嵌り(はまり)すぎて、組み立てが大変になりますよね...」
「1ミリは大きいので、コンマ数で調整してみましょうか。」


◆担当者と職人の "4つのこだわり"


共同開発のスタート時に、木工加工会社はネジを一切使わない
「木組み工法」による組立ベッドをすでに商品化していました。
(特許取得済)

「木組み工法」

その匠の技である「木組み工法」はそのままに、共同開発では
・1人でも組立や解体・移動に負担がかからないような『パーツの大きさ』
・組立式の中に、硬くて丈夫な『耐久性』/『安定性』の高い特殊構造
を創り上げました。

<特殊構造 その1> 8脚の荷重分散
フレームを頭部/腰部/脚部の3ブロックに分け、就寝中の荷重が最もかかる胸部と臀部に支柱を追加。

4本脚ではなく、8本脚に

また、支柱と床との接触面を出来る限り増やすことで、荷重を8点ではなく、8辺で受けるように設計しています。

<特殊構造 その2> 接合部の密着設計
組立接合部の溝の深さや幅は、0.1ミリ単位での施工を職人が手作業で
行っています。
1つずつパーツ同士を組み立て・確認しながら慎重に作り上げています。

職人の手作業です

また、接合部箇所が密集する部位の高さを揃え、接触面積を最大限に増やしています。
接触面積が大きくなることで固定力が増すため、きしみが軽減されます。
そうすると、寝返り時のきしみ音も軽減できるので、深い睡眠を促します。

天板部分です

さらには、接合部箇所の凹凸部を増やすことで、全体の固定感もしっかりしています。

天板と脚の接合部です

<特殊構造 その3> X構造フレーム
幅が広いものと狭いものでは、同じ力で上から荷重をかけた際、狭いものの方が強度は上がります。

腰部の幅は、あえて狭くなっています

この法則を用い、一般的な4点で支えるベッドフレーム構造ではなく、8脚デザインにしました。また、パーツ部分に関しても、一番荷重がかかる腰部は、組み立て部の幅を狭くすることで、強度をUPしています。

<特殊構造 その4> 振動低減のための低重心化
「重心の法則」を用いました。

例えば、台風や地震などの際、重心が低いほど物体は倒れにくくなります。これは、物体が倒れる際にかかるトルク(回転力)が小さくなるためです。この原理から、「立ち上がりのしやすさ」を考慮しつつ、ベッドフレームの重心を、できるだけ床から低く設計することで、安定性を高めています。


これらの4つの特殊構造を創り上げることで、きしみや揺れは大きく改善しました。
当店が考えていたデメリットがクリアになったのです!

頑丈な構造で、横になった際の不安を軽減でき、心身ともに安心を提供し、快適な睡眠をサポートするために細部にまで想いを込めた安心設計になっています。

今までにない、組立ベッドのハイクオリティー化の実現に成功しました!!

◆当店からのメッセージ


多様なライフスタイルがある中、ライフステージが変わっても手軽にずっと使い続けられる、生活者の皆さまのライフスタイルに寄り添ったベッドフレームを提供したいと思い開発を進めました。

ベッドは大きすぎて、設置・解体・移動が大変・・・
そんなベッドフレームに対する今までの概念を覆すことで、大きなモノを移動する精神的な負担も軽減できるのでは、と思っています。

引っ越し回数が多い転勤族の方や単身赴任の方に。
また、進学や就職で住環境が変わる方に。
さらに、戸建て住宅内での2階から1階への移動などを必要とする方の
お役に立つことができれば幸いです。

国産ひのき製組立ベッド 「もくみん+(プラス)」について
もっと詳しく知りたい方は、商品詳細ページからご覧ください▼

「もくみん+(プラス)」商品詳細ページ


「なぜ、ひのき製組立ベッドなのか?」は、こちらも併せてご覧ください▼


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