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#Zoomでハナキン1204 に参加しました

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今週も、世界中の日本語教師の皆さんとイチャコラできるオンラインイベントに参加しました。↑このリンク先のツイートを見るだけで、どんな様子なのかが少し分かると思います。

具体的に何をしているかと言うと、Zoomのブレイクアウトルームの機能を利用して、上限の50部屋までテーマ別に部屋を作り、時間帯ごとに好きな部屋に移動して(居座るのもあり)話したり聞いたり食べたり飲んだり体操したり歌ったり弾いたりします。詳しくはこちらのwebsiteを御覧ください。

ぼっちベンチ(Buddy Bench)用の部屋

これはとても素晴らしい試みだと思います。N子さんが提案してくださった「お一人様がちょっと寂しい方の部屋」(原題ママ)という部屋で、この部屋に誰かいたら、誰かが声をかけてあげようね、ということです。アイルランドの小学校でよく見られるバディ・ベンチ("Buddy benches")を参考にしたそうで、「ぼっちベンチ」というのは筆者が調子に乗って付けた名前なのでN子さんは関係ありません。

「ハナキンの中の人」こと村上先生から「初参加の人が戸惑っている」「知り合い同士で固まって話しているように見えるらしい」というような話(たぶん。不正確だったらすいません)があって、みんなでどうしよう、じゃあこうしようとかtwitter上でよく話すのですが、このアイデアもそのような経緯を意識してのことかと思います。

この記事の中で「特に6〜9歳の子供に有効」という下りがあって、大人にも有効なんだろうか?とも思いましたが、「寂しい」と思うかどうかは別として、ハナキンでも「お、おう。おもしろい部屋がねぇぞ…どうするべ」という瞬間は確かにあります。特定の部屋に大多数の人が集中して、他の部屋がガラガラになる時などに起こりがちで、いまみんながいる部屋の話題に興味がない、あるいは失礼ながらその部屋があんまりおもしろくないと思うときには、困ってしまうかもしれません。

そもそも部屋が大人数になってしまった時は、途端にセミナー形式みたいに堅苦しくなってしまう傾向があると思います。1人の話を聞くだけならその方が良いですが、みんなで意見交換したり、お互いのことを知りたいときなどは、かなり高度なファシリテーションが必要になると思います。

そんな時には、ぼっちベンチでだらだらしましょう。誰か来て遊んでくれるでしょう。あ、ギター部でもいいですよ!ギター部。タイミングによってはひたすら練習してるのを聞かされるかもしれませんが、ぜんぜん練習しないでダラけてるときもあります。部室ですから。一見さん歓迎。

コミュニティはフラットに「見せかける」必要がある

これは以前「『ハナキンがこわい』という未経験者に来てもらうには」という部屋でもすこしお話したことです。自発性に依存するコミュニティは、盛り上がりを見せた後、多くはやがて衰退していきます。これは寿命があるというよりは、世代交代が上手く行かないと消えていくということです。世代交代と言うと大げさですが、要するに「後から来た人が積極的に関与したくなるような場作りができているか」ということです。これが上手くできなければ、コミュニティはやがて分裂や消滅を迎えます。

試しに参加してみた人が(実際にはそうでなくても)「すっごく偉い人と常連の人が固まっていて、私のような新参者は云々〜」とか「自分にはよくわからない所で意思決定が行われている」みたいな認識を持ってしまったら、いくら弁解をしても、失敗です。その人にとっては、そのコミュニティは面白くないでしょうから、また来たいとは思わないでしょう。

現実には、これまでに色々貢献や尽力してきた人はワケが分かっているし、また信用もあるでしょうから、その人のコミュニティ内での発言力が他の人よりも大きくなることはよくあることです。だから「新参者」にできることは(相対的に)限られている、というのはある意味では事実です。また新規参加者が、勝手が分かってきて積極的に活動ができるようになるまでには、ある程度の時間が必要です。そうなる前に「抗えない力関係」や疎外感のようなものを感じてしまっては、彼らが当初いくら興味を持ってくれていたとしても、去って行ってしまうでしょう。

そうならないためにも、たとえメンバー間で発言力や存在感の差が現実にあったとしても、そんなものはどこにもないよ!と振る舞うこと、ここでは誰もが同じように意見したり提案したりできるんだよ、という雰囲気を打ち出していくことが必要なのです。これは常連と呼ばれる人たちにとって、とても重要なことです。新規参加者はもちろん、筆者のように何かの間違い?で来てしまった、やや場違いな人でも「なんだかとっても居心地が良いので思わず長居してしまう」ような場にしましょう。

筆者は自称「日本語教育業界に異世界転生してしまったレベル999の元勇者」ですが、まったく関係ない異次元の世界からやってきたので、見るもの聞くものすべて初めてです。一方、筆者の持っているものもハナキンの皆さんにとっては目新しく、面白く映るようで、お互いに得るものがあるし、まあいいか、と思って楽しく過ごさせてもらってます。人やコミュニティは、このような外部の異質な人々との接触によって更新されていくことも多いのではないでしょうか。そのためにも、風通しの良い場作りに努めたいものです。

2020-12-08更新分:
Google Slidesのナビゲーションバーを隠す方法

さて、世界中の大ファンが仕事そっちのけで集まったM子さんの乾杯の音頭ですが、その途中、チャット内でMっちー姉の素朴な疑問をSくまさんが解決してくれた一幕がありました。とても参考になるテクニックなので、すこし深堀りして共有します。

Google Slidesでプレゼン中にマウスを動かすと、バーが出てきていろいろ隠れる。じゃま。やめて欲しい。

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このようなニーズです。M子さんのスライドを出すわけにもいきませんので、例として筆者のブルース講座のスライドをお楽しみ下さい。ご覧のスポンサーでお送り致します。ご覧の通りスポンサーはいませんので、どうかご支援を!

上図の左下にでているのが、ナビゲーションバーです。マウスを動かす度にこれがチラチラでてくるんですね。これを消したい、というのが目下の課題です。

[Mac]ScreenBrushを使う

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もし、マウスポインタでスライド内を指し示したい、強調したい、というような目的で、ナビゲーションバーが邪魔になるというのなら、これはMacのソフトですがScreenBrushという便利なツールがあります。上の図で、マウスを画面左下に持ってきて落書きしているのに、ナビゲーションバーが出ていませんね。このソフトはスクリーンの別のレイヤーに落書きをしているので、ブラウザ上のマウスオーバーが検知されないようです。

ScreenBrushは、Macでプレゼンをするなら必携です。無料版で十分使えますのでぜひお試し下さい。

WindowsにはZoomItという強力なツールがありますが、Google Slidesと組み合わせた時にナビゲーションバーが出るのか出ないのか、よく分かりません。どなたか試してみて教えて頂けると助かります。

追記:ばらじゅん先生が実験してくれました!ありがとうございます!

ナビゲーションバーは出ないようですね。Windowsをお使いの方は、ぜひZoomItを試してみて下さい。Microsoftが配布しているソフトです。

ナビゲーションバーをスライド最下部に固定する

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ハナキンでSくまさんが教えてくださったのが、この方法です。こうすると、画面最下部にナビゲーションバーが固定されているのがお分かりでしょうか。マウスを多用する人は、この方が安心でしょう。ただ、ナビゲーションバーを常時表示するため、スライド全体がやや縮小されるようです。黒い背景が見えるのはそのためです。

設定方法は、Google Slidesの(プレゼンモードにする前の)編集画面でブラウザのURLにある "edit" という文字列を "preview" に書き換えます。上図だと "preview" の後に “?slide=id" という文字列が見えますが、これは自動で付くので気にしなくて良いです。

なんかGoogle Docs全般にこういう小難しい技が多いのすが、とにかくURLの最後のスラッシュ以下を、

/preview

のように書き換えればよい、ということです。

ナビゲーションバーを完全に消す

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スライドをフルスクリーンで使いたい、黒いバーなど要らぬ!というときはこうすると完全に消えるようです。URLの末尾の edit を、先ほどと同じ preview に書き換え、さらにパラメータを付け足します。

/preview?rm=minimal

"rm"が何の略なのかよくわかりませんが、こうすると消えました。以上、Google Slidesの小技でした!

2020-12-11更新分:
みんなのおすすめを書き込むPadlet知恵袋

Dるまさん発案の部屋から案内されたのがPadletでした。集まった人が共有したいことを書き込んで、みんなの書き込みにコメントをつけていくという作業でしたが、皆さん手際が良くて、ああ、いつも授業でこういう演習をしてるのかな、と感心しました。実はこのようにグループでPadletの作業をするのは筆者は初めてだったのですが、みんなで一緒に作業している一体感のようなものがあって楽しいですね。これはクラス活動に良さそうです。

だんだんお婆ちゃんの知恵袋的な内容が増えてきてニヤニヤしてたんですが、集まった人がおもしろいから、できあがったおすすめ集もすごくおもしろかったです。これ、テーマを絞ればすごい知恵がたくさん集まりそうです。

Padletは、アーカイブできる!

Padletは無料プランの枚数制限(3つだけ…)で萎えてしまって、ぜんぜん触ってなかったのですが、今回とても楽しかったので見直しました。しかも、後日Dるまさんが教えてくださったのですが、Padletはアーカイブすれば、また新しいPadletを作れるのだそうです!これなら制限があってもやりくりできそうですね!ちぇけら!

おすすめヘッドセット:王者ELECOM

ハナキンの2次会界隈では、筆者の安物のヘッドセットの音がいい、といつからか評判になり、ついにYうさんが同じものを入手して、生徒さんにも音が以前より良くなったと言われたそうです。残念ながら、日本国外では入手が難しそうですが、そのヘッドセットをご紹介します。

ネックバンドと書いてありますが、耳に掛けるタイプです。髪型に影響しない、頭や耳が締め付けられない等のメリットがある反面、あまり長時間装着していると耳の裏が痛くなります。特に12時間以上ハナキンで遊んでいる重度のハナキン廃人の皆さんは、このヘッドセットを机に置いて話すのがおすすめです。マイクの感度がいいので、そのままでも普通に会話ができます。パソコンの音声はスピーカーから出しましょう。

全く同じ見た目で、USB接続のものと3.5mmミニプラグ接続のものがあります。買う時はご注意。

Dるまさんの愛用ピンマイク

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Dるまさんがご愛用のマイクを教えて下さいました。クリップで胸元に留めるタイプですが、るまさんはこのマイクを本立てに固定して、動きやすい状態で授業をしているそうです。

「でも、お高いんでしょう?」そう言いたくなるかもしれません。お任せ下さい!なんと今なら楽天で780円!しかも税込!クレイジー!

https://item.rakuten.co.jp/auc-prendre/pr-pinmic35/

2020-12-14更新分:
米国在住者要チェックの日本食材オンラインマーケット

Cコさんに教えていただきました。北米在住のみなさんは要チェックですね。味噌汁や和風のお惣菜が恋しい貴方。ちぇけら。

筆者は適応力が高いのか、在米中に日本食はまったくもって恋しくなりませんでした。というか日本に住んでいたときからカレーばっかり食べてましたから、ひとたび米国入りしたら早速インド人街のスーパーへ行って、出来合いのナンやMDHのレトルトカレー、インスタントのチャイ等々を買い漁ってウキウキしてました。もうすごいんですよ!ニューヨーク市はクイーンズ地区のその駅で地下鉄(その駅は高架ですが)を降りた瞬間に、もうスパイス臭がするんですよ!街角ではコーヒーじゃなくてチャイを売ってるんですよ!詳しいことはハナキンで会ったときにでもきいてくださいね!

マンハッタン、ブラックモンブラン、ミルクック、トラキチくん

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それはMっちー弟のつぶやきから始まりました。ちょっと引用します。

子供の頃、マンハッタンっていう菓子パンが大好きだった。
九州の人にしか通じないかな…。🍩
ryoyupan.co.jp/manhattan.html

「マンハッタン」とは、九州で有名なお菓子の名前らしいです。そうこうしていると、別の指示が飛んできました。

あと、アイスだけどブラックモンブランも試してみて。

ハナキンとほぼ何も関係ないのですが、ハナキン関係者から次々とタレコミがあり、たまたま福岡にいた筆者はこれら未知のアイテムをコンプリートするべくラクダの背に飛び乗り、博多は天神地区へと冒険に出たのでした。

まず、そもそもこれらはスーパーで買えるのだろうか?この疑問に即座に北欧から回答が寄せられます。

本稿執筆時点で、博多ではイオン系のマックスバリュが幅を利かせていますが、もっと地元資本のお店に行かないとダメかしら?とにかく行ってみるしかなさそうです。ていうか名前増えてるんだけど。ミルクックってなんだ?

そこへ、愛知からタレこみが…

今度はトラキチくん!次々とターゲットが増えていきます。くじけそうになる筆者に世界各地から応援が届きます。

全部集めると、今まで入れなかったエリアに入れるようになるよ。

結局、スーパー2軒をハシゴして全てのアイテムを回収し、任務を達成できました。マンハッタンの見た目はチョコレートがけのドーナツなのですが、味は沖縄のサーターアンダギーそのものでした。ブラックモンブランは王道な感じのアイスクリームです。そう、種類別アイスクリームを名乗れるこの特別なブラックモンブランは、その名も「スペシャル ブラックモンブラン」。通常はアイスミルクなのだそうです。トラキチくんはヘナヘナで不思議な食感、ミルクックはガリガリ君のような氷菓でした。博多は寒かったので最後に食べたミルクックは足湯に浸かりながら食べました。グレタさんごめんなさい。

[2次会] インサイダーゲーム

ゲーム部屋にお邪魔して久しぶりにインサイダーゲームをやりました。みんな頭の回転が速くて、上手に状況分析するんですよね。でも、インサイダーはしゃあしゃあと嘘をつくんですよ。だからみんなで疑心暗鬼になって、罪のないDるまさんを吊し上げてしまいました。

最初は人狼部だった面々が、どんどんゲームのレパートリーを増やしていって、いまではオンラインでボードゲームまでやる立派なゲーム部になっています。人数に合わせて最適なゲームを選べるくらい選択肢の幅があるみたいなので、ハナキン参加時にお気軽にお声がけください。ゲーム部屋もありますので。

[2次会] 今週のギター部

今週は(というか既に先週ですが)盛りだくさんでした。

「二十二歳の別れ」ハーモニクスで夫婦円満

先週やったハーモニクスのテクニックを勉強してきたTまこさんから、伊勢正三の曲のここの音はどうやって出すんだと質問。普通のギターのチューニングでは出ない音だったのでググってみると、3カポで弾いているとのこと。どうやらTまこさん家ではこの音をめぐって「なんでできないのよ」「これは難しいんだってば」(脚色筆者)みたいなやりとりがご家庭内であったらしく、あまり簡単にできてしまっては夫婦関係に亀裂をもたらしてしまうところでした。3カポ7フレットという特殊な状況が判明して、めでたく夫婦円満です。

フィンガーエクササイズ

まだギターを始めて間もない部員が多いギター部ですが、そんなみなさんにフィンガーエクササイズが好評でした。ギターや他の弦楽器でも弾かない限りは使わないような指の筋肉(実は腕の筋肉だったりします)があるんですよね。だからこういう機械的な訓練は確かに一定の効果があり、特に初心者はやればやるほど上手くなると思います。しかもテンポを変えれば難易度を調整しやすく、また定量化・評価しやすいので、きれいな音が速く正確に出せるようになった!というような達成感が得られます。

しかし、機械的な訓練にも注意すべき点があります。それは、フィンガーエクササイズだけやっていても、なんだかすごく練習した気になってしまう、という落とし穴です。何のための基礎練習なのでしたっけ?あなたは永遠に続く半音階を奏でるためにギターやウクレレを始めたわけではないですよね。それはステージで弾くものではないし、おそらくあなたが楽器を弾こうと思ったきっかけでもないでしょう。ですから、練習する時は必ず「音楽を演奏すること」に一番多くの時間を割きましょう。なぜなら、あなたはミュージシャンだからです。

H子さんちの夫婦セッション

H子さんちのご夫婦でジングルベルを弾いてくれました!最初はAランさんの弾くベースの音がよく聞こえなかったのでアンコール。シャイなのか、絶対にカメラの前には出てきてくれません。また演奏聞かせてくださいねー。

[2次会] 今週のM言葉:「だいこんあし」は褒め言葉だった

2次会の楽しみと言えば、M子さんがあのノリで唐突に紹介してくれる言葉のうんちく(あるいは新語)です。実はM子さんご本人もそのつもりで話すわけではないので、我々は今週のM言葉が何なのか、わくわくしながらM子さんの話を聴いているのです。もうその時が来た瞬間に「Mことばキター!」となります。今週は「大根足」でした。もともとは色の白さを褒める言葉だったとか。

[2次会] 今週の #どやさ支部

ハナキンでおなじみの、あの先生やこの先生がいろいろ悪だくみ(という名の実験)をしているのが、どやさ支部です。今回も筆者は寝落ちしてしまいましたが、何やら目新しいサービスについてCコさんがチャットに書き残してくれていたので、調べてみました。wonder.me です。

https://wonder.me

すこしいじってみた印象は、spatial.chat のすこし使いやすい版かな?というものでした。spatial.chat をご存じない方はこちら。タイのBじゅん先生が授業で使われていたようです。

どちらも、大きな仮想の部屋の中で、参加者のアバター(アイコン)が動き回って話をする、というものだと思います。後日、BじゅんさんやHなこさんが実際に授業でwonder.meを使ってみて感触を教えてくれました。

なんだか面白そうですね。年末にこれを使ったイベントの企画をやろうというアイデアも出ています。ハナキンの1次会でも実験する部屋が欲しいですね。作りましょう。

年末年始のハナキンはお休み?

いやいや気がついたら、もう半年以上お邪魔してます、#Zoomでハナキン!もう年末ですよ!アルゼンチンの某メロンパンナちゃんによると、年末年始(12/25と1/1)のハナキンはお休みらしいです。村上先生にきいてみたんだって。

その代わり?なんかすごい忘年会のアイデアもでてきましたよ。

○時間耐久の忘年会みたいな感じなんでしょうか。世界中で日付が変わる度にあけましておめでとうです。その後2日くらい廃人になっても大丈夫な日程でやろうね!笑

つづく

ぜんぜん書ききれないので、随時更新します!

らいけんと申します。音楽を教えたりブログを書いたりしています。頂いたご支援は音楽活動やコンテンツ制作のガソリンとなっております。本当にありがとうございます!