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Soul Remedy

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「Soul Remedy (魂のためのレメディ)」 変化の時代に知っておくと便利な心身のケア、心の免疫力アップ、ストレス解消の方法などを綴っています。
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記事一覧

【夢喫茶*Dream Cafe*(9)夜みる夢とイニシエーション】

春ですね ここイギリスではいたるところで水仙やクロッカスが咲き、街や公園がようやくカラフルになってきました。少し前には桜によく似た(というか、ずっと桜だと思い込んでいた!)チェリープラムの花がどこも満開で、日本のお花見を懐かしく思い出していました。 お花は綺麗だけど、植物が芽吹く時のエネルギーは結構パワフル。お天気も不安定なせいか、春はなんとなく心身の不調感があるという方も多いのではと思います。 夜見る夢とイニシエーション さて、私はイギリスで毎月、夢解きの会『ドリー

【夢喫茶*Dream Cafe*(8) 「昼間にみる夢」のメッセージ】 

          ⭐️ 🌞 ⭐️ 🌞 ⭐️  私たちは外国の海辺の街に来ていました。泊まっている場所はマンションの最上階にあり、海が見える小さなベランダが付いていました。  夕暮れ時にベランダに出た私たちは、部屋が寒くなるといけないので後ろ手で重いガラスのドアを閉めました。するとカチッと嫌な音がして、なんとドアの外に締め出されてしまったことに気づきました。  言葉がろくに通じない外国の暗いベランダに取り残され、地面ははるか下の方。しかも携帯も持っていません。どうしよう?と心

集中することと、ゆるめること・・ドライアイ、ホットアイマスク、そしてルーマニア

イギリスも暖かくなりました 前回のブログから何ヶ月も経ってしまいました。 こちらはようやく晴天の日々が続くような季節となり、イギリスにいながら太陽を満喫できる喜びに浸っています。 ドライアイになってしまいました 私はこのところ以前よりも目が疲れやすくなり、残念ながらなかなかブログをアップしたり記事をチェックしたりできない状態が続いています。先日はとうとうドライアイの診断を受けてしまい、ホットアイマスクを日に何度かするようになりました。 パソコンで執筆などする中でどう

「今年は特に春の気配を強く感じる」ということ、ありませんか?

新しい季節の前触れ ここイギリスでは肌寒い日が続くとはいえ、少しずつクロッカスや水仙などが顔を出すようになりました。皆様はいかがお過ごしでしょうか。 さて、個人的に2月初旬ごろから、「外は真冬の寒さなのに春らしいエネルギーを強く感じる」ということが続いています。昨年までにはなかった感覚で、知り合いにこのことを話すと、多くの人が同じような感覚を持っているとのこと。皆様はいかがでしょうか。 この感覚は、季節的に春がもうすぐというだけでなく、(大きな話になってしまいますが

30年前に自分が書いた手紙を読み返しながらのタイムトラベル 〜イギリス生活事情編(その3)〜

このシリーズでは、30年前にイギリスに住んでいたときに両親に宛てた手紙たちと再会を果たし、それらを2022年の今読んで面白いと思ったこと、気づいたことなどをご紹介しています。今回はその1、その2に引き続き、イギリスの住宅事情に絡めて、初めてのロンドン暮らしをしたときのこと、そしてひょんなことからハリウッド・スターの昔のお宅拝見ができてしまったときのこぼれ話、などを綴ってみます。 ロンドンの住宅事情 30年前の10ヶ月間は、ウェスト・ハムステッドというロンドン北西にある閑静

30年前に自分が書いた手紙を読み返しながらのタイムトラベル 〜イギリス生活事情編(その2)〜

前回から、30年前にイギリスに住んでいたときに両親に宛てた20通の手紙を2022年の今読んで面白いと思ったこと、気づいたことなどをご紹介しています。手紙には昔と変わらないイギリスの姿や今とは全く違う姿などが、若い自分の目を通して描かれていて、今あらためて読み直してみると、新たな発見がたくさんあることがわかりました。 今回は前回に引き続き、90年代初頭のイギリスの生活事情などを現在の様子と照らし合わせながらご紹介します。 30年前のイギリスの物価にため息 その頃一人旅

30年前に自分が書いた手紙を読み返しながらのタイムトラベル 〜イギリス生活事情編〜

30年前の手紙と再会を果たすまで・・長い前置き 私はイギリスのロンドンに住み始めて14年になるのですが、実は20代の頃にも一度、仕事で10ヶ月ほどロンドンで暮らしていました。今は臨床心理とか代替療法のセラピストなどしていますが、その世界に入る一歩前の人生の時期・・遠い昔の話です。 大学を卒業して、友人たちは一流企業でバリバリと働いているのに、私は何をやりたいのかわからずに、とりあえず定時で帰れる事務職をしていた毎日。その職場でのひょんな出会いから、なぜか日本では無名のイ

魂が満たされる空間を求めて(2)

前回の記事では、「そこに身を置いていると、心身が喜んだり、魂が満たされるような街並みや建物」などについて触れてみました。その後、自分が住む街や訪れた先の街を、以前よりも少し気をつけて観察するということを続けています。すると、以前は気づかなかったような建物の造りが目に入ったりするようになりました。今回は、そんな中で目に留まったものをいくつか写真とともにご紹介します。また、先週ヘイスティングスという港町を訪れたのですが、この街で見つけた建物や街の一角もお伝えします。 *** 

魂が満たされる空間を求めて (1)

迷い込んだ場所で見つけたもの 少し前に、これまで訪れたことがないイギリスの郊外に車で行った時、ふとした拍子にルートを外れ、知らない村に迷い込んでしまうということがありました。 その村は、商店などもある通りからさほど離れていないのにも関わらず、緑に囲まれて外から守られた空間で、さながら秘境のよう。車道より高いところに細い水路が通っており、そこに沿って散歩道が続いています。途中、かなりの時を経てきたらしい石造りの可憐な噴水が水際に立っているのが見えました。村にある数少ない建物

「急展開」と「案外時間がかかる」の2種類の波を乗り切るには

いつもとちょっと違う新年の幕開けでした。。 新年が明けてあっという間に一ヶ月が経とうとしていますが、皆様はここまでの2022年をどのようにお過ごしでしょうか。 私にとって今年の年始で印象的だったのは、元旦になった途端に、松の内がとうに過ぎてしまったかのような、普通の日常が既に始まったような感覚があったことでした。我が家はイギリス暮らしということと、家族の文化的なことがあるので、年末にクリスマスの飾りつけをするのですが、普段は1月の一週目の終わりごろ、遅い時には中旬ごろまで飾

アナログとデジタルの間(はざま)で

凸凹がある街並 私が今住んでいるロンドン北部の町は、遠い昔に世界史で習った「薔薇戦争」の舞台にもなった場所ということで、今でも町の所々に昔の面影を見ることができます。私は森や海などの自然の他に、人々が創意工夫で作り上げてきた建物や街並みの中に身を置くのも好きで、近所を散歩しながら味わいのある昔風の造りや細工、壁のちょっとした凹凸などを眺めるのが楽しみのひとつとなっています。 以前住んでいたベルギーのアール・ヌーボーの家が立ち並ぶ通り、スペインやギリシャの白い村、昔の面影が残

イギリスの中の異国、ウェールズ

前回のブログからずいぶんと間が空いてしまいました。 ここ数ヶ月、とあるプロジェクトに関わらせていただくことになり、それはそれで非常にありがたいことだったのですが、多忙でパソコン作業が普段の数倍に。仕事がひと段落した今月、心身のリフレッシュのためにウェールズに一週間ほど滞在してきました。 海外旅行はおろか、イギリスでは外食も禁止の日々が続いた昨年と今年。旅行と呼べるものは1年半以上ぶりです。しかも寒くて雨が多いイギリスの春秋冬から逃げるように、ここ数年は南欧ばかり行っていた

「あっ、なるほど」が持つ力(3)

積極的に自分の癒しに「参加する」前回、前々回の記事を通して、 *「言葉にしたり、意味が腑に落ちることで真の変容や治癒が起きるのでは」 ということ、また、 *代替療法のように微細なエネルギーにはたらきかける療法を受けるときにも、ただ受け身で受けるのではなく、自分の心身の症状に関して、「あっ、今この症状があるのは、こういう意味だったのか」という腑に落ち感や、「今までのあり方を変えてみよう」のような振り返りのようなものがあるとよいのでは、と いうことを書いてみました。 受

「あっ、なるほど」が持つ力(2)

「括ること」と腑に落ち感 前回の記事では、悩んでいたり、困ったことがあっても、 「あっ、なるほど、この悩みはこういう意味だったのか」とか 「今は大事な時なのでこういう出来事に出会うこともあるんだ」 のように、ある枠組みの中に、器に入れるような感じで括る(くくる)ことができると、問題自体は解決していなくても、なにかほっとするような安定感や安心感が生まれることがある、というようなことをお伝えしました。それは、単に頭で分かるのとは少し質が違う、「腑に落ち感」みたいなものといえ