坂元仁美 /ホリスティック・セラピスト、臨床心理士

イギリス、日本、オンラインで心理療法に代替療法を織り込んだセッションやワークショップを…

坂元仁美 /ホリスティック・セラピスト、臨床心理士

イギリス、日本、オンラインで心理療法に代替療法を織り込んだセッションやワークショップを提供しています。日常生活の中でちょっと意識を広げて生きるためのヒントや、その時々に思ったことを綴っています。www.soulremedy.me

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最近の記事

【夢喫茶*Dream Cafe*(9)夜みる夢とイニシエーション】

春ですね ここイギリスではいたるところで水仙やクロッカスが咲き、街や公園がようやくカラフルになってきました。少し前には桜によく似た(というか、ずっと桜だと思い込んでいた!)チェリープラムの花がどこも満開で、日本のお花見を懐かしく思い出していました。 お花は綺麗だけど、植物が芽吹く時のエネルギーは結構パワフル。お天気も不安定なせいか、春はなんとなく心身の不調感があるという方も多いのではと思います。 夜見る夢とイニシエーション さて、私はイギリスで毎月、夢解きの会『ドリー

    • 【夢喫茶*Dream Cafe*(8) 「昼間にみる夢」のメッセージ】 

                ⭐️ 🌞 ⭐️ 🌞 ⭐️  私たちは外国の海辺の街に来ていました。泊まっている場所はマンションの最上階にあり、海が見える小さなベランダが付いていました。  夕暮れ時にベランダに出た私たちは、部屋が寒くなるといけないので後ろ手で重いガラスのドアを閉めました。するとカチッと嫌な音がして、なんとドアの外に締め出されてしまったことに気づきました。  言葉がろくに通じない外国の暗いベランダに取り残され、地面ははるか下の方。しかも携帯も持っていません。どうしよう?と心

      • 【夢喫茶*Dream Cafe*(7)夢に出てくる服装には意味がある?ハロウィーンの仮装と夢の接点】

        ハロウィーンですね 気づいたら前回の夢喫茶から随分間が空いてしまいました。私が住むロンドンは冷夏を経て、すでにダウンコートを着たり、朝晩暖房をつけるような寒い季節が始まりました。そして今日はハロウィーン。町中で骸骨やお化けの飾り付け、そして大きなオレンジのパンプキンたちが存在感を示しています。🎃 仮装をして街を歩いたり、独特の飾り付けでパーティーをする今のような形のハロウィーンはアメリカ発のものですが、今ではすっかりイギリスや日本でも恒例の行事になっています。ここまで広が

        • 集中することと、ゆるめること・・ドライアイ、ホットアイマスク、そしてルーマニア

          イギリスも暖かくなりました 前回のブログから何ヶ月も経ってしまいました。 こちらはようやく晴天の日々が続くような季節となり、イギリスにいながら太陽を満喫できる喜びに浸っています。 ドライアイになってしまいました 私はこのところ以前よりも目が疲れやすくなり、残念ながらなかなかブログをアップしたり記事をチェックしたりできない状態が続いています。先日はとうとうドライアイの診断を受けてしまい、ホットアイマスクを日に何度かするようになりました。 パソコンで執筆などする中でどう

        【夢喫茶*Dream Cafe*(9)夜みる夢とイニシエーション】

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        • 夢喫茶*Dream Cafe*
          10本
        • Soul Remedy
          30本
        • UK Life イギリスでの日々
          9本
        • Soul Food ソウル・フード
          3本

        記事

          「今年は特に春の気配を強く感じる」ということ、ありませんか?

          新しい季節の前触れ ここイギリスでは肌寒い日が続くとはいえ、少しずつクロッカスや水仙などが顔を出すようになりました。皆様はいかがお過ごしでしょうか。 さて、個人的に2月初旬ごろから、「外は真冬の寒さなのに春らしいエネルギーを強く感じる」ということが続いています。昨年までにはなかった感覚で、知り合いにこのことを話すと、多くの人が同じような感覚を持っているとのこと。皆様はいかがでしょうか。 この感覚は、季節的に春がもうすぐというだけでなく、(大きな話になってしまいますが

          「今年は特に春の気配を強く感じる」ということ、ありませんか?

          30年前に自分が書いた手紙を読みながらのタイムトラベル 〜スコットランド、湖水地方一人旅編(その2)〜

          「30年前に自分が書いた手紙」シリーズ、前回に引き続き、初めて北の地、スコットランドや湖水地方を一人旅したときのことをもう少しだけご紹介します。太字の部分が手紙の抜粋です。 泥棒がいない町 「インヴァネスからスコットランドの西にあるスカイ島に移動しました。途中の景色はイギリス一と言われるだけあり、まさに圧巻でした」 ネス湖があるインヴァネスから最果ての島、スカイ島へ。そこでのことは手紙には書かれていないのですが、一つだけ印象に残っていることがあります。 いつもは旅先の

          30年前に自分が書いた手紙を読みながらのタイムトラベル 〜スコットランド、湖水地方一人旅編(その2)〜

          30年前に自分が書いた手紙を読みながらのタイムトラベル 〜スコットランド、湖水地方一人旅編(その1)〜

          このシリーズでは、30年前にイギリスに10ヶ月住んでいた時に両親に宛てて書いた手紙を今読んでみてハッと気づいたこと、懐かしく思い出したことなどをご紹介しています。前回までは、手紙と再会を果たすまでの経緯に始まり、イギリスでの30年前の生活のことについて書いてみました(イギリス生活事情編その1、その2、その3)。 さて、その頃ロンドンに住んでいた私は、仕事も頑張っていましたが、かなりフットワーク軽く旅も楽しんでおり、週末にふらりと一人旅をしたり、ちょっと長めのお休みをとって遠

          30年前に自分が書いた手紙を読みながらのタイムトラベル 〜スコットランド、湖水地方一人旅編(その1)〜

          【夢喫茶*Dream Cafe*(6)夢占い的でない初夢のひもとき方】

          明けましておめでとうございます 本年もどうぞよろしくお願いいたします。 私が住むイギリスでは今年もニューイヤーズイブのカウントダウン前後、町中で花火が上がり、光と爆音の中で新年を迎えました。この新年の風習、何か清々しい気持ちになり結構気に入っています。 さて、新年の風習といえば、日本では「一富士、二鷹、三茄子」と、初夢によって一年を占うというものがありますが、皆様はこのお正月前後で何か印象に残るような夢を見たでしょうか? 今日はお正月にちなみ、「何かの始まりのときにみ

          【夢喫茶*Dream Cafe*(6)夢占い的でない初夢のひもとき方】

          【夢喫茶*Dream Cafe*(5)現実と夢のシンクロ 〜予知夢の不思議〜】

          この夢喫茶シリーズでは、「夜みる夢のメッセージには自己成長や人生に役立つためのメッセージが含まれている」という考えをもとに、夢のひもとく際のヒントなどについてお伝えしてきました。 さて、ロンドンで定期的に開催している夢の会、ドリーム・カフェの参加者の方から、よくこんな質問を受けることがあります; 「予知夢の場合は自己成長云々とは関係ないのでは?」 そこで今日はその予知夢について、私の体験や考えも交えながら、少し書いてみようと思います。 予知夢の仕組み

          【夢喫茶*Dream Cafe*(5)現実と夢のシンクロ 〜予知夢の不思議〜】

          【夢喫茶*Dream Cafe*(4)夢のメッセージをひもとくためのヒント】

          Kさんがみた夢           ⭐️🌛    ⭐️🌛    ⭐️🌛 「私は見知らぬ街を一人で歩いていました。私の専門分野の大会が開かれている建物を探していたのです。 しばらくしてやっとその建物にたどり着きました。灰色で味気ない箱型のビルです。入り口を探そうとするのですが、なかなか見つかりません。 建物の周りをぐるりと周ると、外階段が見つかりました。私は仕方なく、まずはその外階段を使って3階くらいまで上がってから、ドアを開けてビルの中に入っていきました。 ビル

          【夢喫茶*Dream Cafe*(4)夢のメッセージをひもとくためのヒント】

          【夢喫茶*Dream Cafe*(3)夢の中で出会うキャラクターたち】

                  ⭐️🌛    ⭐️🌛    ⭐️🌛  僕はおばあちゃんの家に来ていて、何をするでもなく庭をぼんやりと眺めていました。 広々とした庭には二羽のニワトリと一匹の犬が、何かに慌てているかのように走り回っています。別に一方がもう一方を追いかけているというわけではなく、二羽と一匹はただただ庭をぐるぐると駆け回っていました。 しばらくすると、庭の物置の陰から熊が姿を現しました。 ニワトリたちはますます慌てて、羽をバタバタさせながら盲滅法に走り回ります。一方の

          【夢喫茶*Dream Cafe*(3)夢の中で出会うキャラクターたち】

          【夢喫茶*Dream Cafe*(2)】 繰り返しみる夢には意味がある? 〜夢が持つ役割とは〜

          前回の記事では、夢を思い出しやすくなるためのヒント、夢日記をつけるにあたり知っておくと良いことなどについてお伝えしました。今回は、同じ夢を繰り返し見ることにはどのような意味があるのか、ということに絡めて、夢が持つ役割について少し書いてみたいと思います。 25年間繰り返しみた夢 私がロンドンで主催している、夜見る夢について語り合ったり取り組んだりする集い『Dream Cafe』に、あるときオフィスに勤務するAさんという女性がやってきました。「25年間、似たような夢を見続

          【夢喫茶*Dream Cafe*(2)】 繰り返しみる夢には意味がある? 〜夢が持つ役割とは〜

          【夢喫茶*Dream Cafe*(1)】夢と仲良くなる・夢日記をつけてみる

                ⭐️🌛    ⭐️🌛    ⭐️🌛    夢は「遠い国からはるばるやって来てくれる訪問者」のようなもの。 でも、この客人はかなりの恥ずかしがり屋さんでもあります。 小さな声で何かを囁いたと思うと、すぐにさっと隠れてまう。 こちらもつい忙しさにかまけて、その声に耳を傾けることをやめて しまったり、最初からないことにしてしまったり。 今度、「夢」という名の訪問者の小さなノックに気づいたら、 ドアをそっと開けて招き入れてみましょう。ふだんよりもペースを少しだけ落

          【夢喫茶*Dream Cafe*(1)】夢と仲良くなる・夢日記をつけてみる

          夢喫茶*Dream Cafe*へようこそ:〜夜みる夢のメッセージをひもとく〜

          夢からのメッセージ 「夢に意味なんてあるの?」 「以前見た面白い夢が今でも忘れられない」 「変な夢を見たんだけど、悪いことが起こる前兆だったらどうしよう」 ・・夜見る夢に関する体験や思いは人によってさまざまかと思います。 私は臨床心理士、セミナー講師として90年代から日本や国外に住むたくさんの方々とお会いする中で、夜見る夢について伺ったり話し合う機会が多いのですが、その経験から、全ての夢にとは限らないけれども、やはり多くの夢には意味がある、そして夢につい

          夢喫茶*Dream Cafe*へようこそ:〜夜みる夢のメッセージをひもとく〜

          30年前に自分が書いた手紙を読み返しながらのタイムトラベル 〜イギリス生活事情編(その3)〜

          このシリーズでは、30年前にイギリスに住んでいたときに両親に宛てた手紙たちと再会を果たし、それらを2022年の今読んで面白いと思ったこと、気づいたことなどをご紹介しています。今回はその1、その2に引き続き、イギリスの住宅事情に絡めて、初めてのロンドン暮らしをしたときのこと、そしてひょんなことからハリウッド・スターの昔のお宅拝見ができてしまったときのこぼれ話、などを綴ってみます。 ロンドンの住宅事情 30年前の10ヶ月間は、ウェスト・ハムステッドというロンドン北西にある閑静

          30年前に自分が書いた手紙を読み返しながらのタイムトラベル 〜イギリス生活事情編(その3)〜

          30年前に自分が書いた手紙を読み返しながらのタイムトラベル 〜イギリス生活事情編(その2)〜

          前回から、30年前にイギリスに住んでいたときに両親に宛てた20通の手紙を2022年の今読んで面白いと思ったこと、気づいたことなどをご紹介しています。手紙には昔と変わらないイギリスの姿や今とは全く違う姿などが、若い自分の目を通して描かれていて、今あらためて読み直してみると、新たな発見がたくさんあることがわかりました。 今回は前回に引き続き、90年代初頭のイギリスの生活事情などを現在の様子と照らし合わせながらご紹介します。 30年前のイギリスの物価にため息 その頃一人旅

          30年前に自分が書いた手紙を読み返しながらのタイムトラベル 〜イギリス生活事情編(その2)〜