新アルバムに関して ~ 新作 Qualia Vol.4 など~
2020年末頃、日々に体感する「クオリア」をかたちにしてみようと制作が始まった"Qualia"シリーズ。2021年の8月にVol.1、10月にVol.2、12月にVol.3を発表し
ました。
当初はこの3作にて完結であると思っておりましたが、2023年の初め頃にふと再び第四弾を紡いだ末に終えようと考えを改めました。
様々な体験や状況に向き合う中で「クオリア」を残すという表題に加えて自分と身の回りの変化を再確認、再認識するという機会となっているのだと近づいたり離れたりすることで気づかされました。
2023年12月7日にデジタルリリースする"Qualia (Deluxe)"にシリーズ新作として含まれる"Qualia Vol.4" ここにも「自分のそのときのそのまま」がかたちになっているのだと思います。
過去3作にはそれぞれを表す言葉がありVol.1は「溶解」(solution)、Vol.2は「集積」(accumulation)、Vol.3は「接触」(contact)でした。
Vol.4は「経過」(passage)です。過去3作を経てつくられたこと、また自身の今までと今からのターニングポイントとして新作が産み出されたことを表しているのかもしれません。
40曲4部構成の2時間を超える総集編、4作を1つにまとめアルバムになりました。10曲ずつの区切り目に沿って聴いていただくとVol.1, Vol.2, Vol.3, Vol.4それぞれを体感できるのでおすすめです。
このように完結してもぼく自身の中には未だに定まらない何かはあります。ですが、このシリーズを通してはっきりと浮き出てきた印象がありました。「記憶と忘却の往来」です。
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