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白血病入院生活(地固め療法2回目3週目)2020/07/09~07/15

~冒頭~

こんにちは。
こんばんは。

私は「本当にあり得ない」と思う時は
妻に「まじアリエッティ!!」と言います。

どうも病院を借り住まいとしております38歳です。
入院生活も3週間が経過しました。
昨日までの日記を書かせて頂きます。
この1週間は発熱もあり、静かにしておりました。
それではでは。

~7月9日~

前日の夜から37.5℃の熱が出始める。
病棟は26℃の空調で管理されていますが、
寒気を感じるのでパーカーを着て寝床に入ります。
しかし、スマホを見てしまい、
移植後に亡くなられた方の日記を読んでしまいました。
寝れずに一人で「コワイコワイコワイコワイ」
とこんな感情に襲われていました。
とはいいつつ不安に抗うことも大事です。
そんなことより寝不足が問題。

6:00に体温を測ると37.2℃。
熱は上がっていないものの頭が痛い。

この日からジャドニュ顆粒という鉄過剰摂取を防止する薬を処方される。
鉄って摂れば良いというものじゃないんですね。
気を遣ってドライイチジクとかドライプルーンとか家にいっぱいあるのに。。

看護師さんからヘアドネーションを実際にした人がいることを知る。
今度話しを聞いてみよう。

午後からは血小板輸血。無事に終わりました。

~7月10日~

朝の検温37.1℃熱も上がらずキープ出来ていますが、舌に出来物が出来る。
朝の医師採血時、医師の白衣の袖口に”Michel Klein”の文字が見えたので
「ファッションブランドも白衣って作っているんですね」と聞くと
「支給される白衣以外は個々人が購入している」ことや、
「スポーツブランドなども作っていて値段はピンキリ」、
「値段の高い白衣に血が付いたら時などは泣きそうになる」、
「医師歴の長い方の袖口や裏側などはスーツと同様こだわりがある白衣がある」
などなど色々と教えてくれました。
なるほどなるほどと医師回診時に見てみようーと。。

午前中ウォーキングをするも1600歩で下腹部に違和感を感じ中断。
移植後の患者さんと廊下であったので「元気ですか?」と聞いたら、笑いながら「元気じゃねーよ」と返してくれました。そっか、元気じゃないから病院いること忘れてましたw

午後、再度ウォーキングチャレンジも1200歩で腹痛。中断。
この日の私の担当はロッテ好きの看護師さんの為、この日ニュースになっていたジョンソン退団の話題で盛り上がりました。

夕方医師回診にて炎症値が上がっているらしく熱が上がると思われる。
18:00体温測定38.1℃。
出ました。採血し培養検査。
そして抗生剤この日から開始です。
しゃーない。どんまい。

18:30
39.1℃
2時間前に入れた洗濯を取りに行ったら、「熱ある時は看護師を呼べ」と看護師さんに怒られました。すいません。。

~7月11日~

6:00
体温37.5℃と少し落ち着く。
他の患者さんと話しをする。
65歳の方で子どもも巣立ち、定年でゴルフと温泉三昧を考えていた矢先の病気だったらしい。
早く治ってゴルフ出来ると良いね。
この日は昼寝をしていました。
ねるねるねーるね。

~7月12日~

3歳の自分の子どもとテレビ電話をしていました。
妻にバイキンマンを持たせて、
彼はアンパンマンを持つ。
そして、バイキンマンに向かってアンパンマンが
「アンパンマンーチ!」(アンパンチの事です。)
と私の発熱をバイキンマンに見立てて倒してくれました。
「治ったー!」というと彼は「ふふふーん」と自慢げでした。
優しいでしょ、うちの子w

だが、しかし現実は難しく
6:00体温は37.6℃。
この日、noteでお知り合いになった方と話しが出来ました。
noteをやって良かったと思える瞬間でした。感謝です。

この日もウォーキングチャレンジしてみますが、頭痛があり700歩で断念。

17:00には38.4℃とまた熱が上昇傾向となり、
あまり貴重な週末を何も出来ずに終わってしまいました。

~7月13日~

朝体温37.6℃
舌の出来物が痛くなってくる。
そして水がしょっぱく感じる。
なんだ?なんだ?味覚障害か??

衛生面を考慮し、今入っている点滴カテーテルを抜いて、
手首付近に簡易的なものを入れる。
その間、昔話や大学病院の医師の仕組みを聞く。
話しを聞いていて思ったのが、医師が研究などもやっているのを知り、
研究をする人と処置をする人が同じという学問は意外と珍しいのではないかと思いました。
飛行機のパイロットさんが、航空力学の研究しているみたいな??
個人的に思うのが、
施術って結構細かい作業が必要で、
必ずしも研究と求められる能力が同じ方向じゃない気がします。
っと一人で病人が妄想して時間をつぶす。

血小板輸血。
夜体温37.2℃とまだ微妙です。

~7月14日~

朝体温37.5℃。
ウォーキング1700歩。
頭痛がまだある。
午後ウォーキング2300歩。
少しづつ歩けるようになってくる。
この日、妻が補給物資を届けに来てくれました。
直前のコンビニによってもらい、カルピスとシュークリームを購入してもらいました。
夕食前に「甘い食べ物」×「甘い飲み物」えぇ、美味しいこと、美味しいこと。
その他、スープなど持ってきてくれました。
ありがたやー。

~7月15日~

朝体温36.8℃と恐らく熱は落ち着きました。
舌に出来た出来物は2つありましたが、これも良化傾向。
良い感じです。

午前ウォーキング3000歩痛みもなく、ようやく普通にウォーキングが出来ました。
この日はunderworldのライブ音源をイヤホンで聞きながらウォーキング。
病棟の廊下で一人ノリノリです。

医師からドラマの「コウノドリ」は医師がみてもよく監修されたドラマと評判だったらしく見ていないので今度見てみようと思いました。

午後もウォーキングで3000歩。身体の調子回復!!

夕方の医師回診にて来週退院の目途が立ちました。
そんな訳で後は血液検査で数値が戻ってくるのを待つばかり。
ちなみにこの日折り紙で夢の国のキャラクターを折ったんですよ。
そしたら何故か耳が大きくなってしまったんですよ。
人に見せると「中国のテーマパークのヤツ」と揶揄されます。
せっかくつくったので、写真を載せておきます。

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~末尾~

3週目は熱が出てゆっくりとしていましたが、
今までの入院時と比べると出てくる症状も控えめでした。
次に書く4週目で今回の入院は終わりそうです。
そういえば、今週の雑誌Numberは池江璃花子さんが表紙になっていました。
読んでみようかな。


ご拝読頂き有難う御座いました!