SMAP×SMAP 最終回を観て・・・

SMAPとして、最後に”世界にひとつだけの花”を歌い終えた5人は、
何も語らず、数分間ただただ深々と頭を下げ続けた。
それは、ありがとう、とも、ごめんなさい、とも取れた。
本当は言いたい事、伝えたい事は沢山あっただろう。
だけど、それすら許されなかった。
あれが精一杯のギリギリのパフォーマンスだったのだろう。
沢山の想いが交差しているかのような、なんとも言えない雰囲気で、見ていて辛かった。
特別なファンでは無い俺でさえ、こんな複雑な想いなのだから、
生粋のファンは本当に辛かったでしょう。

SMAPのCDは1枚も持ってないし、スマスマを毎週観てたわけでもない。
キムタク主演のドラマは殆ど観たこと無いし、中居の司会っぷりはあんまり好きでは無い。
それでもテレビを付けると、毎日必ず目にしていた気がするし、
見ると何故だか安心した。憎めないグループだった。

こないだ発売されたスマップのベストを聴いてみた。
なんだ、殆ど知ってるなぁ、と思った。
そして、あぁ良い曲多いなぁ。とも。

20数年もの間、ずっとトップに居続け、アイドルとしてだけでなく、
日本の新たな文化を支えたと言っても過言ではないほどの功労者達の最後としては、
あまりにも切なくて悲しい幕切れだった。
でもこれで良かったのかも知れない。
これ以上ボロボロになった彼等を観ていられない。

彼らを傷つけた周りの権力者達の罪は大きい。

これから5人には誰にも縛られること無く、
自由に好きな事をやって欲しいと、心から願う。

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