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パパと娘、久しぶりの映画デート

久しぶりにパパとぴぃが2人で映画を見に行った。

映画もだけど、2人きりのお出かけはどれぐらいぶりだろう。

パパは時々口うるさいし、酔うとくどいし、話を最後まで聞かないし、早寝早起きさせたがる。

でもぴぃはパパが大好き。

好きなタイプも結婚したい相手も、ずっとパパ。

パパが大好きな娘。

私も父が大好きだった。

大好きなまま、思春期、反抗期を迎えることなく父は亡くなった。

思春期になると女子はだいたい父親を敬遠する傾向があると聞く。

臭い、汚い、同じお風呂に入りたくない、洗濯を一緒にしたくない。

そんな風に言ってる子も実際周りにいたし、世の中的にも多いとか。

ぴぃが生まれて、ぴぃが成長したらパパをどんな風に思うかな?思ってきた。

ただ、自分の中で決めていたこと。

ぴぃと2人の時に、
・パパの悪口や不満を言わない。(言うときは本人の前で言う。)
・パパが頑張ってる様子を伝える。
・パパのいいところを褒める。
・ママはパパが好きだとちゃんと言う。

ぴぃには、パパを好きでいて欲しくて、裏でパパのネガティブキャンペーンはしないと決めていた。

異性である限り、父親の方が娘の絶対的理解と信頼を得るのは難しい気がしている。

特に、パパのような口下手で、心の会話が得意ではない不器用なタイプは・・・。

だから、そのハンデを軽減すべく、心掛けてきた。

でもいつか、もしもの時のために、2人が寄り添って歩く後ろ姿を、いつも写真に納めていた。


のに、

ぴぃが強迫に私を巻き込むようになって、不登校になって、私は、私自身のうっぷんやストレス、不安、不満を、パパと共有せずにはいられなくなった。

それが、ぴぃのネガティブキャンペーンになってるとも知らず・・・。

私は、自分が整ってきたことで、自分がしていたことに気づき、なんとか、ぴぃのできることや乗り越えたことなどを必死に伝えてきたけど、

パパは、ぴぃが理解できず、認められず、悲観して、諦めるしかないようになってしまったように見える。時々。

私の心を守る代わりに、ぴぃへの愛情を失ってしまったように感じる。

パパは私と違うから、自分で自分を整えようとか、なりたい父親になろうとか、その境地にいこうとも思ったことがないと思う。

パパを見ていて、ぴぃのことを好きかな?可愛いとか、愛しいとか思えてるかな?とか思う時もある。

大事なのは私たちが今のぴぃを認めて、信じてあげること。

どんなに伝えても、パパにはどういうことが認めるなのかわからないらしい。


そんなパパ、私の提案だったけど、今日ぴぃと映画に行った。

映画の後、ぴぃの好きなアニメのお店にも一緒に行ってくれた。

おしゃべりしながら、楽しそうに帰ってきた2人。

映画も楽しかったみたいだし、ぴぃの心が存分に満たされているのはすぐにわかった。

ありがとうパパ。

パパなりにいろんな葛藤があると思う。

本当はちゃんと私の気持ちも伝えたいし、大切な話し合いをちゃんとしておかなきゃいけない気がする。

でも今は、ぴぃの心を満たすことに時間をつかってくれるだけで、なんだかありがたいよ。

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