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「生きていく術を知る長男、一人では生きていけないかも…の次男」

長男が六年生の最後の日、午前中に地区子ども会でお別れ会を開催した。
私は運悪くちょうど仕事が入っていて午前中で終わり、大急ぎで帰りに寄ったときはすでに終わったあとだった。

今年のお別れ会は子ども会会長さんの提案で、子どもたちにカレー作りをしてもらおうということになっていた。食材の買い物から材料を切って煮込み、お米も洗って炊いて、テーブルの設定から終わりの後片付け、お皿洗いまで全部子どもたちでやることにした。

会長さんがあらかじめ、近所のお店にコレとコレと…と、買い物するものはそろえておいて貰うようには手配してくれていた。

ただ上級生が下級生に指示していっしょにやるということ、下級生も頑張って自分にできることをお手伝いするということ…そういう縦のつながりが、過疎化&少子化でできなくなりつつある。
今回最後のチャンスかもしれないということで発案してくれた会長さんのアイデアに感謝であった。

地区の公民館を借り、グループ分けしたメンバーでやった。
各自家から一口コンロや包丁、皮むき器やお皿など持ち寄り、炊飯器は会長さんが1升炊きを2つと他のお母さんも持ってきてくれていた。(農家さんが多い地区である)

私が着いたときはもうみんな食べ終わっていて、子どもたちは各自遊んでおり、お母さんたちのおしゃべりがはずんでいた。

で、作ったカレーがまだ余っているというので、昼食が済んでない私はそこで子どもたちが作ったカレーライスをいただくことに。ルーは既製品なのでそれなりに美味しかった。

会長さんが私に
「長男くん、すごく手際が良かった。一番何でも上手だったよ。すごくしつけているね~」
って、すごく褒められてしまった。こんなに褒められるとさすがにかなり嬉しいものである。
親ばかでもかまわない。このときばかりは長男が誇らしかった。

以前も…小学校1年生の時に、学校で「かぶ」を使った料理で、他のお母さんたちから長男くんが一番上手にかぶを切っていたって言われた事があった。その時の記事はこちら。

年長さんくらいから、私が台所に立っていると「僕にも何か切らせて~」と包丁に興味を示していた。
そこで、よくきゅうりを切らせていたっけ。
生まれつき、何にでも興味を持つ子だったので好きこそものの上手なれ、手先が器用なのかもしれない。

でも料理の段取りもけっこうよかったらしい。
他にも、まだ義母が生きていた頃学校から帰ると母屋へ行って遊んでいたが、義母から空き缶をもらって、それで米を炊いて食べたこともあるらしい。
遊びの延長だとは思うが、本当に長男はこのまま一人でポンと世間に出しても安心かな…と改めて思ったのだった。

問題は次男…。
末っ子の甘えん坊で、すぐに他人をたよる、やらないうちから諦める、石橋をたたいても渡らない、いや、叩き割って結局引き返す類の人間である。
かな~~り心配です。

次男三年生の時だが、ハサミの使い方が上手くないことを知り愕然とした。
兄弟でこんなに違うとはね。

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