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「やけに一所懸命だったファミリークリスマス」

                         2003年12月26日記録
 
まだ息子たちも小さくて、私も若かったあの頃は、子どもたちのためにいろいろと頑張っていました。
クリスマスも一大イベントですので、ディナーのためにちょっとだけいつもよりご馳走を用意したのですが、この時期、あまり意識して我が家の食卓の写真など撮っていなかったので、文章のみとなることをご了承ください。


クリスマス・イブの日はあわててスーパーへ買い物に行き、晩御飯(ファミリークリスマスと呼ぶにはあまりに貧弱なディナーなのであえて晩御飯です)の食材を調達してきました。
 
ベビーリーフのパックが安かったので、これとこれまた安価な生ハムといっしょにしてサラダ用に。
イチゴとオードブル用のナチュラルチーズに、ドリンクは夫は毎度のビールに甘いカクテルなら何とか飲めるわたし用に、ピナコラーダを購入。
 
お昼過ぎから、ケーキの飾りつけ。
今回は予約をうっかり忘れていたので、急きょ自分でなんとか作ろうと奮起してみることに。
それでもケーキの丸型がないのでスポンジ台はできあいのチョコ生地のものを買って、あとはクリームをホイップしてカットしたイチゴとクリームを混ぜたものを間に挟み、アラザンやチョコレートスプレーや残りのイチゴをトッピング、ケーキ用のクリスマス飾りをのせたらできあがり。
 
あとはチキンの手羽をつけだれにつけて揚げたクリスピーチキン(付け合せはさつまいもを素揚げしたもの)、和風パスタ、先ほどのサラダにチーズカナッペ。
 
夫が帰ってくるまでに、子どもたちには100円ショップで買ったトナカイのかぶりもの(カチューシャにトナカイの角がついている)をつけさせて待たせました。
 
そして夫が帰ってくると、そのかぶりものを見て大喜びしてくれました。
いよいよプチ晩餐です。夫はビール、私はカクテル、子どもたちはカルピスで「Merry   Christmas!」と乾杯。
 
しかし相変わらず小食な息子たち、思うほど食べてくれないのがちょっとさみしいです。
でも、今回ぶきっちょながらの(クリームのホイップがやわらかすぎて、ひとつだけ上のイチゴが流れ落ちそうでした)半手作りケーキは、いつもよりきれいに食べてくれました。
高価なお店のケーキは毎回、夫と二人で後始末が大変なのに、手作りケーキはパクパク食べてくれるとは我が子ながら泣かせますね。
 
そうして子どもたちは、あれほど楽しみにしているはずのサンタさんのことなど口にすることもなく、眠りにつきました。
 
それから私は夜な夜な、こっそりと用意したプレゼントを置いておきます。あくる朝が楽しみです。
 
 
朝、寝ぼけまなこの長男に夫が
「サンタさんから何かきてるか、見てごらん」とリビングへと誘います。
まだ暗がりの中でねぼけまなこの長男は、
「そんな箱らしいもの、見当たらないから来てないみたい」とか言いながら再びおふとんに入ろうとするので、次は次男に
「おい、サンタさんが来たかも」と必死の夫です。

またしても長男と次男はふたりでリビングへと行き、今度はどうにかソファに置かれた箱を見つけて
「うわ!やった!来てた、サンタさんから!」と叫ぶ長男を横目に、見つけることができない半泣きの次男。
こちらはプレゼントが小ぶりの箱のため、壁に吊り下げていたくつしたに入れておいたのです。
 
「くつしたは見た?」と、もし大きい子相手ならバレバレのヒントのおかげで、プレゼントを無事ゲットできた次男も、以前欲しいと言っていた物だっただけに、感激もひとしおの様子。
 
いやあ…親はこの、子どもの喜ぶ顔を見るために頑張っちゃうんです。
めでたし、めでたし。
ふたりともさっそく、プレゼントのおもちゃで遊んでいました。
(ちなみにプレゼントは高価な物でも、流行の物でもないのですが、プレゼントなら何でもうれしいものなんでしょうね♪)

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