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他人は自分の鏡といわれる所以。

「人は自分の鏡なんだから、他人の言動をみて自分を改めなさい」と小さい頃から両親や先生から、口すっぱく言われていた。
当時は何のことやら、ピンと来ていなかったし、ましてや「よそはよそ、うちはうち」といった他の家庭や友達と比較しない教えとの矛盾さえ感じていた。

けれども、先日「ニューロ・ロジカル・レベル」という人間の意識をレベル分けした理論を学び、この理論に沿って、他者との関係や出来事を振り返ってみると、自分の意識が今目の前にある現を作り出している、そんな気づきがあった。

私の場合、環境に自分を適応させて、人との交流、人と人との間に身を置くことで、個性と魅力を発見し、それを伸ばしていくという特徴があるのですが、それは家族や職場での同僚との関係共に、同じ特徴を発揮していたのです。
そこにある私の意識としては「一番身近な人を大切にしたい」「心地よい関係でいたい」「関わる人に幸せを感じてもらいたい」といった自分の信念や価値観がある。

それはまさに、「他人・環境は自分の鏡」にしっくりきた瞬間で、自分の意識がすべてを作り出している、ということに腹落ちした瞬間でした。

「ニューロ・ロジカル・レベル」では、自分の周りには無意識レベル、意識レベルの2つの階層があり、そこからさらに、いくつかの意識階層に分けられています。
そして、これらの意識は常に働いており、その意識たちが現実世界にリフレクション(反射)すると考えられています。

つまり、家族や友人、恋人との関係に問題を抱え、悩まされている場合、それは自分の意識階層を反映している、ということです。
言い換えれば、自分の意識を変えるだけで、周囲が変わる、ということになります。

では、自分の意識を変え、写し鏡に良い面を見るにはどうしたら良いのでしょうか。
これは、無意識の階層に変化があるほど、写し鏡へのインパクトが大きいと言われています。

ただ、誤認識の通り、無意識レベルというのは自分で自覚しにくい階層ですので、バチンと、スイッチを切り替えることが難しいのではないかなと思ったりもします。

そんなときは、日々の生活での自分の感情をジャーナリングし、どんな思考や行動のクセがあるのか、見てみると良いかもしれません。

そこで見えてきた心のクセの基にある価値観、思い込みってどんなだろう?
そんな風に紐解く習慣を身に着けて、いらないものをそぎ落とし、自分が幸せを感じること、大切にしたいことにフォーカスを当てていく、そんな作業が意識階層の変化を引き起こすのではないでしょうか。

今抱えている問題は、もしかすると自分の意識が生み出している副産物に過ぎないかもしれないな、と気づかされた理論でした。
自分の意識階層が完全にハッピーな感情であふれていると、写し鏡は最高で幸せに満ちていますね。

昔おじいちゃんやおばあちゃんから教えてもらった知恵も一理あるのだなぁ〜、そんなことを改めて実感する日々です。

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