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内定を獲得しやすい就活生とは Vol.53

就職氷河期のど真ん中だった私。
希望する業界に絞るだけ絞り、闇雲にエントリー。
それでも最終選考まで辿りつかず、私の就活は現在の就活セオリーとは程遠いものだった。
1社、1社の企業や業界研究をして、エントリーする余裕はない(そもそも手書きのエントリーシートばかり)し、いかに数を打つのか勝負でした。

会社は選べなかった


ここ最近の就活生の経験にはないと言われる「就職氷河期」。

1997年から1998年にかけて、消費税の引き上げ、アジア通貨危機、不良債権による大手金融機関(北海道拓殖銀行、山一証券)の破綻などが相次いで起こりました。

結果、1998年に入ってから企業の求人意欲は急速に冷え込むこととなり、平成9年の平均有効求人倍率は0.72倍でしたが、平成10年は0.53倍へと低下、新卒に対する求人倍率も再下落した結果、求人数は減少していきました。

平成11年(1999年)卒の大卒新卒者に対する求人倍率は1.25倍、そして平成12年卒の求人倍率は0.99倍と1倍を割り込み、令和元年(2019年)に至るまでの最低の求人倍率を記録しました。

「就職氷河期」は「需要」と「供給」のバランスが崩れ、買い手(企業)が売り手(学生)に対して強い交渉力を持つ状況を言います。

私が志望したのはファッション業界。就活中の決まり文句、「先ずは契約社員であれば・・・」という一言。面接の冒頭で言われてしまうことも珍しくありませんでした。
(※最終的には契約社員募集の某ストリートブランドの販売員として直談判させていただき、正社員として販売員として内定をいただくことができました。)

売り手市場の今、歩み寄る企業

言うまでもなく、現在は「就職氷河期」の真逆。

「需要」と「供給」のバランスが崩れ、買い手(企業)が売り手(学生)に対して弱い交渉力の状況。

エントリーシートを出来る限り簡略化したり、面接回数を減らしたり、適正検査の結果のみで判断してとりあえず内定を出すなど、私も異業種の会社の社長と交流があるので、各社の選考フローや取り組みなどを耳にします。

そう、企業側も試行錯誤しながら、競合の動きも見ながら就活生の母集団形成や採用目標を追いかけています。

でも、就活生の皆さんにお伝えしたいのは、選考フローが簡略化されたり、短縮化されたとは言え、間口が思うほど緩くなっているわけではないということです。

結局、内定を出すのは企業側。

弊社の選考に来られる就活生の中にも「売り手市場だから楽勝かな」ぐらいに楽観視していた子もいらっしゃいましたが、準備に手を抜いてしまい、中盤に苦戦されているケースも見かけます。

弊社が内定を出す学生さんの傾向

✔自己分析が出来ている

✔志望理由がハッキリしている

✔企業研究をされている

弊社が内定を出している学生さんの共通点がある。

上記3つを満たしている学生さんばかりということ。

結局、就活メディアを見れば書かれている基本的なことばかり。

当たり前のことが当たり前に準備できている学生さんは弊社は欲しい。

「A・B・C」と言われますが、「当たり前のこと」を「馬鹿にせず」「ちゃんとやる」人が評価される会社だし、採用したい人物像です。

その上で弊社の研究をどの程度されてきたのか=志望度を判断し、内定を出すか、出さないかの判断をしています。

ファッション業界やリユース業界を牽引できるワクワクする面白い会社を共に創りたいと思って下さる方、上記3つを深掘りして、役職者面接などの選考に進んでいただければ嬉しいです。

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