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いつかやりたい事

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冷凍庫の酒を飲む。

ウォッカは凍らないらしいので瓶に詰めて冷凍室の奥深くに潜めてある。

茹だるような酷暑の日に、氷点下の液状物質が喉を流れるのを想像するだけで憧れる。

実際、暑い部屋で冷たい強い酒を飲んでひっくり返るより、涼しい部屋で熱いコーヒーをすすりながらごろごろしてる方がはるかに安全。

船旅。

自由気ままな旅は自分には似合わないけど、もし出来るとすれば船旅をしてみたい。

バスも電車も飛行機も捨て難いけど、船には移動手段としてだけではない非日常感があるように思う。船内で何夜か迎えるような体験に憧れている。

実際は5分そこらで船酔いして終わりだと分かってるけど、その時はその時で、軟な三半規管もろとも海に沈めて頂きたい。

おでんパ。

各自オーナメントを持ち寄るクリスマスパーティーに憧れる。まずオシャレだし、参加者のセンスを予想するゲーム性、何より単なるオブジェに意義を持たせたのがエレガントだと思う。

各自がおでんダネを持ち寄るパーティーはどうだろう?ヤミ鍋的なゲーム性、適度なバカバカしさ、カブったらカブったで楽しいだろうし。

成立させる為には、結構な友達を作らないといけないので、おでん目的でおでん顔の友達を作ろうと思う。

セグウェイに乗りたい。

あのヌーッて動く感じが良い。どこか無表情の感じが。絶対テンション上がってるのに「え?いつもこんな感じですけど?」みたいな無理してシュッとしてる感じが。

出来ればスーツで乗りたい。ヘルメット着用で。リュック背負って。で、すっとぼけた顔でスタイリッシュに乗りこなしたい。

将来、自転車くらい身近になる時代が来たらおそらくニヤニヤしちゃうんだろうな。や、するわ絶対。

ロブス。

ハサミを持った甲殻類の赤いヤツ。あれがカッコイイ。行けない事も無いんだけどまだ一度も機会に恵まれてない。

特別なこだわりや愛着があるわけではなく、単純にスタイリッシュなその響きに心おどらせてるだけ。

何せロブでスターなのだから。

電気自動車生活への憧れ。

新しいもの好きなので、最新鋭の技術とか次世代エネルギーとか興味がないわけない。

インフラの確保とか経路設計とか、面倒くさそうだけど、むしろそれを「新しいもの」の名のもとに率先してやりたい。

そして、それが当たり前になった途端にものすごい速さで冷めたい。

早朝のミスド。

曰く、揚げ油がいわゆる一番風呂の状態なので「普通に揚げるのと比べ物にならないくらい美味しい」らしく、いつか行ってみたい。

問題なのは早朝は明らかにドーナツを食べる時間ではないという事。

もっと問題なのはそこの価値観を共有出来てない人の「比べ物にならないくらい美味しい」という評価を鵜呑みにするべきかどうかという事。

写経。

凍るような静寂に身を置くことは嫌いじゃない。心が洗われるとは良く言ったものだ。

だったら座禅でも組めば良いのだろうけど、いつ何時、妄想が暴走するとも限らない。あと、叩かれるのは痛いので嫌だ、単純に。

そこで写経である。妄想を止める効果的な方法が単純作業に勤しむことらしいし、叩かれる心配もない。

回ってない寿司屋に行ってやりたいこと。

大人になったら回ってない寿司屋に行くことを夢見ていた。

いざ大人になって行ってみると、本当にやりたかったのは、「大将、今日は何が美味しいの?」「今日はヒラメの良いの入ったよ」「じゃあ美味しいとこ握ってよ」というような常連チックなやりとりだと気付いた。

コミュ力という新たな大人の階段が僕らの前に立ちはだかったんだ。

ちくわぶだけのおでん。

一点主義の潔さって素敵。

おでんだねではちくわぶが一番好きなので理想としてはちくわぶだけでおでんを作りたい。

しかし練り物から出汁が出てないと美味しくないので、結局、出汁用に具材を入れて普通のおでんになってしまい、どうしたものかと考えながら毎回鍋をつついている。

カヌレを作りたい。

どうせお菓子作りをやるなら褒められるような物を作れるようになりたいと思い、

難易度と見栄とモチベーションを天秤にかけた結果、カヌレを作ることを目標にしようと思った。

名前からして小洒落てるし、材料も佇まいもスタイリッシュだし、単純に美味いよね、カヌレ。