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明るいところにいるときこそ。

「暗いところにいる人は、明るいところにいる人がよく見えるが、明るいところにいる人は、暗いところにいる人を見ることが出来ない。」

これも佐藤一斎先生の言葉。スポットライトを浴びるような地位にあるときこそ、不遇な弱い立場の人に思いをはせるような人物であれ、ということ。

初めてこの言葉を学んだのは20年くらい前。今だから白状すると、当時は、まあそうだよね程度にしか思わなかった。たぶん自分が明るいところにいたからだと思う。その後、人生いろいろあるなかで、何度もこの言葉を思い出した。時間をかけて意味を実感したように思う。

「晦に処る者は能く顕を見、顕に拠る者は晦を見ず」

この言葉が記された「言志四録」を愛読した西郷隆盛さんは、二度の流刑など長い不遇の時代を経て成功した人。勝者となっても敗者を労わることを忘れなかったそうだ。

自分が成功者となることがもしあれば、ぜひ学びを活かしたいものだと思う…けど、そんな日なんて来るのか?もちろん神のみぞ知る。さーて、今日もがんばろ。



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