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科学の発展を大きく阻害する「オカルト」という表現

人類の科学の発展を阻害してきた要因のひとつに「オカルト」という表現があります。そこで、科学とオカルトについて、私個人の意見を記事にしたいと思います。

現代では、科学でわからないものをひとくくりにして「オカルト」という。これこそが科学の発展を、実は阻害している要因の一つ

たとえば、気功やヒーラーによるヒーリングなどで医者で治せない病気が治ったとします。しかし、これらを気に入らない人は、「事実確認もせずにオカルト認定」します。

ヒーリングで治ったという事実、あるいは神の力で治る奇跡が、「心霊写真」と同列・仲間として語られるわけですから、オカルト → あやしい存在 → 信頼できない という過程を辿ります。そして、それを主張する人の社会的ステータスが高ければ、世の中に影響力があります。

ヒーリングで治るというのは、人類にとって大きな財産なはずです。

本来ならば正当な科学・医学の一分野に入れて調査すればいいのに、学者として調べて論文にしようともしません。こうして、新しい科学の分野の芽は摘み取られている、といえるでしょう。

研究した結果、怪しいとわかったなら理解できますが、研究することさえ「怪しい」は科学ではありません

日本では、福来友吉氏という東京帝国大学教授(東大)が明治時代に千里眼・超能力、はたまた月の念写などを徹底調査をして本物であることを実証し、それを公表したことで、大学教授を解任された、という例もあります。

これが果たして正しい科学の姿勢でしょうか?

量子力学でいう4つの力「強い力」「弱い力」「電磁力」「重力」で捉えられないものは「オカルト」

現代の物理学では、強い力、弱い力、電磁力、重力の4つの力(場ともいいます)が存在し、それ以外の力は存在しない、と言われています。

要は、強い力、弱い力、電磁波重力、あるいは特定の媒質による波(音波等)として測定器に捉えられないものは、すべて「オカルト」扱いにしているのが現状です。

しかし、前にも書いた通り、この宇宙には4つの力以外の力(場ともいいます)「第5の場」という場が存在すると予測する科学者は多数います

たとえば、どうしてアミノ酸同士が自然にくっついて、まるで誰かが組み立てたかのように酵母分子になるのか、まったく説明できていませんよね。詳しくは下記リンクをご覧ください。

また、動物の細胞同士は電気信号以外にどうやら通信しているらしく、それは電磁波などでは説明がつかないらしいです。野鳥や魚の群れなどもそうですよね。あの現象は電磁波とか既存の力だけでは説明がつきません。

また、電磁波の高周波領域の測定はぜいぜいガンマ線の10の23乗程度まで。それ以上の電磁波周波数はまったく現代技術で測定できないのに、アカデミズムの科学はこの世のすべて理解しているかのような説明をしています。

そのため、既存の測定器では測定できない物理現象など、世の中にはたくさんあるはずなのです。

しかし、科学・アカデミズムの世界では、既存の科学の測定器で測定できないものは「オカルト」、測定できるものは「科学」と認定する風潮があり、ただ単純に現代の測定技術が技術的に未発達だから・・・ごく限られた場しか測定できないレベルの科学だから「オカルト扱いされている」ことも少なくないと予測できます。

未知の場5、未知の場6・・・と人間にはまだ発見されていない場が多数あるはずです。すべて人間が知り尽くしたと思うほうが不自然です。

そのため、「オカルト」とは一種のレッテル貼りに過ぎないことが多い、と私には思えてならないのです。

気功やヒーリングによる癒しは実際に起きている話ですし、人の一生に大きな影響を与えます。それを心霊写真のオカルトと同一に語っていいのか? 私はそこに大きな違和感を抱きたくなります。

ニュートン、ガリレオ、ニコラテスラの科学はかつてオカルト扱い

かの有名なニュートンやガリレオ、そしてニコラテスラは、彼らの主張する科学をオカルト扱いされることがあったそうで、当時は怪しい学問として見ている人が少なくなかったようです。

こうしてみると「オカルトの実態」というのは「本当に怪しい似非科学」から「ダイヤの原石といえる立派な科学」まで様々内包して存在することがわかります。

だから、現代科学でわからないことをすべて「オカルト」とバッサリ決めつけてしまうことは、現代科学の発展の阻害になる、と私には思えるのです。

歴史にもし~だったらという「IFという世界」は想像の世界ですが、仮に、ニュートンやガリレオ、ニコラテスラの主張が「社会的にオカルト扱いで終わっていた世界」があるとすれば、万有引力や地動説、または磁束密度の単位の「テスラ」が存在しなかった、あるいは相当遅れて世に出たかもしれませんね。

そういう意味で、世の中にはオカルト扱いで葬られた立派な科学者も多数存在しそうです。

ひょっとすれば、ニュートンやガリレオ、ニコラ・テスラは、たまたま偶然にもオカルト扱いで終わらずに済んだという理由で、教科書に載っているのかもしれません。

人類にとってオカルトと科学の間に相応しい「新しい言葉の発明」が必要。これこそが、未知の科学の発展を進める第一歩に

このようなことから、心霊写真のようなイメージがつきまとう「オカルト」という言葉とは別に、オカルトと科学の間にふさわしい、新しい言葉の発明が人類には必要なのではないか、と私は思っています。

そうすれば、ヒーリング・癒しのような人類にとって有益な技術は「オカルト」と呼ばれずに済みますし、「心霊写真・霊スポット・ネッシーという、既存のオカルトイメージ」とひとくくりにされずに済みます。

以前、オーリングの記事で「ナオキマンとはせくらみゆきさんのYoutube動画」を解説しましたが、この動画内で「はせくらみゆきさん」は『「非科学」を使うのではなく、「未科学」がいかがでしょうか?』と言っておられます。

非科学に対しては未科学が正しいですね。ただし、「科学に近いオカルト」を意味する言葉として「未科学」だと少し単純なので、もう少しユニークさのある言葉が望ましいです。

たとえば「プレ・サイエンス」でも「キネシスサイエンス」でも「スピリニズム」でもなんでもいいです。ユニークで流行りそうな名前がいいですね。

いつの日か「未だに気功やヒーリングのことをオカルトとか言っているの?遅れてるな。今の時代は心霊写真のようなオカルトと区別して”スピリニズム”という学問的な言葉があるんだよ。その違いくらいは知っておきな。」と言えたらカッコイイですね。

これをご覧のスピリチュアルのリーダーの方々には、ぜひスピリチュアル界、そして世界で共通して使える新しい言葉の創造を期待しています。

言葉が信頼をつくり、信頼が社会をつくる、私はそう思っています。

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