平野謙治@東京、音楽、ロックンロール。

早稲田卒25歳。READING LIFE編集部ライターズ倶楽部所属。 バンドスタッフ。…

平野謙治@東京、音楽、ロックンロール。

早稲田卒25歳。READING LIFE編集部ライターズ倶楽部所属。 バンドスタッフ。 Twitter(@spitz_peach8823)で曲紹介などもしてます。

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【天狼院】掲載記事まとめ(2020/06/08更新!)

今までに僕が書いた文章で、天狼院のメディアに掲載されたものを、当記事ではまとめております。 ・天狼院書店 WEB READING LIFE 2020/03/30 ただ、抱きたいだけじゃなかった。《週刊READING LIFE Vol.73「自分史上、最高の恋」》 表のテーマは「自分史上、最高の恋」。 裏テーマとして、様々なものを込めました。 読んで欲しいけれど、読んでほしくないシリーズ、第二弾です。 2020/03/02 なんとなく大人になってしまった、何もない僕たち

    • 「精一杯頑張ったら、必ず報われる」 綺麗な言葉です。それはもう、すがりたくなるような。 だけどやっぱり、現実ってそんなことないよね。 そんな話を、書きました。 「頑張りました」が、許される時代は終わった。《スタッフ平野の備忘録》 http://tenro-in.com/articles/team/121173

      • 文章を書きました。 「働き方改革」が叫ばれる現代で、何を信じて生きていくのか。 そこには、正解なんてないと思います。 ただ、劇的な転職を経験した自分だからこそ、 わかったことがあります。 お読みいただけますと、幸いです! http://tenro-in.com/bosyu/120410

        • 文章を書きました 「自分には何もない」というあなたに、 「自分のことが好きになれない」すべての方に、 読んで欲しいと思って書きました。 なんとなく大人になってしまった、何もない僕たちへ。 http://tenro-in.com/reading-life-vol-71/119594

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        【天狼院】掲載記事まとめ(2020/06/08更新!)

        • 「精一杯頑張ったら、必ず報われる」 綺麗な言葉です。それはもう、すがりたくなるような。 だけどやっぱり、現実ってそんなことないよね。 そんな話を、書きました。 「頑張りました」が、許される時代は終わった。《スタッフ平野の備忘録》 http://tenro-in.com/articles/team/121173

        • 文章を書きました。 「働き方改革」が叫ばれる現代で、何を信じて生きていくのか。 そこには、正解なんてないと思います。 ただ、劇的な転職を経験した自分だからこそ、 わかったことがあります。 お読みいただけますと、幸いです! http://tenro-in.com/bosyu/120410

        • 文章を書きました 「自分には何もない」というあなたに、 「自分のことが好きになれない」すべての方に、 読んで欲しいと思って書きました。 なんとなく大人になってしまった、何もない僕たちへ。 http://tenro-in.com/reading-life-vol-71/119594

          ‪生きているだけで、日々忘れていく。‬ ‪友人を大切に想う気持ちや、決意したこと。幼き頃に抱いた夢や、誰かを愛しく想う気持ちさえも。‬ ‪僕の書いた文章が、‬ ‪WEB雑誌『READING LIFE』に掲載されました! ‪http://tenro-in.com/reading-life-vol-50/100392

          ‪生きているだけで、日々忘れていく。‬ ‪友人を大切に想う気持ちや、決意したこと。幼き頃に抱いた夢や、誰かを愛しく想う気持ちさえも。‬ ‪僕の書いた文章が、‬ ‪WEB雑誌『READING LIFE』に掲載されました! ‪http://tenro-in.com/reading-life-vol-50/100392

          皆様『天気の子』、『君の名は。』ご覧になりましたでしょうか? この度、話題作を連発する新海誠監督の作品について書きました! WEB雑誌『READING LIFE』に掲載していただいたので、お読みいただけると幸いです!! http://tenro-in.com/reading-life-vol-47/98313

          皆様『天気の子』、『君の名は。』ご覧になりましたでしょうか? この度、話題作を連発する新海誠監督の作品について書きました! WEB雑誌『READING LIFE』に掲載していただいたので、お読みいただけると幸いです!! http://tenro-in.com/reading-life-vol-47/98313

          大切なのは、技術なんかじゃない。 「本当のコミュニケーション能力とは?」

          「お前、自分がコミュニケーション上手いと思っているだろ?」 営業帰りの車内。 上司から投げかけられた意地悪な質問は、僕の脈拍を一気に速めた。 「え?」 この人は、急に何を言っているんだ? これから先の展開が読めなくて、言葉につまる。 車を走らせながら、恐る恐る助手席に目をやる。 上司は、やたらと強い目力で、こちらをじっと見ていた。 もはや走行音は耳に入らず、自分の鼓動の音だけがはっきりと聞こえる気がした。 車内に、逃げ場はなかった。 昔から、会話をするのが得意だっ

          大切なのは、技術なんかじゃない。 「本当のコミュニケーション能力とは?」

          退屈という毒に対する特効薬 「IN MY ROOM〜私の部屋の必需品〜」

          「なんかつまんないな」 生きていて、そう思うことはないだろうか。 僕は、ある。日々過ごしていて、一週間、一日の中で、少なくとも何回かは、そう思う。 人生に、退屈している。そんな、感覚だ。 どうして、そんな風に感じてしまうのだろう。 現代は、豊かだ。生きるのに、困ることはない。 技術は進歩し続けていて、どんどん快適になっていく。 娯楽の種類も増え、街中は新しいもので溢れている。 確実に豊かだ。それなのに…… 「なんかつまらない」と思っている自分が、確かにそこにはいた。

          退屈という毒に対する特効薬 「IN MY ROOM〜私の部屋の必需品〜」

          足の小指だった、いつかの僕へ。

          「37度6分か……」 朝7時。体温計の数値を見て、うな垂れる。 今日は仕事が、忙しい日なのにな…… この日は、日曜日。 世間はお休みだが、僕たちサービス業に従事する者としては稼ぎ時だ。 当然、平日より仕事は増える。 「それにしても、昔から変わらないな……」 この頃は転職してから、ちょうど一ヶ月が経とうとしていた時だった。 子供の頃から、僕はそう。新しい環境に入ると、大抵一ヶ月前後で体調を崩す。 それが疲れなのか、不慣れによるストレスなのかはわからなかったけれど、今回も

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          足の小指だった、いつかの僕へ。

          夜、不安、帰り道。

          時々、どうしようもなく不安な夜がある。 突然不安が込み上げてきて、だけど一人ではどうしようもできなくて。無性に誰かに寄り添って欲しくなる。 そんなことを、女の子が言っているならまだいい。将来に漠然とした不安を抱える、未成年が言っているのならまだいい。 だけど僕はもう、24歳。紛れもなく、成人の男性だ。 「なに女々しいこと言ってんの?」と言われても仕方ないとは、思う。僕だってそんな気持ちになるのはもう、やめたい。 それなのに成人した今でも、そういう夜は確実にあって、その度に

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          あの日の僕を救った、小さな幸せ

          「久しぶり! 最近どう?」 昨年夏。高校時代の友人、内田から。 すべてのきっかけは、その一本のLINEだった。 「元気だよ。そっちはどう?」 返信してすぐ、僕は思った。「嘘をついてしまった」、と。 身体には、悪いところがない。そういう意味では、たしかに元気なのかもしれない。 だけど今の自分を見て、「元気がある」と感じる人は果たしているだろうか。 完全に、まいってしまっていた。 それは何も、連日続く猛暑に対してではない。 4月から始まった、社会人生活に対してだった。

          あの日の僕を救った、小さな幸せ

          「人生を変える」魔法なんて、ない。

          「講義は今回で最後です。今まで、ありがとうございました!」 鳴り響く、拍手の音。ここにいる誰もが、満足感に包まれていた。 ただひとり。僕を除いては…… 今年の頭。まだカイロが手放せなかった頃のこと。 僕は学生時代の友人と、二人でカラオケに来ていた。 一通り盛り上がった後、歌い疲れた僕らは、少し休んでいた。 「なあ。今日この場で、2019年の目標をお互い宣言しない?」 突然彼が、切り出した。不意を突かれた僕は、若干の動揺を見せる。 「今年の目標か……」 この頃の僕は

          「人生を変える」魔法なんて、ない。

          本当のコミュニケーション能力とは? かつては自分のこと、コミュニケーション力があると思っていました。 だけど今では…… 週刊READING LIFEに作品が掲載されました! お読みいただけると幸いです😊😊 http://tenro-in.com/reading-life-vol-40/89978

          本当のコミュニケーション能力とは? かつては自分のこと、コミュニケーション力があると思っていました。 だけど今では…… 週刊READING LIFEに作品が掲載されました! お読みいただけると幸いです😊😊 http://tenro-in.com/reading-life-vol-40/89978

          捨てることで、愛を知る。

          「あ、シャツが……」 手に取ったYシャツは、着られないほどにシワになっていた。 アイロン、かけたはずなのに…… とある平日の朝。時間がない僕は、焦っていた。 今日もギリギリまで寝てしまった。早くしないと。会社に遅刻してしまう。 急いで服を脱ぎ、オフィスカジュアルへと着替える。 今日は、何を着て行こうかな。考えている時間すら、今は惜しい。 クローゼットの中から、最初に目についたYシャツを手に取った。 袖を通そうとした、その時。 そのYシャツが、シワだらけなことに気がつい

          書く快感なんて、知らなければよかったのに。

          「ああ、もう。ネタが出ない!」 仕事終わり。帰りの電車。 僕は焦りを感じていた。 かねてから文章力をつけたいと思っていた僕は、2月から天狼院書店のライティング・ゼミに通い始めた。 ライティング・ゼミでは毎週課題投稿があって、文章を書いて提出する。 「またチャレンジお待ちしております!」 最初の週の課題投稿。僕は、その一言に跳ね返された。 投稿した文章はスタッフが目を通し、合格したものはサイトに掲載される。 僕の文章は、掲載基準を満たしていなかったのだ。 「結構自信作

          書く快感なんて、知らなければよかったのに。

          苦しんでいるあなたは、ひとりじゃない。

          「はあ……」 夕方6時。駅のホーム。 深いため息は、電車の音に掻き消された。 今日も、上手くいかなかったなあ。 電車に乗ってからも、そんなことばかり考えていた。 「来月から、一緒に営業に行くのは辞めようと思う」 二ヶ月前の頭に、上司からそう言われた。 入社以来続いていた営業同行は、突然終わりを告げた。 入社してすぐの僕は、RPGでいうレベル1だった。 右も左もわからず、装備品も貧弱。ひとりで客先に行っても何もできない。そんな状態だった。 だけどそれから、上司につい

          苦しんでいるあなたは、ひとりじゃない。