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英語の始まりはいつなのか

💡紫蘇さん@異国で怪談蒐集しております 様の画像を使わせていただきます。

ありがとうございます。

本日は「英語の始まりはいつなのか」をテーマに書いていきます。

日々学んでいる英語。

とことん自分の英語力を上げることに努めている。

そんな中、英語っていつから始まったのだろうかと疑問になった。

ということで、今日は英語の始まりについて書いていく。

結論、英語は442年に始まったとされる説が濃厚だ。

歴史について話す前に、以下の単語を見てほしい。

①seo sunne
②se mona
③cume

これは古英語と呼ばれる約1000年前の英語である。

それぞれ、
①the sun(太陽)
②the moon(月)
③come(来る)   という意味がある。

似ているようで違う。

ここからはその歴史について書く。

そもそも英語の最も祖先にあたる言語は「インド・ヨーロッパ祖語」とされている。

時は遡ること紀元前4000年頃(今から6000年前)。

今のウクライナ(東欧)のあたりに、ある集団が暮らしていた。

その集団が話す言語こそ、インド・ヨーロッパ祖語である。

その後、人々は西と東に分かれて生活していく。

西はヨーロッパ、東はインド辺りまで生活拠点を広げていった。

そして、それぞれの地域で言語が変化・進化していき、今のように各言語で表現が変わっていった。

西のヨーロッパでは、主にゲルマン語派・ラテン語派・スラブ語派に分離。

ゲルマン語派:英語・オランダ語・ドイツ語
ラテン語派:ポルトガル語・スペイン語・イタリア語
スラブ語派:ロシア語・ウクラナイナ語・ポーランド語

もちろんゲルマン語派にはスウェーデン語やフィンランド語などがあるが、割愛する。

ラテン語派ににも他にルーマニア語やクロアチア語などがあるが、それも今後機会があれば記事にする。

同様に、東のインドに流れた人々もヒンディー語やペルシャ語など、各言語に分かれていった。

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話を英語に関する話に戻す。

英語は上記の西に流れた人々の中でも「ゲルマン語派」に属する。

ゲルマンの名の通り、実は英語はドイツ語やオランダ語と同じグループだった。

主にオランダやドイツにゲルマン人の祖先は住んでいたとされる。

その中に、ドイツ北部に住んでいたアングロサクソン人と呼ばれる人種がいた。

彼らこそ、4世紀から6世紀にかけて起きた「ゲルマン人の大移動」で今のイギリスに移住した人々である。その中でも442年はアングロサクソン人が大移動した時期である。

「ゲルマン人の大移動」は東から来たフン族という民族が攻めてくるのを恐れたからである。

この辺りの話は今回は割愛する。

いずれにしても、国を逃れる決断をした人たちが442年にイギリスへ渡り、独自の言語を確立した。

その言語こそ、英語である。当時はまだ古英語という現代英語とは違う英語だったが、直接的な先祖である可能性が濃厚だ。

このように6000年前のインド・ヨーロッパ祖語から西に分かれ、定住したと思いきや東からの圧力でまた北西へ逃れた結果、最終的にはイギリスに落ち着く結果となった。

さらに何百年後かにイギリスからさらに西へ渡った人が、アメリカを創ったとされている。

歴史は奥深い。書き始めるとキリがない。
書いていて楽しい。

言語は、歴史と必ずつながっている。



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