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資格取得は計画的に!~健康運動指導士~(地域おこし協力隊15か月目)

ども!地域おこし協力隊の黒木です。

今日はスポーツ系の隊員が一度は取得を勧められるであろう「健康運動指導士資格」についてのお話しです。
資格の取得や開催時期などは検索や経験ベースですので詳細などはしっかりご自身で最新の情報を収集してください。

健康運動指導士

健康運動指導士は健康・体力づくり事業財団の発行する資格でR4年12月現在全国で18,244人(女性11,594人、男性6,650人)おり、アスレチッククラブや病院、保健所にて活躍するほかフリーで活動する方が2,500名弱居るため十分卒隊後の収入源になり得る資格だと思います。

健康運動指導士とは、保健医療関係者と連携しつつ安全で効果的な運動を実施するための運動プログラム作成及び実践指導計画の調整等を行う役割を担う者をいいます。
この健康運動指導士の養成事業は、昭和63年から厚生大臣の認定事業として、生涯を通じた国民の健康づくりに寄与する目的で創設され、生活習慣病を予防し、健康水準を保持・増進する観点から大きく貢献してまいりました。平成18年度からは、公益財団法人健康・体力づくり事業財団独自の事業として継続して実施しております。
今般の医療制度改革においては、生活習慣病予防が生涯を通じた個人の健康づくりだけでなく、中長期的な医療費適正化対策の柱の一つとして位置づけられており、今後展開される本格的な生活習慣病対策においては、一次予防に留まらず二次予防も含めた健康づくりのための運動を指導する専門家の必要性が増しており、とくに平成20年度から実施の特定健診・特定保健指導において運動・身体活動支援を担うことについて、健康運動指導士への期待がますます高まっているところです。
公益財団法人健康・体力づくり事業財団としては、平成19年度に健康運動指導士の養成カリキュラム、資格取得方法等に至るまで大幅な見直しを行なったことを踏まえ、ハイリスク者も対象にした安全で効果的な運動指導を行なうことのできる専門家を目指す上で健康運動指導士をまず取得すべき標準的な資格であると位置付け、質の高い人材の養成、確保を積極的に図っているところです。

健康運動指導士とは(https://www.health-net.or.jp/shikaku/shidoushi/index.html)

また、様々な自治体の地域おこし協力隊で健康増進のためにこの資格を有する者の募集があります。少子高齢化社会ですのでスポーツに携わる隊員として取得を目指したい資格の一つと言えると思います。

地域おこし協力隊として他の地域にて活動する可能性がある私としては自身の商品価値を高めセルアップするためにも取得していきたいです。

健康運動指導士の受講資格

健康運動指導士は4コースありそれぞれについて受講資格があります。

104単位コース(288,750円)

  1. 国家資格者(歯科医師、看護師、准看護師、助産師、薬剤師、栄養士、あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師、柔道整復師、理学療法士、作業療法士、臨床検査技師)であり、大学卒業者

  2. 1.と同等以上の能力を有すると財団が認定するもの

  3. 他コースの受講資格を満たしているもの

70単位コース(213,950円)

医師、保健師、または管理栄養士の資格を有しているもの

51単位コース(160,050円)

4年生体育大学(教育学部体育学系含む)卒業者

40単位コース(133,650円)

  1. 健康運動実践指導者の称号を有する者

  2. スポーツプログラマー、アスレティックトレーナー、フィットネストレーナーいずれかの資格保持者(日本スポーツ協会公認資格)

  3. GFIエグザミナー、GFIディレクターいずれかの資格保持者

地域おこし協力隊として入隊し、もともとスポーツで飯を食うつもりがなかった私は40単位コースを選択することにしました。

スポーツプログラマーか健康運動実践指導者

さて、40単位コースで一番取得が楽そうなのがスポーツプログラマーと健康運動実践指導者です。

健康運動実践指導者

健康運動実践指導者は積極的な健康づくりを目的とした運動を安全かつ効果的に実践指導できる能力を有すると認められる者の資格です。

健康運動実践指導者は、健康づくりのための運動指導者に与えられる称号のひとつで、第2次国民健康づくり運動(アクティブ80ヘルスプラン)の一環として、平成元年の養成開始以来、もうひとつの称号である健康運動指導士と両輪となって生涯を通じた国民の健康づくりに貢献してきました。
しかしながら、健康運動指導士は、従来の「個々人の身体状況に応じた安全で効果的な運動を実施するための運動プログラム作成と指導」に加え、「生活習慣病にかかる可能性のある"ハイリスク者"への個別指導・健康支援」を行う人材として平成19年度から養成されているため、健康運動実践指導者独自の活動範囲及び少子高齢社会に対応した新たな役割がないか、検討した結果、自ら見本を示せる実技能力と、特に集団に対する運動指導技術に長けた者となるよう養成をすすめることとしました。
ご承知のとおり、我が国の健康問題は成人だけに限らず、小・中・高等学校等の学校教育における学習活動を通じて、生涯にわたって自らの健康を適切に管理し改善していく資質や能力を育成していくことが求められています。
健康の概念や我が国が直面している健康課題、さらに生活習慣の乱れやストレスが健康に及ぼす影響など、健康運動実践指導者養成講習会で学んだ知識及び指導スキルは、健康づくりのさらなる国民運動化(ポピュレーションアプローチ)だけでなく、子どもたちの発達段階をふまえた健康教育にも十分に生かしていただけるものと考え、平成21年度より受講資格を改正しました。
運動指導に携わる方にはもちろんのこと、学校教育に携わる方等にも是非、健康運動実践指導者の称号を手にしていただきたくご案内申し上げます。

健康運動実践指導者とは(https://www.health-net.or.jp/shikaku/shidousya/index.html)

健康運動実践指導者の受講資格

  1. 体育系短期大学または体育専修学校(2年制)もしくはこれと同等以上の学校の卒業者(卒業見込み含む)

  2. 3年以上運動指導に従事した経験のある者(規定算出方法あり)

  3. 運動指導に関連する資格を有する者
    (例:健康運動指導士、グループエクササイズフィットネスインストラクター(GFI)、スポーツプログラマー、アスレティックトレーナー、日本スポーツ協会公認コーチ1~4、基礎水泳指導員、JATI認定トレーニング指導者(JATI-ATI)、NSCA認定パーソナルトレーナー(NSCA-CPT)、NSCA認定ストレングス&コンディショニングスペシャリスト(NSCA-CSCS)、レクリエーション・インストラクター、中高老年期運動指導士、高齢者体力つくり支援士、NESTA公認パーソナルフィットネストレーナー(NESTA PFT)

  4. 保健医療に関する資格を有する者
    (例:保健師、管理栄養士、看護師、准看護師、助産師、薬剤師、栄養士、あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師、柔道整復師、理学療法士、作業療法士、臨床検査技師、社会福祉士、精神保健福祉士、公認心理師、介護福祉士、介護支援専門員、保育士、介護職員実務者研修修了者(ホームヘルパー1級)、介護職員初任者研修修了者(ホームヘルパー2級)

  5. 学校教育に関する資格を有する者(教科不問)
    (例:幼稚園教諭、小・中・高等学校教員免許)

わたしは中高老年期運動指導士の資格を有しているため、運動実践指導者の取得が可能ですが、今年度は受講料137,238円と受験料13,619円分の予算がないため来年度受講が確定。
同じ来年度なら、比較的更新が楽で値段も安いJSPOのスポーツ資格である「公認スポーツプログラマー」を取得したいと思いそちらも検討。

スポーツプログラマー

役割:主として青年期以降の全ての人に対し、地域スポーツクラブなどにおいて、フィットネスの維持や向上のための指導・助言を行う。

スポーツプログラマー(https://www.japan-sports.or.jp/coach/tabid215.html)

こちらは日本スポーツ協会(JSPO)の資格でフィットネスの維持や向上についての専門的な知識と技能を持ち、個々人に適した身体づくりの実技指導と活動プログラムの提供ができる指導者を証明する資格のようです。

受講要件も比較的クリアしやすく、価格も62,900円と健康運動実践指導者よりも安く取得できます。

トレーニングの論理的な計画作成が出来るようになるのでパーソナルトレーニングや部活動外部移行に併せてニーズが爆増すると予想しております。

私の年間予算と配分について

私の所属する村では年間30万円の活動予算が割り振られています。
再来年度の9月頭に卒隊するので予算配分は
令和6年度30万円
令和7年度15万円
となります。

その予算の中で様々な備品購入や資格取得を進めていくことになります。

来年度はスポーツプログラマー(ざっくり7万円)で多少余裕があるんですが大型免許も取りたいなと思っていたから結果としてはギリギリw(教育訓練給付金でようやく収まるかな?といったところ)
再来年度は健康運動指導士で予算はショートしてしまいますがある程度の部分は自費か補正予算を付けてもらうことでどうにかしようと思っております。

スケジュールがやばい

私は令和7年の9月に卒隊してしまいます。
健康運動指導士は前期のうちに取得し、卒隊前には受験しておかなければならないのでそうなると令和7年2~3月の健康運動指導士申込時にはスポーツプログラマーの資格が必要。。。
ですが令和 5 年度公認スポーツプログラマー養成講習会受講の手引きによると成績結果通知到着が翌年2月下旬、登録手続き期間を経て4月1日に資格認定されて4月下旬~5月に認定証と登録証が到着することになっています。

それじゃ前期の申込に間に合わないよ!
ということで現在健康・体力づくり事業財団さんに問い合わせをしています。(成績結果通知された時点で認定見込みにしてくれないか的な)

初年度から計画的にやっておけばこんなに焦って取得することもなかったので反省です。。。

来年度は他にも取りたい資格が!

こんな感じで考えていた他にも
来年度は「宅地建物取引士」と「大型免許」を取得する予定なので
2年目って勉強が増えるなw

1年目は頼られることが少なくて自分の出来ることをアピールするしかない!(´;ω;`)って感じで自分のやりたかった「ダブルダッチスクールの設立!」に向かって動いていたけど、
2年目は落ち着いてしまってとりあえず「居るとありがたい存在」になることを目指して、かなり幅広く視野を広げたところこういった免許が欲しくなったというわけです。

三年目はどんな感じになるのか予想もつかないですが、
出来るだけ自身の価値を高めて「黒木がいると助かるからどうにかして予算を出そう」と色んな人に言わせられるようになりたいですね^^

地域おこし協力隊に向けて

最後におこし隊になった人にこんな話をひとつ。
大学教授の「満杯の壺」の話を知っているでしょうか?

  1. 教授が一つの壺に入りきるだけのを詰めて
    「この壺は満杯か?」と問う。

  2. 学生「はい」、教授「本当に?」

  3. 教授がその壺に入りきるだけの砂利を詰めて
    「この壺は満杯か?」と問う。

  4. 学生「多分違う」

  5. 教授がその壺に入りきるだけのを詰めて
    「この壺は満杯か?」と問う。

  6. 学生「いいえ」

  7. 教授がその壺に入りきるだけのを詰めて
    「僕が何を言いたいかわかるだろうか」と問う。

学生が「どんなに忙しく感じても本当は限界を超えることが出来る」と答えた。教授は「ちがう」と答えた。


この話で教授が伝えたかったことは
「大きな石を先に入れない限り、その石はその後入れられることはない」
ということだった。

地域おこし協力隊としてなら
予算で言えば「重要度や金額」
任期で言えば「ある事柄にかける期間」
です。

別の壺を準備して先に入れることを忘れていたものを入れることも出来ます。予算であれば補助金などですし、任期で言えば他の地域おこし協力隊に着任することです。

今の壺をフル活用するには気づけた段階で
石は入らなくても砂利を詰める。
砂利が詰まっているなら砂を詰める。
といった対応を取っていくことが重要です。
見据えられる範囲でいいので先を見据えて大きなものから詰めていきましょうね!

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