忘れることが怖い。
おはようこんにちは
目が乾くから目薬をさしたらやけに目に沁みて、何か目が乾燥するようなことをしたかしら、花粉がひどかったりするのかしら、と考えていたら全然化粧水のサンプルと間違えていて朝から早速やらかしたよ。
そんなことはどうでもよくて
私は忘れることが怖い。
もうずっと、小学生の頃から7,8年ずっと毎日日記を書いている。
といっても短いものだし、元々は担任の先生が生徒とコミュニケーションを取ろうとしたのか宿題で出されて始めた日記だった。
学年が上がってクラスの誰もが書かなくなっても、
卒業して返事を書く人がいなくなっても私はやめられなかった。
今ではもう何月何日で終わればいいのかわからないし、3月31日で終わろうとしてもノートが余ってたりして終われない。
習慣化していただけに書かなくなったらなったでモヤモヤする。
毎日日記を書いて、毎日どこかしらのsnsのどれかしらのアカウントを動かして、誰かと連絡を取って。そうしていないと怖い。
小学生時代とかもう覚えてへんわ〜って、みんなが言うのが
どのくらいの記憶量なのかすごく気になる。
きっと私は私より覚えていることが多い人や私が覚えていないことを覚えている人に会うと恐怖する。
病院にかかるようになってからか、薬を飲むようになってからか。
私はすごく忘れっぽくなった気がする。
去年もこの時期だった。おばあちゃんみたいって思って泣いてた。
一昨年は覚えていないけれど、記憶力の低下を感じてた。
1番ひどかった時期は人とコミュニケーションを取るのがいつも以上に怖くなって誰とも口頭で会話できなかった。文章で時間をかけて会話してた。
一文一文に詰まる。
脳内だけじゃうまいこと単語が出てこない、並び替えもできない、重複した単語を整理することもできない。
伝えるには焦らずゆっくり書いてどうにかするしかない。
怯えて上手く音を発することもできなくなって吃音みたいになってた。
最近また似た状態になってきてる。
上手く言葉が出てこない。けど、文章が上手くないのは元からだから変わらないかも。
けど去年の秋よりマシかも。
去年は日記を書くのに何度も携帯画面の日付と日記を行ったり来たりして確認して忘れる前にやっと書けたかと思えば、小学生低学年レベルの漢字が出てこなくて電子辞書で検索をして書こうと思えば何もわからなくなって泣く泣くもう一度調べるの繰り返しだった。
一画ずつ捉えて書く。
不安になってわかってる漢字も間違えてる気がしてくる。
調子が悪ければ昨日のことは愚か、今朝のことも覚えていない。
いつのことだかわからない。
だから、毎朝起きたら昨日の私がsnsに何か投稿していないか探し回る。
いいね欄をみたり、誰かと返信で会話してなかったかとか。
じわじわと思い出したり、それでも思い出せなかったり。
あまり変化のない毎日を過ごしているからなのかなぁ。
今日は月曜日。と思っていたのに全然火曜日で、じゃあ月曜日はどこ行ったの?ちゃんと過ごしたはずなのに日曜日は過ごしたけど月曜日は何も思い出せない、みたいな日も続いた。
お祭りとか大きなイベントがあった次の日、現実味がないからかもう数日前だったような夢だったようなそんな気もしてくる時間。
それも怖くて。体感時間のバグみたいなのも怖い。
眠ったら「過ごした」って感覚がなくなる。
忘れることが怖いから、そこにフォーカスしてしまって、
何かを話していたし、話そうとしていたのに言葉が弾け飛んで「忘れた」
何を?何を忘れた?忘れた…。そうして忘れた以外わからなくなる。
何を話していたのかを思い出すのにも時間がかかったりで人に聞いたり、また怖くなった。
私、秋に弱いのかも。
秋は消え入るようだから寂しくなるね。
精神的にもすぐ悲しくなって死にたくなってどうしようもなくなって時間が過ぎてく日々が多いよ。
私はすぐ「あぁ今日も何もしなかった。」と思ってしまう。
最低限のご飯食べて水飲んでトイレ行ってたら生存成功してるからいいじゃんねって最近気づいた。
日記に書くことがなくなったら見返したときに何もない日々が続いているようで、その日々が空白に思えて、全部思い出せない。忘れてしまった忘れてしまった。
みたいな状態になるであろうそれも怖い。
見返すこと年に1回もないんだけどね。
日記を書いてる人はみんななんのために書いてるんだろう。
私は日々の特別でもないけど忘れたくない記録整理のため。
赤ちゃんの頃のこと、みんな覚えていないって言うから、私にもそんな頃の記憶がないことを確認して少し寂しいなって思う。
小学校って、どこに図書室あったっけ。2階。3階じゃなかった?
あれ。曖昧になってることを確認して悲しくなる。
声をかけられてあの子の苗字が思い出せないことに悲しくなる。
もう行けないキッザニアのお金は、どんな色でどんな大きさでどんな絵が描かれていたんだっけ。
通貨単位はキッゾだった気がするんだけど。
小さい頃一生懸命頬張った氷って、こんなに小さかったっけ。
私の口が大きくなってるだけなんだけど、もう2度とあんなに必死だった感覚を思い出せない、悲しい。
「よくそんなこと覚えてるね。」って頻繁に言われるけど、そんなことじゃないから覚えてるんだろうし忘れたくないから縋りついてるんだと思う。
「よくそんなこと覚えてるね。」って言われる側にいるからまた”忘れる”にフォーカスして忘れることが怖くなる。
大好きだったあの子に会いたい。
その頃のその子は成長しちゃってもう居ない。会えない。
なのに会いたくて霞がかってきた、よく思い出せない顔も声も。
おばあちゃんと仲良く話せてた感覚も思い出せない。
月500円のお小遣いの使い道も。
そういえば今日の夢で3DSが出てきた。新しいゲームをしてたね。
どんなゲームだったっけ。みてるだけでもあんなに楽しくて順番待ちしてたのに。
夢の中の学級で飼ってたベタが3匹全部順番に苦しんで死んでいって怖かった方にしか、起きてからは頭がいかなかった。
別に忘れたってなんの害もないけれど、忘れてしまっていることに気づいた瞬間、悲しくなる。
一度は忘れていた事実も悲しい。
もう2度と味わえない思い出なのにいとも簡単に、よくも忘れられたなと思う。
もっと日々を大切に過ごせよと、その頃の私を見つけるたびに頬を引っ叩いてやりたくなる。私が喚き散らす。忘れた思い出が、忘れたから何も無いも同然になってるはずなんだけど、悲しい空間になっている。
忘れて、失うことばかりに目を向けてしまうのやめたい。
そればかりじゃなくてきっと得られてるものもたくさんあるから。
忘れて、失うことは悪いことばかりじゃないから。
そこに固執していたら手放す選択も忘れて、きっといらないものまで溜め込んでしまっている気がする。
早く私には安心して欲しいと思う。
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