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3年ぶりに公募!日米VC DNX Venturesのシード向けオフィス「SPROUND」がコミュニティマネージャーを募集

こんにちは、DNX VenturesでSPROUNDのコミュニティマネジメントに携わっている上野です。SPROUNDのコンセプト設計から、チームづくり、運営まで、幅広くSPROUNDに関わってきました。
今回は新メンバーを募集するにあたり、改めてコミュニティマネージャーの魅力とやりがいを自ら伝えたいなと思い、筆を取りました。少し長いですが、良かったら目を通していただけたら嬉しいです。

ただのオフィスじゃない、
スタートアップに必要な知が循環する場。

品川の駅直結という好立地に、日米を拠点に活動するベンチャーキャピタルDNX Venturesと、不動産デベロッパー 日鉄興和不動産が共同で開設した「SPROUND」は、早いもので3年を迎えようとしています。この3年の間、総勢33社276名の方にご利用いただき、11社の卒業企業を見送ってきました(2023年6月時点)。コロナ禍に加えマーケット環境の冷え込みと、厳しい環境下にも関わらず、多くの利用企業(私たちは「SPROUNDER」と呼んでいます)がここSPROUNDでプロダクト、組織、顧客と向き合い、大きく成長してきました。

そんなSPROUNDを運営するコミュニティマネージャーチームも、3年間、さまざまな試行錯誤を繰り返しながら、「スタートアップファースト」を掲げ、快適な仕事環境の提供と、成長に繋がるコミュニティや学びを提供できるよう取り組んできました。

この度、3年ぶりに、コミュニティマネージャーを募集することとなりました。SPROUNDがさらにシードスタートアップにとって学びや事業加速のためのヒントに溢れた場となるよう、より一層良いコミュニティを作っていければと考えています。

SPROUNDコミュニティマネージャーのしごと

コミュニティーマネージャーは、SPROUNDを利用するみなさんが快適に活動していただけるよう、さまざまなサポートをしています。
「ただのオフィスではない、シードスタートアップのコミュニティだ」と謳っているSPROUND。「知の還流」をコンセプトに掲げ、

業務内容はオフィス運営に限ることなくスタートアップの成長支援に至るまで、多岐にわたります。

◆オフィス運営

まずはスタートアップのみなさんが働きやすいよう、快適なオフィス空間を提供すること。利用者のみなさんのニーズを捉え、どのようなサービスを提供すれば良いか常にコミュニティマネージャーから提案をしています。


◆コミュニティ運営

時に入居オンボーディングで、時に受付やイベントで、SPROUNDERとの日常的なコミュニケーションを取りながら、メンバーの方々が持つニーズをもとに、利用者同士の交流機会を企画したり、人を繋いだりして豊かなコミュニティ形成を目指しています。


◆学びの機会提供

SPROUNDERが事業や組織など、どんなことに困っているかを汲み取り、専門家の方をお呼びしたワークショップの企画をしたり、DNX Venturesと共同でオンラインで学べるコンテンツアーカイブをまとめたりしています。





SPROUNDのおもしろさ

3年間を振り返り、卒業していったSPROUNDERも含めてみなさんの顔を思い浮かべながら、SPROUNDのコミュニティマネージャーのやりがいを振り返ってみました。なるべく他のコミュニティマネージャーの仕事との差を意識しながら、どこがSPROUNDらしいか?という点をまとめてみたいと思います。

①日本を代表する経営者とそのチーム

手前味噌ですが、SPROUNDの大きな特徴は利用するために入居審査を行っているため、互いに学び合うに相応しい、有数のスタートアップが選抜されて集結していることです。BtoB領域のシードスタートアップとして、ただコミュニティからTakeするばかりではなく、各々の強みをもってコミュニティに還元もできる、優秀で魅力的な、素晴らしい顔ぶれが揃っています。きっと、名の通る優良企業でも活躍できるそんな人たちが、夢と使命感をもって挑戦するこの環境は、その空間をともにするコミュニティマネージャーの私たちにもやりがいとポジティブなエネルギーを頂いています。

四半期に一度進捗を発表する「Quarterly SPROUND」、パナリットの小川さん

②仲良しこよしではない、マチュアでオトナな関係性

利用企業各々が大きな挑戦の真っ只中。企業それぞれの組織づくりやカルチャー醸成も大事になるシード期だからこそ、必要以上に「仲良いコミュニティを作ろう」とは考えていません。お互いにスタートアップ経営について、事業推進について、組織運営について、具体的に相談ができる知り合いができればいいな、そんな距離感と温度感で関わるようにしています。年齢層で言えば、社会人経験を10年前後積んできた20代後半から30代前半くらい。私の個人的な感覚ですが、ノリがいいスタートアップというよりは、マチュアでオトナなビジネスマンが多いなーと思っています。

③自分たち自身がスタートアップ最前線を学ぶ

スタートアップのコミュニティですが、コミュニティマネージャーの半分以上がスタートアップ初心者です。初心者という言い方もおかしな話ですが笑、つまりはスタートアップでの勤務経験もなく、「SaaS」や「MRR」と聞いてもピンときていない人です。スタートアップに興味関心はあるけれど、知る・学ぶ機会がなかったという方には、きっとこのコミュニティに属しているだけで、日本のBtoBスタートアップの最先端を知らず知らずのうちに学んでいることと思います。良質なコンテンツにアクセスできるのは、コミュニティマネージャーにとっても、魅力と感じてもらえたら嬉しいです。

④コミュマネ自身もスタートアップマインドで
最後に、コミュニティマネジメントを行っている私たちのチーム。
スタートアップファーストを念頭に、週次定例や分科会、オンラインツールを駆使してコミュニティ運営に取り組んでいます。また、年に3〜4回開催しているオフサイトミーティングでは、SPROUNDERの声に耳を傾けながら、きちんと成長支援ができているか立ち止まり、学生・社会人など立場に関係なく、よりよいコミュニティ・オフィス提供ができるように議論。DNX・日鉄興和不動産・コミュニティマネージャー・インターンとそれぞれ立場の違う人たちが集まるスモールチームですが、自分たちも利用してくださるスタートアップのみなさんに恥じないサービスを作り上げようと、ゼロイチの立ち上げマインドで向き合っています。真面目に、日本一のB2Bシードコミュニティを作ろうと取り組んでいます。

コミュニティマネージャー紹介

①経歴 
②SPROUNDへのメッセージ

鈴木 廉(すずき れん)

①グラフィックデザイン・アートマネージメントをバックグラウンドに、広告ベンチャーでエージェンシー業務、クリエイターとのコミュニケーション業務を担当。キャリアチェンジ後は、ドイツで一人ひとりのお客様と向き合う靴職人に転身。帰国後、2021年8月より現職。

②快適なシェアオフィス空間、日常的に生まれるコミュニケーション、シード同志の情報交換からレイターステージの経営者による情報提供機会。「SPROUNDだから味わえる空気」を意識しながら、日々の施設運営に携わっています。
卒業して5年後・10年後に皆さんが「SPROUND良かったな」と振り返る場所にしていきたいと、いつも思っています。

丸山 裕子(まるやま ゆうこ)

① 大学卒業後、新卒で任天堂株式会社に入社し、海外プロモーションを担当しました。その後日本ロレアル株式会社で海外/国内プロモーション担当を経て、2015年8月に株式会社リクルートホールディングス(現 株式会社リクルート)に入社し、現在は新規事業提案制度「Ring」の事務局を担当しています。



② SPROUNDの一員であることを、入居者も運営メンバーも全員が胸を張って、誇りを持って言える場にしたいです!そして、いつでも帰ってこれるようなHOMEの存在に!

金谷 貴央(かなや たかひろ)/日鉄興和不動産

①2009年より興和不動産(現 日鉄興和不動産)に入社し、賃貸事業本部を経て現在はエリアマネジメント室の立ち上げメンバーとして品川のまちづくりに従事しています。学生時代の建築とコミュニティを学んだ経験から、ハードとソフトの両面で不動産価値を上げることを目指しています。

②【10年後の当たり前をSPROUNDから世界へ発信】
2020年現在ではドラえもんの世界だとしても、10年後には世界中で当たり前になる様なイノベーションをSPROUNDから生み出し、「自分もイノベーションを生み出せる」と思わせる社会環境・インフラ整備の起爆剤にしたいと考えています。




上野 なつみ(うえの なつみ)/DNX Ventures

①2011年に三井物産株式会社へ入社。その後株式会社モーフィングでクリエイターネットワーク事業を統括。現在は、DNX Ventures日本オフィスにてイベント企画運営を含むミドルバック業務、広報・マーケティング業務、バックオフィス業務、投資先支援業務を行なっています。

②起業家にとって学び多き場所でありコミュニティであることはもちろん、スタートアップで仕事をすることのやりがいや魅力を肌で感じて、先鋭たちが集う業界へと盛り上がれば嬉しいです。DNXとしてみなさんの学びの機会、出会いの機会を提供することで貢献していけたらと思います。
また、クリエイティブの業界とビジネスの業界を行き来している私なりに、右脳と左脳、定量と定性、言語と非言語、デジタルとアナログ、そのようなものが交差する場になればと期待しています。


どんな人が向いている?

■スタートアップの成長を第一に考え応援の気持ちがある

SPROUND利用企業の事業成長を後押しすることが私たちのミッションです。各社の挑戦に誰よりも共感し応援するべく、各社の事業を理解し個社の特色にも目が向く方はやりがいを感じていただけると思います。

■人と向き合い、相手のニーズ・思いを推し量ることができる

施設利用者は100名を超えます。ここで働くひとりひとりの業務内容・人物像を把握することが、コミュニティー運営には欠かせません。日常会話や仕事風景、勉強会や懇親会を通して、各人が抱く事業に対する思いや人柄を汲み取れる方は活躍間違いありません。

■コミュニティーを手法と捉え、その先にある価値を追求する姿勢

ゼロからビジネスを立ち上げ、チームを組成して事業を拡大していくスタートアップには多くの課題が立ちはだかります。コミュニティ運営はあくまで彼らのサポートの一手法。理想的なコミュニティーの運営を日々アップデートしながら取り組んでいます。スタートアップの「今」を注視できる観察力とすぐに行動に移せる柔軟性が大きな強みになると思います。


私自身、スタートアップを経営する起業家も、そしてその挑戦に共感して集まってくるチームの皆さんも、本当に尊く大きな挑戦をしておられ、日々彼らに心打たれて、何か貢献できればと自らにできる支援を模索しています。
この3年間のSPROUNDERのみなさんのご理解とご協力、そしてSPROUNDへの愛があって、とても素晴らしいコミュニティとしていいスタートを切りました。でも、本当にスタートアップの成長に寄与できたか?と考えると、まだまだできることがあるような気がしてなりません。もっとスタートアップに必要な知を循環させていきたい。
ぜひ、日本の産業を牽引するスタートアップをサポートしたいという方、お問い合わせください!

(文・上野なつみ)


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