見出し画像

一度は生で見たい世界の美景~vol.15~

ブルーラグーン(マルタ・コミノ島)

 地中海の真ん中、イタリア・シチリア島の下に位置する島国がマルタ共和国。おもにマルタ島、ゴゾ島、コミノ島の3つの島で構成されている国です。その中のコミノ島は、面積がわずか3.5平方キロメートルという小さな島で、マルタ島とゴゾ島の間に位置しています。中世の頃、この島でクミン(香辛料として用いられる植物)が栽培されていたことから、「コミノ」と名付けられたそうです(読み方の違いですね)。
 数々の映画のロケ地でもあるコミノ島。最近話題となっているスポットが、ボートが飛んでいるように見えるという「ブルーラグーン」です。この島の周辺は世界でも有数の透明度を誇る海で、あまりにも透明度が高いため、水面に浮かぶボートの影が海底に映り、ボートが飛んでいるように見えるのです。ここは岩に囲まれた入江で、自然のプールとして水泳やシュノーケリング、ダイビングを楽しむことができます。キラキラと光るターコイズブルーの海はまるで絵画を見ているかのようで、ここがマルタ共和国で一番美しいと言われる理由がよくわかります。
 現在、この島には一軒だけホテルがあり、住んでいるのはこのホテルを経営する家族だけなのだとか。ほぼ無人島であり、コミノ島には都会とは無縁の手つかずの自然がそのままに残されています。

早くコロナが終息し、世界中の人が笑顔になりますように。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?