「言論の自由」なきところに争いあり。「争い」あるところに言論の自由なし。

 ウクライナの首都、キエフはロシアに制圧されえるのは間近。「戦争(WAR)」を望む人は誰もいない。なのに、元首の判断で、庶民を巻き込む理不尽な戦火が繰り返されてきた。

 今回も、再び、狂った「プーチン」の判断で、隣人の住むウクライナが戦場となってしまった。西側と東側の接点にあるウクライナは、危険地帯として見られていた。その肥沃な土地と、天然資源は西欧に供給されている。この供給が止まることになれば、西欧諸国には大きな痛手だ。

 プーチンの狙いは、NATOの拡大阻止にある。ワルシャワ条約機構の解消から、NATOはかつてのソ連邦と同盟関係にあった東欧諸国にその勢力圏を広げ、ロシアにとっては大きな脅威になってきていたのだ。これ以上の拡大は我慢できないとプーチンは堪忍袋の緒が切れた格好だ。

 おそらく、ロシアは用意周到。すべて計算づくの侵攻に違いない。西側諸国が有効な対抗策を取れないだろうということを見越した戦略だ。これに、経済制裁だけで有効に対抗していくことは難しいだろう。

 期待されるのは、「世界の声」だ。戦争で憂き目を見るのは庶民である。世界の庶民が「声」を挙げ、この戦争の不当性を認識すること以外に、プーチンの動きを抑制する方法はなさそうだ。諸国の「言論の自由」、「戦争反対」のコールが高まることを願うばかりだ。

 もしかしたら、それも難しいかもしれない、ロシアの言論統制は激しくなるだろう。救いはロシアの有識者がまだプーチンの動きに反論していること。これも抑えられ、東欧諸国も声が挙げられなくなれば、プーチンの思う壷。世界は、争いにのめり込んでいくこともありうる情勢。

 世界の警察官「アメリカ」は、どう動いていくのだろう。そして、平和を最も切望する国のひとつである「日本」はどういう役割を果たせるのだろう。いずれにしても、プーチンの暴走を誰かが止められなければ・・・。

貴重なあなたの時間を、私のつたない記事を読んでいただく時間に費やしていただきありがとうございます。これからも、地道に書き込んでいこうと思いますので、よろしくお願いします。