見出し画像

学校で勉強したことが役に立つ瞬間

(1)義務教育って意味あるのか

 全国の親御さんたちの義務でお馴染み、義務教育。
全国の子どもたちの権利でお馴染み、義務教育。

子どもたちは言う。

「これ学んでも将来意味ないですよ」

この台詞に対し先生は、何かしら理由をつけて言い返す。


義務教育の全てには、意味があるのだろうか。

恐らく初めに思い浮かべるのは数学。
算数、数学が身につくことで買い物ができるようになる。お金の管理ができる。数学は偉大である。

次に理科。
力学を学ぶことで、飲食店ですごいバランスで食器を重ねて持つことができるようになる。油と水の沸点が違うことを学び、爆発を未然に防ぐことができる(主にBBQで)。

うーん次に国語。
漢字が読めればニュースを解読できる。国の状況がわかる。文章が読めれば様々な考えに触れることができる。様々な人生に触れることができる。ギリギリ中国語が読めないくらいの読解力が身につく。

次に英語。
違う国の人と喋ることができる。居酒屋に違う国の人が来店したら、「All for your drink?or…単品drink?」と尋ねることができる。
これは飲み放題にするか単品ドリンクにするかを聞いています。

次に社会。
社会、かなり意味がある。自分が生きていくにあたり必要なことを学べるからである。日本が日本たらしめる理由。どんな過ちを犯し、どんな成功をしたか。それらを元に我々はどう生きるか。どう参政するのか。我々の国の政治制度や様々な福祉、防災。生きるために社会って必要すぎる。

社会だけ例えが明瞭なのは、最近やけに社会を勉強することが多いからである。

ここまでは綺麗事。ここからが本題。
実は、義務教育、全てに意味があります。
私は一昨日、それを感じました。


(2)義務教育、意味アリ

6月24日 土曜プレミアム 『タイタニック』

私は人生で初めてこの映画を見た。
素晴らしすぎる。まだ前編しか見ていないのに、この満足感である。

タイタニックは、実際に1912年に沈没したタイタニック号を元にした物語である。1912という数字を、学校で勉強した知識を頼りに広げていく。

1912年の日本は明治時代。日清戦争に勝ち、日露戦争に勝ち、大日本帝国の領土はかなり広がった。南満州鉄道会社。日本鉄道会社。この頃は鉄道関係の人がお金持ちである。
鉄道官僚である細野正文さんは、タイタニック号唯一の日本人搭乗者であり、唯一の日本人生存者である。彼は、かの有名な新渡戸稲造から遠回しに批判されている(実際細野さんは悪いことはしていないということが後日わかった)。彼の孫はJPOPの元祖と名高いはっぴいえんどのベース、細野晴臣さんであり、現在も大人気の音楽家である。YMOでも名を轟かせた。

歴史以外の視点でも説明出来たらいいが、私の義務教育知識が怪しいため割愛(船の動くスピードが氷山を避けきれなかった理由や、タイタニック沈没の場所の気候などは説明できそう。)。

義務教育における歴史は、昔の出来事であることはわかるが、いまいちピンと来ないことが多い。過去の様々な事象に紐付け、現代への繋がりを考察する。ここで初めて過去の出来事が立証される。おもしろい。義務教育が無ければ「歴史」に出会っていないし、もちろんこのように考察を巡らせる可能性すら絶たれるのである。

将来先生になったら、このような多面的な視点から教材研究をし、社会をより身近に感じてもらいたいと思う。

もちろん今の携帯の待ち受けは、レオ様である。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?