【今読みたい本】みんな納得できるものを探しているんだな〜
webライターとしてお仕事していると、なんでも''答え''を導き出したくなるクセが、日常生活でも現れてしまいます。
友人が恋人と別れそうだと言えば、本当に別れるか、またはすぐに他の相手を探すか、とりあえず行動に移すことが大切だと力説してしまいますし、旦那からの返答がなかなかなければ急かしてしまいますし、相手がいるいない関係なくこのクセはニョキニョキと顔を出すのです。
答え、解決策、納得できるもの、これって人の悩みを払拭する最高の薬だと思うんです。
やっぱり悩みがあると気分も下がりますし、不意に悩みが脳裏をよぎると、この瞬間を100%楽しめないこともありますよね。
ただ、私のように押し付けてしまう系の''答え''は要注意!必ずしも人を幸せにするとは限りません!
あぁ、ここまで自分で分かっているのに人を幸せにする''答え''を生み出せないのは何故でしょうか。性格ですかね。性格で片付けられたら納得できるような、むしろthe ENDに近づくような...
そんなことばかり考えていた時に出合ったのが、ヨシタケシンスケさんの「ものは言いよう」です。
ええ。未読本です。
定期的に愛読している「ダ・ヴィンチ」でヨシタケシンスケさんの特集が掲載されていたので拝読。
そうか!
私は''答え''に執着しすぎていたのだと、ハッキリと分かりました。
ヨシタケシンスケさんって、世の中の全てのものを多角的に見る''問いの名人''。「りんごかもしれない」はヨシタケシンスケさんの頭の中を表出した本といっても過言ではないでしょう。
私はこれまでたくさんの記事を書いてきましたが、それって結局人類が誕生してから今に至るまで、誰も答えを導き出せず「なんでだろ〜なんでだろ〜」って考えているから、今この私もその問い(記事)に向き合っているんですよね。
なーんだ。答えなんてそうそう導き出せるものではない。
この世にある本の量が、人がこれまで答えを探し求めてきた歩みを現しているわけですよ。
「ダ・ヴィンチ」の中で、「せめてもの正解は''腑に落ちる''本人にとって気が済むかどうかだけだ」と述べていました。
クライアント様からお仕事をもらっている以上、読者の悩みに寄り添って記事を書くことは大切なことですが、絶対的な答えを私が見つけてきてやるぞー!って意気込みすぎなくてもいいのかもしれませんね。
これからは、''正解''よりも''問い''ベースで物事を考えようかなと思う今日この頃。
目の前に座る男性は、なぜ「暑い」を連呼するのか、なぜ音を立ててソファに座るのか...
答えって大切じゃないときもあるようですね。
それではまた。
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