なる美|読書で本日記

webライターが''日常とリンクする本''をコ…

なる美|読書で本日記

webライターが''日常とリンクする本''をコラム風に紹介。生活するうえで感じたことを赤裸々に綴ります。       小説・エッセイ・ビジネス本なんでも読みます!       好きな作家さん:松本清張・朝井リョウ・川上弘美・辻村深月・村田沙耶香

最近の記事

【ラーゲリより愛を込めて】ふと何かを思い出したとき、人は誰かに伝えたくなるもの

主婦に共通する”あるある” 営業マンに共通する”あるある” 親に共通する”あるある” 世の中には、カテゴリーの中で共通する”あるある”な出来事や、”あるある”な経験がありますよね。 しかし!カテゴリーを超え、全人類に共通する”あるある”な出来事・経験があるのです。 それが、年上からの説教! なぜ、大人になると説教したがるのか「若いうちにいろいろ学んだほうがいいよ~」 「女性は30までに結婚しとかないと、○○になっちゃうよ~」 など、あたかも「あなたが悩んでいるから相

    • 【プラダを着た悪魔】誰だって''他人のせい''にしたくなる。だって自分を守りたいから

      25歳を過ぎると、自分のクセに気づくようになります。私でいえば、”結論の前のダラダラ前置き”です。 結婚式の余興のような楽しい気分になれるものならまだしも、私の場合は忘年会の余興のようなもの。そろそろ終わらないかな~と観客が飽きてしまうタイプなのです。 そのクセに気づけているだけマシとプラスに捉えるのか、はたまたクセに気づいているのに直せていないとマイナスに捉えるのか… ちょっとだけそのクセについて考察してみると、内容が面白くなかった、または共感してくれなかったときのた

      • 【My life】言ってしまえば、ある一人の人間のお話。だけど読後にそうは思えなくなるお話。

        私には憧れの人が3人います。 1人目はヤマザキマリさん。ほぼ崇拝しています! 2人目はミキティー。YouTubeを見て、清々しいほどバッサリと切り捨てる、物怖じしない性格に惚れました。 3人目は、今回ご紹介する本の著者、pecoちゃんです。 私がpecoちゃんを好きなったのは、ほんの最近です。きっかけはそう、ryuchellです。 ryuchellのYouTubeを追いかけていたわけではないのですが、たまたま彼がカメラに向かってトークしている動画を見ました。 主に

        • 【魔法にかけられて】固定概念こそ他者と共有してみよう!

          私はお笑い芸人が好きではありませんでした。 という突然の暴露、失礼いたします。 面白いと思えないのはもちろんのこと、うるさいな…下品だな… ときには、テレビ越しにも関わらず「笑ったほうがいいのかな?」と視聴者に気を遣わせるお笑い芸人に対し、目にも入れたくないと思うほどでした。 父の影響でお笑い芸人が嫌いになる私がお笑い芸人を嫌いだったのは、父の影響だということは火を見るよりも明らかです。 というのも、父はお笑い芸人がテレビに映るたびに文句を言っていたからです。 楽

        【ラーゲリより愛を込めて】ふと何かを思い出したとき、人は誰かに伝えたくなるもの

          【奇跡の人ヘレンケラー自伝】あなたに会えてよかった

          私が小説を読むようになったのは約4年前。 それまで本を読んでも「寝落ちしてしまう」「読む進めると1行前の話を忘れてしまう」といった具合です。 そう、本を読むことに憧れは抱いていたものの、なかなか読めない自分に少々イライラ。 父が読書家で知識量も多く、仕事バリバリできる営業マンだったので、本がもたらす効果のようなものを幼い私ながらに感じていたのでしょう。 松本清張との出会いで本を読めるように新卒で入った会社を辞め長期休み(ただのプー太郎)に入ったころ、何か新しいことに挑

          【奇跡の人ヘレンケラー自伝】あなたに会えてよかった

          【夢と金】超絶わかりやすいから誰が読んでもタメになる本

          〇〇について正しく学びましょう! 近年、こういった言葉をよく耳にするようになりましたが、はて、「正しく学ぼう」ということは、私たちが知っているものや学んできたものは正しくなかったということになりますよね。 その''なぞ''について深掘りしていくのもいいですが、そんなことしていたら変化が目まぐるしい時代に置いてかれてしまいます。そもそも間違った情報を私たちは吸収し、信じ込んでいるのですから。 では何をすればいいのでしょう。 正しい情報を知っている人から学ぶ!それ以外あり

          【夢と金】超絶わかりやすいから誰が読んでもタメになる本

          【マリーアントワネットの日記】複数の異性に対する愛してるが腑に落ちた

          1900年代に大ブレイクした漫画、「花より団子」。 金持ち学園を舞台に、超超超金持ちで先生さえも逆らえない4人組”F4”と貧乏少女”つくし”の恋物語。 皆さんはF4の中で誰が好きでしたか? 私は断然、F4のリーダーである道明寺でした。なんといっても、「愛した女を絶対に振り向かせてやる」という一途でまっすぐな思いが、切なく尊い! 愛とは努力でもなんでもなく、説明のつかな絶対的なものであると信じ、道明寺は私の''男性の理想像そのもの''として確立していきました。 ただ、何

          【マリーアントワネットの日記】複数の異性に対する愛してるが腑に落ちた

          【考えよ、問いかけよ】留学すべき理由が言語化された書籍

          日本は衰退している。 そんな言葉をよく耳にしますが、本当なのでしょうか。 先日ベトナム旅行をしたのですが、とにかく活気があり、アジア圏だけでなくたくさんの欧米人が観光していました。ベトナムは驚異的な速さで経済成長しており、GDPは2000年以降右肩上がりです。 ベトナムのエネルギーを肌で感じた私は、「一人ひとりの行動やそれらによって作られるモノが放つ、目に見えない活気が今の日本にはない」と感じました。 だからなに… もちろん、楽しい旅行だったので、もしも海外旅行をした

          【考えよ、問いかけよ】留学すべき理由が言語化された書籍

          【図書館戦争】最高のキュンを体感しませんか?

          さぁさぁさぁ。 キュンを体感したくてお集まりいただいた皆様。 いきなりですが、皆さんのキュンエピソードはどんなものがありますか? 私は、ほとんどが映画やドラマ、漫画といった偽造キュンによってトキメキを感じることがほとんど。「見ているまたは読んでいる第三者をキュンさせてやる!」といった制作側の思惑にまんまと引っかかるヤツです。 もしやキュンとは当事者同士で起きるものではあるものの、双方の気持ちをよーく理解している第三者、つまり私が1番シンプルかつ純粋かつキラキラパワーマッ

          【図書館戦争】最高のキュンを体感しませんか?

          【幕が上がる】一生懸命やるのが苦だった学生時代。一生懸命になりたい今。

          「将来きっと役に立つから、一生懸命頑張りなさい」 そう言われても、10代の私にはピンとこなかった。 100%楽しいことなら全力投球できたけれど、5%でもきついと思えばすぐに放棄していた。 一生懸命、努力という言葉が本当に似合わない学生時代だったのです。 だからでしょうか、親や教師の「今のあなたのためでなく、将来のあなたのため」というメッセージが全く響かず、''今自分が心動かされるもの''を優先してきました。 こういった経験も、20代後半に差し掛かればきちんと後悔として

          【幕が上がる】一生懸命やるのが苦だった学生時代。一生懸命になりたい今。

          【そして五人がいなくなる】本当の意味での''懐かしさ''は30歳手前でやってくる

          人の行動ってだいたい''後悔''が元になっていると思います。 あれがしたい、あぁなりたいって、大なり小なり悔しい思いがあって生まれたもの。 その後悔って、懐かしいという表現に似てるんじゃないかなって。 必ずしも、叶えられなかった、失敗したという意味を含まない''懐かしさ''は、過去を対象に想いを巡らせるという意味では、後悔と同じなのではないでしょうか。 隣り合わせっていう感じかな。 例えば、昔やっていたテニスを久しぶりにしてみると、あの頃の記憶と今の現状を比べて懐かし

          【そして五人がいなくなる】本当の意味での''懐かしさ''は30歳手前でやってくる

          【今読みたい本】みんな納得できるものを探しているんだな〜

          webライターとしてお仕事していると、なんでも''答え''を導き出したくなるクセが、日常生活でも現れてしまいます。 友人が恋人と別れそうだと言えば、本当に別れるか、またはすぐに他の相手を探すか、とりあえず行動に移すことが大切だと力説してしまいますし、旦那からの返答がなかなかなければ急かしてしまいますし、相手がいるいない関係なくこのクセはニョキニョキと顔を出すのです。 答え、解決策、納得できるもの、これって人の悩みを払拭する最高の薬だと思うんです。 やっぱり悩みがあると気

          【今読みたい本】みんな納得できるものを探しているんだな〜

          【今読みたい本はコレ】時間があるとすぐバズりたがる私の嫌なクセ

          はじめまして。 本を読むことが大好きな、ライターのなるみと申します。 これまで、読んだ本を私のくだらない日常とリンクさせながら紹介させていただきました。 ただ、読んだ本の感想というものは、そう簡単にまとめられるものではない。 けれども日常のあれこれは私の脳内にどんどんストックされていく... 本と私の体験のバランスが取れなくなり、こうしてまた新たなチャンネル(かっこつけてみました)を開設しました! その名も 「凹みまくりのライター日誌」 仕事であるライターを通して得た

          【今読みたい本はコレ】時間があるとすぐバズりたがる私の嫌なクセ

          【聞く習慣】会話が続かない。コミュ力高い人に憧れる。この差が少しでも埋まるハードル低めの攻略本!

          「〇〇とサシ飲み!盛り上がりすぎて3時間ぶっっ続けで話しちゃった!また飲もうねー」 私ではない誰かと飲み行った、友達のインスタ投稿。こういう投稿を、学生時代に何度も見かけました。 その度に凹みました。あぁ私とご飯行った時は長くて1時間だったな...こんな投稿してくれなかったな... やっぱり私、会話を続ける能力が欠けているのかもしれない。そう落ち込むことが多かったのです。 私が大学生だった約10年前は、インスタが普及し始めてほんの数年という時代。 それでも、ほとんどの

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          【スター】あぁもぉ、こんな世の中嫌になっちゃう!

          とにかく疲れる。 情報社会に生きる私たちは、常に情報収集と情報の見極めと情報の選択...仕事が多い。多すぎる。 だけど、何もない状態を恐れて、自ら''疲れる''方向へ行きたがるのも事実。 簡単に言えば、私は、アンハサウェイ主演の「プラダを着た悪魔」の世界に憧れています。 我ながら分かりやすい例えだ。 こんな風に、外と内とのバランスをどううまく保っていくかが、今世紀の課題なのではないでしょうか。 自分が''発する言葉''と''考えている事''が違うことだってザラにあるのに

          【スター】あぁもぉ、こんな世の中嫌になっちゃう!

          【人類三千年の幸福論】ミジンコサイズのわたし

          とにかく私は、せっかちで不親切な性格なのです。 待つ、という行為が苦手であり、好きな言葉は''効率''。友達にしたくない性格ナンバーワンともいえます。 ついに赤いちゃんちゃんこを着る世代に突入した母からは、よくスマフォの使い方を教えてと言われることがあります。 ショッピングアプリに登録する際も、''次へ''のボタンが画面下に表示されていることを完全スルーして「これってどうすればいいの?」と聞いきてきます。 私ははこういうとき、あるスイッチをいれます。通称、''母のため

          【人類三千年の幸福論】ミジンコサイズのわたし