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10年掛かった、双極性障害診断

私の診断名は双極性障害Ⅱ型です。

双極性障害は
気分が上がる躁状態と、
逆に気分が落ちるうつ状態を繰り返す
ジェットコースターのような病気だと
言われています。

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この診断名がついたのは
2年前の33歳のとき。

もともとは、
23歳の頃「うつ病」診断を受けていました。
大学を卒業して
新卒で入った会社でうつ病になり
ずっと治療を続けていたものの
全然よくならない…。

このままずっと
よくならないんじゃないか…と
不安が大きくなって
思い切って病院を変えました。

優しいおっとりな乙女先生。本当に優しい。

新しい病院で
丁寧に問診と話を聞いて
対応してくれた主治医の先生から

「これはうつ病じゃなくて双極性障害だよ
                                 しんどかったね。」

と言われて
この日、
うつ病から「双極性障害」へ
診断名が変わりました。

あー。
やっぱりうつ病じゃなかったんだ
だからかぁ...
自分だけ皆と違っておかしいと思ってた。
よかった。

と、
不思議と納得して安心したのを思い出します。

私はうつ病から双極性障害の診断までに
約10年かかりました。
長いですよね。

「うつ病」と「双極性障害」は
気分が落ちる点で言えば似てるものの
先生によると、
この2つは全く別物で
治療方法も違えば飲む薬も違うほどだと
教えてくれました。

(心の声)
そりゃ、治らんわ。違う治療してたんだから。

実は、
このうつ病から双極性障害へ
診断名が変わるまでに
数年かかることは珍しくないそうです。


ずーっと違和感を感じていたこと

  • とにかく気分の浮き沈みが激しい

  • 仕事が続かない(短いと1ヶ月とか)

  • 度々転職

  • 約束はドタキャンしてしまう

  • 計画もせずフラっと思い付きで海外旅行へ行く

  • ネットショッピングで月20万円使ってしまう

  • 異性関係も派手になる

診断が変わるまで、
何年間もこんな生活をしていました。

後々、
主治医の先生に聞くと
これは
気分の浮き沈みが激しい
双極性障害の症状としてあるんだそうです。

気分が異常に上がっている躁状態のとき、
気が大きくなってお金を使いすぎたり
普段はしないような突飛な行動をしたり、
人間関係も派手になったり…

私の抱えていた違和感は
まさにコレでした。


双極性障害にこういう症状が
あることを知るまで、
もちろん自分でも変だと感じていました。

でもその度に
「私は気分屋だから」と思うようにして
日々抱える違和感を私は全部

「自分の頑張りが足りないから」
だと思っていました。

働けない焦りがとても大きくて
求人情報を一心不乱にネットで探しては
応募して
受かって
入社して
慣れない環境の中頑張ってみるんです。

でも突然
朝、動けなくなるんです。

急に電池が切れるような感覚で動けなくなります

会社に行く準備をしてるとき
お風呂入ってシャワー浴びて
髪の毛ドライヤーで乾かしながら
洗面所でうずくまってしまいます。

完全に乾ききらない髪の毛のまま
横になりたくても
ベッドまで行くのもしんどくて
結局洗面所の床に横になります。

なぜこうなってしまうのか、
                         自分でも分からないんです。

そのまま会社に
数日休みを貰うのですが
申し訳なくなって
退社します…とお願いして辞める。

毎回このパターンです。

これを何回も繰り返していると
さすがにおかしいな?
と思ってきて

普通の人みたいに働けないのはなんで?
「普通に働く」を頑張ってみても
うまくできないのはどうして?

何回悩んでも答えがでない。
自分の力だけでは解決できないかもしれない。

藁にもすがる思いで、
病院を変えて
今の病院に通うようになりました。

治療内容も全部変わって
2年間かけて
少しずつ
気分の波が落ち着いてきたような気がします。
まだまだなんですけど

完全に治ることは難しいので
障害とうまく付き合っていくことを
目指す方が良いみたいです。
(それが簡単にできれば悩んでないんよ…)

スイッチみたいに切り替えできればいいのに。

私はまだ、
どんな時に躁状態になるのか、
逆にうつ状態はどんな時になるのか?
トリガーを把握するのが難しくて
コントロールできていないのですが

「焦りは禁物」と自分に言い聞かせながら、
ちょっとずつでも
安定を目指していきたいと思っています。


毎日暑かったり梅雨のじめじめでスッキリしない天気ですが
みなさま体調崩しやすい時期なのでご自愛くださいませ。

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