よーへい(Yohei Matsuda)

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明るいのは「支援」と「援助」どちらか

貴方が親しい人から力を貸してもらうとき、支援と援助どちらの意味合いだったか知っていますか? ビジネスライクな考え方で物事をみると混乱しますのでお気をつけて。 今回は医療現場や介護現場という特殊な前提がある条件下でのお話です。 どちらも共通して「援」が入ります。 「援」には、力を貸すという意味が含まれている。 支援も援助も本人の不足分を補うために力を貸してあげています。やや酷い言い方ですが、与える側としはどちらも「〜してあげている」のニュアンスが態度にも言葉にも出やすいです

    • 障害リハビリとは「戻す」ではなく「使いこなす」行為 -2.の解説-

      リハビリの話をする前に大事な情報を三つ伝えます。 1.麻痺は無くならない 2.リハビリの最初は自然治癒の促進 3.リハビリの真骨頂は1年後から note読者の皆様は(脳)障害によるリハビリを受けたことないと思います。 私も受けたことはありません。言語聴覚士(セラピスト)としてリハビリを提供する形で関わる機会が多いだけです。 障害を一番近いところでたくさん見比べ、消えることのない障害を本人が使いこなせるように毎日闘ってきたから伝えられる内容だと思っています。 今回の伝

      • 障害リハビリとは「戻す」ではなく「使いこなす」行為 -1.の解説-

        リハビリの話をする前に大事な情報を三つ伝えます。 1.麻痺は無くならない 2.リハビリの最初は自然治癒の促進 3.リハビリの真骨頂は1年後から note読者の皆様は(脳)障害によるリハビリを受けたことないと思います。 私も受けたことはありません。言語聴覚士(セラピスト)としてリハビリを提供する形で関わる機会が多いだけです。 障害を一番近いところでたくさん見比べ、消えることのない障害を本人が使いこなせるように毎日闘ってきたから伝えられる内容だと思っています。 今回の伝

        • 国語力が何かを調べるために小3国語を解いてみている。説明文と物語文の2つの型のうち、説明文は解き方があって解けない人の理由もわかった。 物語文はなんで解けているのか説明できない、ほんとに困ったなう。

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        明るいのは「支援」と「援助」どちらか

          『障害があるってことは障害者なのよね?!』

          障害があること と 障害者 であることは同義ではないです。 『 障害がある ≠ 障害者 』ということです。 非常に曖昧な基準でもあるため、「そうは思わない」と言う方もいらっしゃるかと思います。 しかし今回は、『障害』と『障害者』について触れていきます。 介護する側の捉え方が変わり、ストレスのない生活作りに役立ち、障害で悩む本人のためにもなれば尚の事幸いです。 まず今回の話の対象は、脳に損傷を受けて起きる障害(脳血管障害)。たとえば身体麻痺、言語障害、高次脳機能障害、嚥下

          『障害があるってことは障害者なのよね?!』

          会話と対話の違いで成果が変わる

          どうもこんにちは。言語聴覚士のよーへいです。 コミュニケーションを取る手段に、会話があります。 同じく、対話というコミュニケーションもあります。 両者をわざわざ使い分ける必要は本来ありませんが、成果を上げたい!とがむしゃらに頑張っている貴方にはきっと大事な意味をもたらしてくれるでしょう。 「会話」は二人または数人で話をすることをいいます。 「対話」は二人の人が向かい合って話をすることをいいます。 会話は取り留めのない話なども含みますが、対話は信頼関係を築くためのコ

          会話と対話の違いで成果が変わる

          小走りがダサい男、歩き方を変えた -2-

          小走りがダサいと自覚したショックから立ち直れたのはバスを降りたときだった。昔から落ち込むことが極端に少なく、感情の揺れも薄いのが幸いした。 バス停から職場まで約十分の徒歩で、ひたすら観察。 エロい目的ではないので女性の皆さんごめんなさい、と心中謝罪しながら観察。 足の細い女性がいてまた足の細い女性がいて太いと思ったら足の太い男性だった。その後は足の細い女性と足の細い男性、足の太い女性、足の太い男性、足の細い女性と続いている。 目の前に並んでは流れる色とりどりの足には、そ

          小走りがダサい男、歩き方を変えた -2-

          イチコロ「お願い」上目遣いポーズの正しい作り方講座

          全ての女性の愛くるしい仕草代表だと思っている象徴的なあの上目遣いがやっぱり大好きです。 一度の手間で大量釣りしようとする狡猾なハンターが繰り出す上目遣いは「あざといな…」と気持ちが冷めてしまいますが、 一対一で、Face to Faceで、対面でされるとどうしてもその魅力に抗えないのが世の男性諸君ではないでしょうか。 ふと思ったきっかけは 上目遣いになってない上目遣いを見てしまったこと。 本人は至って真面目に本気の魅了ポーズをしているつもりでしょうが。なんか違うな。魅力出て

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          言語聴覚士が姿勢について語る

          こんちには。 よーへいです。言語聴覚士をしています。 言語聴覚士とは、飲み込みの問題や声・呂律の問題、言葉を含むコミュニケーション方法の問題、認知や判断のための記憶・注意・感情etcの高次脳機能の問題、発達障害と呼ばれる脳の発達の問題を解決するために専門的知識を使って援助する仕事です。 誤嚥性肺炎に繋がる飲み込みの問題 声量が出ないや呂律が回らない問題 この2つはよく 舌のトレーニング 喉のトレーニング をするものだと思われています。 事実それで改善もします。しかし、

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          「つ」が「す」に間違えられる

          こんにちは。 まつだです。いえ違います。ますだではなく、ま・つ・だです。 自分の名前に「つ」があることに長いこと苦しんでいました。 「ますださん?」と聞き間違いをされるからです。 それも先程、次の訪問先の移動中にふと解決しました。 「つ」は、自分でも言いにくい音だと気付いていました。 言語聴覚士の仕事をしているので正しい発音も出来ますが、会話の流れや挨拶のあのスピードの中ではいつも引っかかっていました。 雰囲気で伝わればいいやとも思ってましたし。 今回ふとしたことがき

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          とろみ剤で「ダマ」になる三つの間違い

          よーへいです。言語聴覚士をしています。 とろみ剤を使って「ダマ」のできない方法を前回のページでお伝えしました。 今回は反対に「ダマ」が出来る人がやりがちな間違った方法編を書いていきます。 それでは、早速いきます! (個人の経験に基づくランキングです) 間違いが多かった第三位は、「とろみの後付け」 時間が経ってから、あ!なんだか薄いかもかも‥と不安になり追加するタイプに多い。 そして後入れはダマになることが殆ど。 お湯で温めてから再投入は比較的ダマにならないと書いてあ

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          小走りがダサい男、歩き方を変えた -1-

          小学5年生のときはリレー選手の補欠に選ばれるぐらい足が速かった記憶がある。 高校にときは部活動の中でビリ争いをするぐらい走るのが遅くなっていた。 ただし持久走は足の遅さが関係ないので、むしろ得意な種目になった。 そのおかげで全ての自信を無くすことを避けることはできた。 大人になると走る機会は全く無くなった。 最近走った記憶は出勤のために乗るバスが遠くから見えてきてバス停に間に合わないと思ったときだ。 だから走ったのだ いつもは気にしていなかった ひどかった 惨

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          失敗しない「とろみ剤」の使い方

          こんにちは。 言語聴覚士しています松田です。 嚥下障害の人には必須になりつつある力強い味方「とろみ剤」について書いていきます。 今回は使い方編です。 どんなメーカーでも共通している「ダマ」にならない方法。 準備するのは、混ぜる道具だけ。 箸一本かティースプーンでOKです。 手順の説明も簡単です。 1.渦を作る 2.粉を一気に入れる 3.渦を壊すように上下に撹拌(かくはん) 以上です。 簡単でしたか? 文字で見ると簡単だけども意外と皆さん手順を間違えて「ダマ」をつ

          失敗しない「とろみ剤」の使い方

          誤嚥を防ぐ「とろみ剤」に間違い

          こんにちは。言語聴覚士の松田です。 今日は高齢者に多い嚥下障害について。 その中でも「とろみ剤」についてです。 あなたはとろみ剤を使っていますか?? もしくはとろみ剤を使って作ってあげる立場の人ですか?? 今日はとろみ剤を使用している人全般に届くよう書きます。 とろみ剤の目的は、液体にとろみをつけること。 飲み込む力が弱った結果、通常の液体速度だとむせ込んだり誤嚥してしまうための回避手段。予防的対策。 とろみ剤の適切な量を調べることは医療職のなかで、言語聴覚士が担当してい

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          【療育】ちゃん付けする大人ってなんなの

          昔から感じていた疑問を実証してきてやっぱり思った。 【療育現場】に【ちゃん付け】を意味なく持ち込んでいることも発達阻害の因子だと。 発達障害の子供に「ちゃん」付けして関わってくる大人は総じて嫌い。 叱るときに「ちゃん」付けで呼んだことで全く怖くなくなってしまうというのが一つ目の理由。 二つ目は、犬を叱った時と同じ感覚になります。つまり普段から対象者を人間として見ているのではなく、動物として扱っているんだなと。 【言葉が通じる】相手であるなら【対等】に扱うべき。 敬意を持っ

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          着座姿勢は不万能 パート2

          前回までのお話 ■パーキンソンの問題解決まであと1ピース■安直愚直なコルセット戦法■首が垂れさがる要因は2つ■「肩下がってますね」と言うと嫌な顔■ことばに出すことで輪が広がるリハビリ時間に当人そっちのけで議論していると、ついに当人から一言。「ベッドの上にあるから」...なんのことだろうか。 ◆◆この続きから話をします。 ゴムチューブタオルが優秀 見つけたのはゴムチューブ。言葉数は少ないですが、意図することは一つ。「私も会話に混ぜなさい」と(笑)。何かのリハビリで使って

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