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【ここが違う】偉業を成し遂げるために必要な考え

先日、日本社員は「世界最低クラス」。という挑発的な見出しをyahoo!ニュースで見た。今回はその記事に対して、共感した部分があるので、その点について綴りたいと思います。

求めているのは、大バカ者

記事の内容は、パナソニックの創業者である松下幸之助氏が熱意を大事にしている点を伝える中で、イトーヨーカ堂の中国進出に貢献した塙氏の事例を挙げていた。

中国進出を支えた”大バカ者”たち
1990年代にイトーヨーカ堂の中国進出に貢献し、その後デニーズジャパン社長などを務めた塙昭彦さんの講演を聞いたことがある。エネルギッシュな話し方で、妙に熱気を放つ人だった。その熱量がすごすぎるので最初、ちょっと引き気味に聞いていたのだが、中国進出の話題になるとがぜん面白い。

自分の中の日本の経営者の中で尊敬しているのが、松下幸之助氏、稲盛和夫氏なので、「松下幸之助」という文字が見えたので、もうすぐに読んだ。

詳細な記事はあります。

イトーヨーカ堂の中国進出した際に、そのリーダーが過去に関係していた写真を引き連れて、現地で本当に、文字通り、泥臭く、現地の民家を訪ね、リアルな生活実態をとことん突き詰めていった。

どこで何を買ったのか、情報を掴むため、住宅街のごみを集める。

食事はいつも現地の人しか入らない店に入る。お腹を壊しながらも、庶民の味を理解した。

その姿勢は、まさに、”そこまでやるか”だった。

そのリーダーがある言葉を残していた。

利口な人はいらない。得てして行動しないから。バカもいらない。足手まといになるから。求めているのは大バカ者。愚直で、一生懸命になって突っ走ることのできる人

きっと、利口な人であれば、まだ情報が足りない、良質なデータが得られない、という形で、合理的な判断を下していたかもしれない、ただ、それではいつまで経っても、行動はできない。

「そこまでやるか?」と思わせるほど愚直に一生懸命に突っ走る、大バカ者こそが最初の一歩を踏み出せる人だと思う。

熱意の重要性

何かの創業者やいわゆる、偉業を成し遂げてきた人は、得てして、合理的な判断をする人から反対をされてきたと思う。

それをやってうまくいく保証は?どういう根拠で?と、きっとインテリな人たちは、根拠や理由、まだ何もしていないのに、最初から効率的なやり方を考えて、それが思いつかなかったら、アクションはしない。

でも、誰もやっていない、成功例が少ないことをやるのは、前提条件が少ない中で、それでもやる!という強い意思となぜやるのか?という使命感が最終的に結果を生み出すと思っている。それこそが、大バカ者に必要なことなんじゃないかと思う。

前提条件揃っていれば、すでにそれは他の人がやっていることだし、結局は二番煎じでそれこそうまくいく保証がない。

記事の中で、松下幸之助の言葉が引用されている。

才能がハシゴをつくるのではない。やはり熱意である

個人的にも、なんとしてでもやり遂げようとしている人、その背景に強い思いとなぜ?を持っている人は、強く応援したいと思うし、自分もそういう人に常になりたいと思ってる。

熱意を持つためには?

あれこれ考える間に、まず行動をする、というのは、結構難しい。まず、どうしても理由を考えてしまう。やる価値があるのか、合理的な理由を考えてしまう。

自分自身もよくモチベーションが続きますねと言われることがある。割とやり始めの時は、何も考えていない。直観で動くのですが、そこから続けるには、自分の中で理由が必要になってくる、それこそ、より熱意を持つために。行動を積み重ねていくと、時には道に迷ったりすることもある。その時に、その理由が更に突き進むために必要になってくる。

だから、いつも自分の中では、始める理由と続ける理由は違ってもいい。始める理由はそこまで考えなくてもいい、でも、続ける理由は立ち止まって考えてもいいと思ってる。

参考までに、自分のキャリアの中で、欧州(特にドイツ)を中心とした製造業のB2Bビジネスに多く関わることになったのですが、なぜ、ドイツと思われる人が結構多い。

そのキャリア形成の始まりは、ドイツ語を大学で学び始めたところからですが、その理由は、ビールとソーセージが美味しそうで行きたいと思ったから

その小さなキッカケが、今の自分のキャリアを大きく支えている。やる中でどんどん面白くなり、続けていく理由を見つけられたから。それが熱意に繋がっていくのだと思う。

強烈な使命感

少々話は脱線したけれども、過去、偉業を成し遂げてきた人は、今回の記事にもあるように、使命感に燃えていたと思う。誰かから言われたことでも、それも自分の中で「なぜ、やるのか?」としっかりと考えていた気がする。

その使命感から来る熱意ある姿勢、実際の行動から、周りからの共感を生み、応援してくれる人も増えて、偉業を成し遂げられる。

そう思う、だから、自分も圧倒的な主観でもよいから、使命感を持って行きたいと思う。以下、自分の好きな本。

著者のサイモン・シネック氏のTEDスピーチはこちら

本日もお読みいただきまして、ありがとうございます。


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