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アラフィフ女子高生②友達って彼氏をつくるための道具でしょ?🌸ちゃん編〜


前回紹介した「優しさという名の承認欲求〜人の不幸は蜜の味ちゃん編〜」ミクちゃんに続き、もう一人ご紹介します。

【②友達って彼氏をつくるための道具でしょ?🌸ちゃん編】

10年前、同じ街コンに参加して偶然知り合った私と花ちゃん。

花ちゃんは男ウケしそうな女性らしいファッションに身を包み、彼氏欲しい〜が口癖の恋愛命のような女性だ。彼女は私より少し年上で当時30代後半だったが、会話が幼いというか、中身がないというか友達にはいないタイプ。いつまでもお嫁さんを夢見るが、なんせ理想が高く、なかなか彼氏が出来ない人だった。(私が言うな)

私は女友達Aと一緒に参加し、花ちゃんも女友達Bちゃんと参加していた。
会場は立食形式で、終盤のフリータイムになっても男性陣と良い感じにはならず、女二人で話していたところに花ちゃんが声を掛けてくれた。
女四人で収獲ないことを笑い合っていたその時、いきなり花ちゃんに手を引っ張られ、
「あの二人組の男の子、声掛けてみよう」
と会場の端で男二人で談笑しているイケメンの所に連れて行かれた。

花ちゃんは積極的に男の子達を誘い、四人で二次会に行くことに。

イケメンと二次会に行けることに少し舞いあがったが、一緒に来てた友人Aと花ちゃんの友達Bちゃんが気になり、会場を探したが、もういない。
先に会場を出た男性二人と花ちゃんに早く外に出て来てと手招きされながらも、ずっと心がザワザワしてた。

すぐに友人AにLINEで謝罪し、
「今どこにいる?一緒に二次会に行かない?」と誘ったが、時すでに遅し。
「もう駅に向かって歩いてる。目の前で見てたから状況わかってる。大丈夫よ、またね。」
と返信がきた。

やっちまった。
花ちゃんは友達Bちゃんのことを気にしていないようだった。

この時友人Aを裏切ったような行動は今でも私の反省する過去の一つ。

結局、この男性二人と特別なご縁はなく、10年経った今現在も私も花ちゃんも彼氏は出来ず、独身だ。

最初の出会いの時にも違和感があった花ちゃんだけど、その違和感は何度もあった。

以降、花ちゃんから何度か合コンに誘われるようになった。

とある合コンに一緒に行く時ため、待ち合わせた駅で開口一番、彼女は私にこう言った。

「もえちゃん、その格好で行くの?」

「え?だめ?」

「合コンにデニム?ありえない」

「 ...」

大学生の女の子が一生懸命おしゃれしてます感のあんたの服の方がダサくて、ありえない。
私は自分の好きな服を着たいし、会ったこともない男の人の目を気にしたくない。(←好きな人なら少し気にするけどね)

とは言い返さず。

合コン終わりにファミレスで女だけの反省会で

「私、消防士の子良かったなー」

「いいじゃん、花ちゃん頑張りなよ」

「でも消防士、金安いんだよねー」

「 ...」

は?お前の方が年収少ないだろ?
ってか公共の場で人の年収(憶測で)批判して恥ずかしくないの?
ってか隣のテーブルに頑張って働いてる消防士さんとかその家族とかいたらどうするの?
一緒にいて恥ずかしい。
ってか私の身内に消防士いるかもとか思わないわけ?(実際いるしな)頭悪いなぁ。

とは言い返さず。

数回合コン仲間になった後は、毎月のように「彼氏できた?」の確認LINEが届くようになった。

毎度お決まりの「彼氏出来てなーい」の回答と
「よかったー、私も彼氏出来てなーい」となぜか安心されるやりとり。
そこから彼女のマッチングアプリの活動報告を受けるのがいつもの流れだった。
恋愛に積極的な割に理想が高く、高収入の年下イケメンを狙っているからか、なかなか苦戦しているようだった。

そんなに深くない関係だからこそ、彼女にたまに感じる違和感をスルーしてきたが、やっぱり関わるべき人ではなかった。

私が心の病気になった時、いつものように
「彼氏できた?」の確認LINEが入った。

体調的にも気持ち的にも恋愛の話はしんどかったので、状況を説明し、恋愛の確認や報告をしばらく控えて欲しいと伝えた。


その返信は

「それって合コンとかあってももえちゃんを誘わなくていいってこと?」だった。

「うん、今はそんな気分じゃないから」

「わかったよ!もえちゃんは大切な友達だから良くなるまでいつまでも待ってるね🤝💕」
と返信きた。

このやりとりにもすごく違和感があった。

二週間後、彼女の仕事が終わった頃の時間に「体調どう?」と気にかけたLINEをくれた。

ちょうどその時、彼女の職場の近くにあるスタバで一日中本を読んでいた。

「外出できるようになったけど、働ける気持ちにまでなってないの。ゆっくりとスローペースで頑張るよ。今、花ちゃんの職場近くのスタバにいるんだけど、良かったら一緒にどう?」

「今仕事終わったから寄れることは寄れるんだけど。ってかもえちゃんまだ恋愛の話したくないでしょ?」

「え?したくないっていうか、今花ちゃんとそうゆう話をするって想定はなかったかも」

「ごめん、今日はランニングしたい気分だから無理かな」

「 ...」

私とは恋愛話できないなら会いたくないのね。
さよーですか。

とは言い返さず。

そこからまた二週間後、
「もえちゃーん、私もうアプリで会った人にブロックされて気持ちやばい!少しだけ電話していい?😂」

「 ...」

ごめんなさいのスタンプだけ返した。

その一週間後、
「もえちゃーん、アプリの人と確実に縁切れてるわ。もういいwマジ暇😂遊んで〜」

「 ...」

既読スルーでいいよね。


女子高生のようなアラフィフ。

友達って言葉を簡単に使う人、私は信用しません。

今回の登場人物、花ちゃん。
前回の登場人物、ミクちゃん。

実はミクちゃんを紹介してくれた人は、
花ちゃん。

二人は友人なのです。

私は二人とは知人なだけで、友人ではありません。

もはや今は二人とも知人でもないわ。

こうゆう女、要注意!






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