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スプレッドテスト。セフィロトスプレッドで、質問に対しての指針を図る。

タロットリーディングをやっています。
リーディングのスプレッドバリエーションを増やすために
最近少しずつ手を入れ始めました。

今回は生命の樹を模した、セフィロトスプレッドをやってみました。

参考
https://sup.andyou.jp/tarot/tree-of-life/

セフィロトスプレッド

10枚のカードを使ってやる。1番目の「ケテル」から並べて
10個目のセフィラである「マルクート」まで順ぐり並べていく。

質問に対しての方向性を、それぞれのセフィラに割り当てられたカードが
示してくれる、というもののようです。

1〜10まで並べて、10から開いてリーディングするというもの。

①ケテル(王冠)
質問に対してのゴール。何をすれば「王」「女王」たりうるか、本質的な部分。

②コクマー(叡智)
王冠に至るまでに知るべき「叡智」。
その問題改善に至るに至って何が情熱なのかを示す。

③ビナー(理解)
王冠に至るまでに知るべき「理解」。どこをどうすれば良いのかという試練。

④ケセド(慈悲)
その問題に対しての「慈悲」。
一般的には「何がその問題においての強みであるのか」ということ。

⑤ゲブラー(峻厳)
その問題に対しての「峻厳」。
一般的には「その問題改善のために手放すべき障害」のこと。

⑥ティファレット(愛)
その問題に対しての「愛」。
一般的にはこの問題改善にあたって「達成できる結果」を示す。

⑦ネツァック(勝利)
その問題においての「勝利」。
一般的にはその問題においての勝利の方向性や人間関係を指す。

⑧ホド(栄光)
その問題においての「栄光」。
一般的にはその問題においての現状の環境についてを示す。

⑨イェソド(基盤)
その問題においての「基盤」。潜在意識的に恐れているもの。
その人が気づいていない何らかの問題を指す。

⑩マルクート(王国)
その問題においての現状。自分の「王国」で何が起きているか。

ここまで調べてみて、早速やってみました。

セフィロトスプレッド・リーディング例

事例として、とある会社員Aさんのお悩みをみてみましょう。

Aさん
「じつは起業を目指しているのですが
 なかなか会社を辞められる目処が立っていません。
 それでいて会社の業務多忙で、起業活動に支障が出てきています。

 本当は、好きなことをして人生を生きていたいのですが…。
 どんなに会社でストレスが溜まっても
 どんなに起業で生きていたいと言っても
 結局は会社の収入がなければ生きていけません。
 どうすれば一刻も早く、会社とサヨウナラできるでしょうか??」

起業を目指しているが会社の業務に阻まれてしまって
活動がままならないAさんのお悩みを紐解いていきましょう。
スグにでも会社を辞めたい、そうしたAさんの心づもりが伺えます。

このお悩みに対してセフィロトスプレッドで紐解いていきます。

10 吊られた男 逆位置

10のマルクートは「現状」。
大アルカナ「吊られた男」の逆位置が、現状のAさんですね。
自分本位。楽をしたい。

Aさんの中に「会社辞めて楽をしたい」という願望が透けて見えるようです。
会社を辞める動機、起業をする動機というのを今一度疑った方が良さそうです。

これが正位置になれば「奉仕」を意味するので
行動の動機としてはとても大義名分が立つもの。

9 ワンドのエース 正位置

9のイェソドは潜在意識的に恐れているもの、ないしは問題。
Aさんの中には早く独立したいという情熱があるようです。
しかしその火がなかなかつかないという恐れのようなものがある。

せっかくやる気があっても会社の仕事連打で消されてしまうのでないか?
Aさんの深層的にそのような恐れがあるのでないかと伺えます。

8 塔 逆位置

8のホドは塔の逆位置。

塔の逆位置は間違ったことが崩れていく構図に変わり無いが、壊れきれないこと。
壊れきれないが故により首を絞められる感じ。

Aさんの環境においては、会社の仕事がトラブルまみれで
囚われていることを示しています。

Aさんが変わっていく過程にあるが変わりきれないこと。
トラブルに巻き込まれた束縛も見受けられます。

早く辞めたい辞めたいという一心と裏腹に
会社という牢獄に囚われているAさんの環境が伺えます。

7 ソードのキング 逆位置

7のネツァックは勝利の方向性ないしは人間関係。
ソードのキングの逆位置で、コートカードが出てきましたね。
これはAさんを取り巻く人間関係ということで良いでしょう。

例えば会社の上司、同僚ら、あるいは取引先の従業員など
Aさんの束縛の要因となっている人たち。
ソードのカードなので、人格により厳しさが現れます。

彼らの存在が頭打ちになってしまっていて
自由に活動できていないのでないかというのが伺えます。

6 ワンドのナイト 正位置

6のティファレットは達成できる結果。
ワンドのナイトの正位置は住居の移住だとか旅、飛躍といったことを意味します。

Aさんにおいては引越しだとか職場の転勤、あるいは起業?
いずれにせよ現状のステージから一歩上がることになるだろう。

Aさんが今はできないながらも、いつかどこかで
会社とはサヨウナラをする、という示唆かもしれません。

コートカードなので手伝ってくれる、支持してくれる仲間も
Aさんの周りにいるということでしょう。

5 ペンタクルのナイト 正位置

5のゲブラーは打ち払うべき障害。
これもコートカードで、全般的にAさんは
会社に人間関係で頭を悩ませているのがわかります。

ペンタクルなので仕事関係。真面目な会社の同僚たちに絡まれて
なかなか辞めるための活動、起業活動に移れないことが透けて見えます。

本当に起業したいというのなら立ちふさがる彼らは倒さねばなりません。
頑張れ、Aさん。

4 ペンタクルのクイーン 正位置

4のケセドはその人の強み。
ペンタクルのクイーンの正位置はある程度地位がある、裕福な女性。
Aさんの周りにいる、起業している女性の先輩方かもしれません。
こうした人の人脈、力が強みになると言っている。

Aさんが起業の足枷を解くにはこの人(たち)の力が必要ということでしょう。

3 ソードの2 正位置

3のビナーはケテル(王冠)までの試練。

この先乗り越えねばならないこととしては、2つの選択肢。
「起業するか、それとも会社にいるままでいい」か。

Aさんはセフィロトの樹を下から登るにつれて、いつかは悩みます、必ず。
二者択一の選択を迫られます。
それも目隠しした状況なので、誰にも頼らず
自分の直感に従っていくことが、求められています。

2 ペンタクルの9 逆位置

2のコクマーは問題改善に至るための叡智、情熱。
ペンタクルの9の逆位置はお金のためなら手段を選ばないのを示唆します。

これだと汚い手を使ってもいいと取れるので、言い換えるなら
会社じゃない、起業などでのキャッシュポイント構築に情熱を捧ぐということ

と捉えられるのでないでしょうか。「もう会社のことはどうでもいい」と。

起業する気が本気であるのなら
会社に依存しないで自分の力量を磨く必要があります。

1  カップの10 逆位置

1のケテルはこの問題に対してのゴール。
カップの10の逆位置と対立、不和。正味これもあんまりいい意味でありませんが…

「起業」をすると会社と合わなくなる、ということでないでしょうか。
本格的な意味での「会社とのサヨウナラ」である。

総括

解釈が長くなりましたが、この場合のAさんのゴールとしては
「会社というフィールドが気持ち悪くなる」
「起業して生活するのが当たり前になる」ということ。

逆位置はそのまま読み解くと難しいですが
その人の立ち位置によって解釈を変えると
また見えてくるものが変わってくるかと思います。

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