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フォロワー、165人ありがとうございます!

こんばんは、雲州鳩です。これが予約投稿される頃は、「トランスフォーマー、ビースト覚醒4DX3D」から帰宅している夜かな。



天瑪の婚約者(仮)のラグランジェ侯爵。


フォロワー145人を達成したのが、6月中旬。描き書きまくっていた四ヶ月でした。


私が、二つの作品を描き始めた理由。


現在、「星雲乱破ナイファス」シリーズを二つ。並行して書いているんですが、元々この小説を書き始めたのは「対等なコンビ」を生み出したかったからでした。

最近、私は全く商業誌マンガや小説を買っていなくて。たまにどうしても暇だったりして、データにてBLやファンタジーを購入するんですけど、「ああ、またお金の無駄使いしちゃったなあ〜」という、失望感ばかり。

国内ドラマは退屈だし(唯一、ラストマンは最高でした。ブルーレイ予約します)この頃は海外ドラマも元気がない。タイBLも全体的に少女漫画ノリのワンパターンだし。日本が世界に誇っていたはずのメカアニメも不発で、全然日々の楽しみが無くて。

まあそんなら自分で生み出すしかないわなと。「私はこれがアニメや映画で観たいんじゃあ!!」という小説とマンガ、デザインなどこの半年間描き続けてきました。

令和のワンパターンから脱したい。



最近の日本のドラマは、相変わらずコテコテの恋愛モノかストーリーがスカスカのミステリーや刑事物ばかりなんですけど、映画実写版の「わたしの幸せな結婚」のように、原作から大きく離れて傑作になった物語もあって、色々考えさせられる事が大きかったんです。

かつての神山健治版の「攻殻機動隊SAC」シリーズや、深夜アニメ「ジョーカーゲーム」「巌窟王」「銀河英雄伝説OVA版」のように、毎秋テレビの前で家族や友達が正座して待機するような作品を生み出せないかと。

その一番の転換点は、やっぱりキャラクターの存在感にあるはず、と昔から痛感していて。例えば今のアニメって、かつてのシャア・アズナブルみたいに、震え上がるほどの美学を持って戦ってる人とかいないなって思うんですよ。歴史に半世紀以上も名前を残していて、例え「ガンダム」を知らない人でも「赤い彗星」と言えばピンとくる。

そういう人物を積み上げていくにあたって、恋愛感情とか私利私欲を捨てて、もっと相対的に世界や地球について考えられて、かつ令和の冷めた世代に押し付けがましくない登場人物を描写したかった。

この数年、ボーイスラブも世界的にワンパターン化しちゃって、どこを観てもオメガバースや異世界転生モノ。もう私はどれにも疲れ切ってしまって。

特に、一方的にヒロインが虐められたり、オメガが虐待されたり。そういう虐げられている「受」側の人が、「攻めや婚約者や夫に、ただ助けられるんじゃなく、肩を並べ対等に戦える物語を観てほしい」と思って、今創作をやってます。


描きたいのは「支配の逆転」


どストレートに例えれば、「オメガの復讐」ですかね。アルファやベータに散々残酷な扱いをされてきた彼ら彼女らが、じゃあ絶望し切って怒りに我を忘れて、大量自殺したり自爆テロで支配階級の側に復讐し始めたらどうなるだろう。

実際に今、既に日本では宅配業者や介護施設労働者、工事現場労働者、タクシーやバスの運転手などが深刻な激減数になっていて、十年後には宅配が自宅に届くのに数ヶ月かかることになるかも、と言われています。

かつて、お給料が低く見下されていたキャリアの人々の、いわばこれも復讐でしょう。

オメガバース世界においてアルファを産めるのはオメガのみ。その人口数が地球上で激減すれば、当然優秀なアルファの人口自体があっという間に減っていくはず。そして凡庸なベータばかりの世の中は、けして明るい未来に進めない。

そこで考え出してみたのが、「性欲に振り回されず、アルファをも凌ぐ冷静さと頭脳を持つ新人類→クスィー」という次なる性別でした。今まで頂点に君臨し、オメガを保護して子孫を残していたアルファが、オメガ消滅の世界の中で自分の子孫を残す為に、次は自分達が頭を下げて懇願するしか無くなったら、なんかとってもスッキリするなと。

元々、戦争や庶民の貧困飢餓を増えさせているのは、一部の自己保身のみしか考えられない中流以上の愚民や、何世代にも渡る政治家の一族、独裁者政府国家。

じゃあ、感情の起伏に左右されず、一方的な性欲や闘争心や嫉妬心を人間から無くしてみたら、屑が一掃されてちょっとはマシな世界になるんじゃないのかな〜と思ったんです。


優位者でなくなったアルファの魅力。


二つの作品を並行して描いて楽しいのは、「君臨者ではなくなったアルファ」や、「人間の使役として生み出された、アンドロイドや半獣人の反乱」ですね。

普通の人間で言うと、一流血族に生まれたエリートが「後継者を残せないので、仕方なく自分より財産もコネもない人達に、土下座して子供を産んでくれと頼む」、または単純に人類よりずっと冷静沈着で聡明なAIに「お前らは自己保身しか考えないから、全員クビ!」と言い渡される。

そうなったら、果たしてエリート組はどうやって生き残っていくのか。そりゃあ態度を改めて、日々質素堅実な暮らしをするしかないだろうし、いっそ政治家の顔ぶれも一気に変わって面白いと思います。派閥や誰の後ろ盾もない、優秀な我が物が台頭してきたりね。

ただ、新人類であるクスィーは身体がそんなに頑健ではなく、ハイブリッド優性種と比較すれば寿命は短い。その貴重な数少ない人達を、今度はすっかり腰が低くなったアルファが、死をも厭わず命に替えても守る。そういうバースBLを書きたいんです。



ラグランジェ侯爵を作った時に、最初は目黒蓮くんが演じた「わた婚」の久堂をイメージしてみて、そこからもっと繊細で柔らかい思想思考の男性にしたかった。今までの歴史の中で、自分たちアルファ優性配合貴族が愚行を続けてきた歴史を恥じている。元々の性格が穏やかで口下手だから、恋愛にはとても向いていないのに、「運命のつがい、精神共鳴の相手」と幼い頃に出会い、ひたすら選んでもらうべく努力して成長してきた。

そういう厳かな真面目さと、物静かな不器用さを混ぜ合わせたアルファ青年を描きたくて。そしてその隣には、精神的に自立していて、恋愛も結婚も全く不必要とする天瑪を置いてみて。何もかも正反対の二人がどう成長していくかを、自分でも試してみたかったんです。




とは言え、私もまだ自分のこの物語の終着点を明確に考えてはいなくて。キャラクター達の動きに寄り添って、その時のストーリーを作っているんですね。

壮大な世界観にならざるを得ないので、「原作部門」のある大きな出版社に拾ってもらえたら良いな、と一縷に望みを託しています。可能なら、永野護にメカデザインをお願いしたいな〜。

今日は、一年に一度の大幸運日らしいので、お財布を新しくしました。こういう目標を何かに書き出すのも良いらしいですよ。

もう明後日は「広島の日」ですね。今年ももう後半期。なるべく早くこの熱波吹き荒れる夏が終わって欲しいもんです。秋冬が大好きなので!



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マダム、ムッシュ、貧しい哀れなガンダムオタクにお恵みを……。