本日は、山寺宏一さんのお誕生日だそうです。おめでとうございます。双子座ということは、水瓶座の私と同じ風のエレメント星座。そして彼は3CG版の映画「聖闘士星矢　the legend of sanctuary」にて、双子座のサガを演じているんです！　偶然なのかな？

↑「legend of sanctuary」の感想は上にて。

‪

初めて彼を私が認識したのは、「ファイブスター物語」アニメ映画の脇役男Bと、「魔神英雄伝ワタル」のクラマ。1989年頃の昭和ですね。

人生で初めて自分でチケットを買って参加したワタルのトークステージは、当時¥3800。主題歌を歌っていた双子のアイドルがとっても可愛いし、みんなで合掌したのをよく覚えている。

司会が山寺宏一さんで、主役の田中真弓さん&伊倉一恵さんは流石に大ベテランの落ち着きよう。当時は二人がDJの「ワタルラジオ」が、毎週文化放送にて流れていた。

その頃「女性声優のカリスマ」だった多忙な林原めぐみ女史は欠席。彼女が出演番組のトークショーに来ない事は、いつものことなのでみんな知っていた。

まだまだ若手だった山ちゃんが、小杉十郎太さんや堀内賢雄さんの物真似をしてくれて、盛り上げてくれた。優しいお兄さんだったなあ。

私は、大塚芳忠さんと堀内賢雄さん、そして山寺宏一さんのトリオでもって、NHKにて放送されていた大人気ファミリードラマ「ファミリータイズ」が、盛り上がっているようなものだと、高校生ながらも実感していた。とにかく、三人のアドリブが毎週神レベル！！

既にレジェンド声優となった大塚芳忠さんが当時を振り返って、「僕の人生において、堀内賢雄と山寺宏一という二人に出会えた事が、大切な宝物なの」と話しておられた。

「機動戦士ガンダム、逆襲のシャア」で、若き強化人間のギュネイを山寺さんが担当する初回の現場にて、シャア役の池田秀一様に、「池田さん、アムロのロンド・ベル部隊が善人側で、僕らのネオ・ジオン軍が悪者なんですよね？」と質問した際には、「馬鹿野郎！　ガンダムってのはそんなんじゃねぇんだ！」と叱られた話は語り草。

きっと池田秀一さんは「ガンダムは勧善懲悪ではない、戦争の中に描かれる人間ドラマ」だと、後輩に伝えたかったんだと思う。

その30年後、すっかり大ベテランとなられた山寺宏一さんは、「逆シャア」の後編になる「閃光のハサウェイ」において、非人道組織「マンハンター」の親玉ハンドリー・ヨクサンを演じています。ギュネイと正反対の冷静な大人で、狡猾さを隠し切っていますよね。

知らない人も多いかもだけど、山寺さんは「銀河声優伝説」と謳われた伝説のOVAにて、総勢127人に及ぶ声優の一人。

中盤に出演して残念ながら早々に、テロリストに爆破殺害されてしまう天才建築家、ブルーノ・フォン・シルヴァーベルヒ。良い役だったのに出番が少なくて可哀想なキャラクター。私の中では「若い頃の山寺宏一」というとまず、彼が出てくる。

三回の離婚歴がある事でも有名な方ですが、やっぱりモテるんでしょうなあ。この間は、盟友である大塚明夫さんと「お互いが私生活や色々な歴史を知り尽くしているよね」と、苦笑しつつトークしていました。

「攻殻機動隊」のバトーとトグサ、最高のコンビ！！↓

お二人には、ずっとお元気で長く日本の声優業界を支えていって欲しい。今の若手声優達が彼らを超えられる日は、絶対にこないと思っているから。

山ちゃん、お誕生日おめでとう！　今日もめっちゃ暑い良い天気だ！