あなたに会いに、故郷へ帰るよ。

画像1 どんな思い出だろうと、残して行きたくないと思って、旅立つギリギリにiPhoneを新しいものに変えた。昔のiPhoneももちろん持っているし、アルバムを開けばいつだって、過去が残っている。旅立ちから1年経った。2月に1度戻ったけれど、あんまり離れてなかった感じがしたし、友人と会っても、懐かしいっていう感情はちょっぴりだけだった。
画像2 1年前、どんな想いを抱えていたかなと振り返れば、底をつくことはない。毎日が死んでいたも同然で、生きるために身の回りの物を切り売りする生活だった。それでも、周りのお陰だと思う。旅立つまで毎日楽しく過ごせたのは。睡眠薬で無理やり寝て、起きてもまだ薬が残ってボンヤリしている目覚めがとても辛かった。朝なんて来なければいいと、何度も思った。
画像3 私は、とにかく写真が好きだった。だから新しい思い出を作ろうと思っても、結局ここで何度も写真を撮っていた。あまりアルバムの奥には行きたくないけれど、たまに、友人の顔が見たくて画面を指でなぞる。スクロールした先が見たくて。今はもう新しい思い出ばかりで、遡るのが大変なくらい。それが少しだけ悲しくて、とっても泣けちゃうのだ。
画像4 明日から、私は最高の週末を過ごす予定なのだけれど、その前の準備がたくさん残っている。久しぶりに帰る故郷は、友人カップルに会いに行くためだけにスケジュールを整えたのだから。何時に出発するかとか、荷物はどれくらい持っていくかとか。どこに行きたいかとか、前もって話してたのに、やっぱりソワソワして止まらない。「あと何日寝たら…」と思うだけで、ドキドキしてしまう。地元は好きじゃないけれど、唯一無二の私の親友が、大好き。「早く会いに行きたいよ」と、心が騒いで仕方がない。

お仕事中のドリンク代にさせていただきます。ちょっといい紅茶を買いたいです。