和食展に行ってきた
先日、上野の国立科学博物館で開催されている『和食展』に行ってきました。
平日の午後に行ったのですが、空いていたのでじっくり見て回っていたら2時間半も経っていました(笑)。
身近にありながら、和食について知らないことばかりだな〜と思いました。
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最初は食材について。
全国の水道水の硬度や、キノコ、山菜、野菜に海産物と多岐にわたって丁寧に解説されていて見応えありすぎ。
日本人はよくキノコを食すらしいですが、私はキノコ嫌いです(笑)。
えのき茸しか好んで食べません。
でも見てるのは好きなんですよね、キノコ。
和食でお馴染みのお野菜、外国産のものが多くてビックリ。
遠路はるばる日本に来てくれてありがとうございます。
和食って、日本国内だけで完結できるものではなかったのですね。
大根の故郷がヨーロッパとは!
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海産物コーナーではレプリカとはいえ、推し深海生物のタカアシガニに出会えてテンション上がりました(笑)。
私は魚よりお肉派なのですが、最近はちょこちょこお魚も食べるようになったので、魚コーナーもしっかり見てきました。
サケとサーモンが分類学的には、イエネコとチーターほども違うとは初めて知りました。
海藻コーナーは、昆布の大きさや長さにビックリ。
日高昆布や利尻昆布、羅臼昆布の違いなど興味深かったです。
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『腐敗と発酵は同じもの?!』
微生物の働きによって人間に有用なものができるのことを発酵、不要なものや有害・不快なものができることを腐敗というそうですが、私にとって納豆は腐敗なんだよなぁ…(笑)。
(全世界の納豆好きな皆さん、すみません)
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続いては、和食の成り立ち。
歴史上の偉人がどんなものを食べていたのか、わかっちゃいます。
江戸時代のグルメガイドやファストフードなんてものも。
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個人的に好きだったのは、『マンガに見る昭和の食』コーナー。
サザエさんで、戦後の台所や食卓について学べます。
調理器具が電化されヒマができたサザエさん、パートに行っていたとは(笑)。
今ではあたり前のようにある調理家電のありがたみを改めて感じました。
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あと2週間ちょっとでお正月ですが、お正月といえばお雑煮。
お雑煮といえば、餅は丸餅か角餅か、餅を焼くか煮るか、いろんな論争が起きる食べ物。
私は埼玉県民なので、江戸風角餅すまし汁文化圏です。
白みそ仕立てや、あんこ餅のお雑煮にも興味があります。
あんこ餅、お雑煮にしたらどうなるんだろ?
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他にもいろんな視点から和食について知ることができて、「2,000円でこんなに楽しんじゃっていいんですか???」というくらい楽しかったです。
科博の特別展の良いところは、展示内容の充実度と、必ず最後に課題や問題提起をしてくるところ。
「すごいね」「おもしろいね」だけで終わらせないのってとても大切だと思うし、改めて考える機会を与えてくれることに感謝です。