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可愛さの限度

今日は曇り。ときどき雨。
ビックリするほど蒸し暑いけど、曇ってるから昨日よりは暑くないような気がする。


そんななか、雑貨屋さんで素敵な傘を見つけて思わず買ってしまった。
(今のがだいぶ傷んできて、留め具が取れたりしてたから)

傘って、壊れない限りなかなか買ったりしない。その傘は薄紫色で、閉じると端がふわっとして、紫陽花みたいで可愛かった。
持ち手が金色なのも良かった。

晴雨兼用で、紫外線のカット率を考えれば色違いの紺色の方が実用的だと思ったけれど、可愛いのは断然薄紫だった。
こういうとき、実用性をとるか可愛さを取るかは少し迷う。
年齢的(30代半ば) なことを考えると、紺色の方が年相応なのかもな、と思ったり…

結局、薄紫にした。
やっぱりフリルがとても可愛い。
でも、紺色の方が実用的だったんだろうな。

あらためてそう思ったのは、保育園にお迎えに行ったとき。
今日は水色のフェミニンなワンピースだったから、薄紫色のフリルの傘はより全体的に甘い印象になっただろうと自分を鑑みてしまうのだ。

何でも好きなものを着ればいいし身につければいいと思う一方で、このハッと我に返ってしまう感じは一体何なんだろう。
職場の司書さん (30代半ば)も、最近何を着ればいいのか分からないと言っていた。

その気持ち、すごく分かると思う。
ワンピースを着回すのは、やっぱり楽ちんだからだ。気づいたらもう何年もワンピースばかり着ていて、上下の組み合わせを休日は考えなくなった。
(ワンピースに黒いリュックにスニーカーで過ごしてる。本やノートが入ったトートバッグも必須の持ち物)

女性誌をときどき読んでみるものの、参考にすることはあまりない。
(みんなお洒落だなぁとか、可愛いなぁと思いながら眺めて終わってしまう)


子供たちはどんどん成長していくけど、自分は変わらないから、服が全然更新されない。
一番最後に洋服を買ったのはいつだっただろう。
(それも、可愛いワンピースがあれば買おうくらいの認識なのだ)

夏休みに旅行するから、その前に新しい服が欲しいなと思うものの、それよりは子供たちの服を買わなければ……になってしまう。
そして女性誌の人たちの様子を見て満足するのだ。


新しい傘は可愛くて、見るたびにテンションが上がりそう。
フリルが可愛すぎるから、せめてモノトーンの服を着てるときとか、そういうときに差そうかな。

そう思いつつ、
年相応なんて忘れていつでも使ってしまいそうだ。


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