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いつまで経っても苦手なこと

約3年半ぶりにスマートフォンを変えた。
今文字を打っている画面も真新しくて、その新しさに少し落ちつかない感じ…

今までずっとiPhoneのSE(少し小さいサイズ) を使っていた。
2台ともそうだったのだ。
だから、今回もと思っていた。
そもそも、買い換えようと思ったのは既存の充電器でうまく充電ができなくなったからで、充電さえできれば変えなくても大丈夫だったのだ。
本当にそれだけの理由。
だから最新型じゃなくてよかったし、サイズも今までと同じものでよかった。

スマートフォンを買い換えるのは疲れる。
疲労困憊してしまう。
お店の人が懇切丁寧に説明してくれる言葉も、たくさんの同意書のサインも、ありとあらゆる規約と契約書も、明るすぎるお店の照明も。

きのうは久しぶりの遅番勤務で、ただでさえ頭がぜんぜんまわっていないというのに。
一緒に行く家族分だけで、私は(充電さえできるようになれば) 変えなくてもいいかな、と思っていたくらい。

でも、今手元に新しいiPhoneがある。
iPhone15!
たぶん、いちばん新しい機種。
大きなカメラがふたつも背面に付いている。
ほんとはSEみたいに小さいのがよかったのに。
それはもうほとんど在庫がないらしい。
みんなこれからは大きな画面のスマートフォンを使うんだろう。
今までのスマホに入ってたデータを新しいiPhoneに移行してもらう。
ぜんぶの手続きが終わるまで半日ちょっと。
機械は便利で、いつまで経っても苦手だ。
どれだけ最新になっても、わたしは永遠にiPhoneの機能を使いこなせない。
(猫に小判、という言葉が思い浮かぶ。豚に真珠って言葉もあるけど、猫に小判を採用する)
なんて贅沢なものを使ってるんだろう。
そんなことを言えば、毎日通勤で使う車もそうだ。いろんなものが贅沢に思えてくる。

お店のなかで思いだしたのは、朝井リョウさんのエッセイで、ガラケーからスマホに乗り換えたときの話。
(時をかけるゆとり、だったかな)
そのエピソードがとっても面白かった。
あとは群ようこさんの『スマホになじんでおりません』

群ようこさんのスマホとの距離感に共感したのを覚えている。
データ移行してもらっているあいだ、新しいケースを買いに行った。
今までは手帳型のを使っていたけれど、背面にリングが付いてるタイプにする。
大きくなるからリングがある方が楽かな、と思って。そしてそのリングも使い慣れていない。
(今になってようやく左手の中指に入れると楽だな、と発見)

私より子供達の方がデジタルデバイスとの親和性が高い。
長男は来年中学生だけど、中3くらいからでいいよね…と話しあう。
最新型のiPhone、私よりも長男の方がずっと使いこなせるような気がする…


新しいiPhoneは淡いピンク色にした。
ケースは薄い紫色。
これから、どうぞよろしくね。


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