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雨を思う気持ちとか

久しぶりの雨。
雪じゃなくて雨が降るのが「雨水うすい」だったな、と思いだす。
今年の雨水は2月19日。
雨水前後が誕生日なので、いつも確認してしまう。

でも、まだまだ春と思えないような冷たい雨だった。関東の方は雪が降るみたい。
本当は2月に東京に行けるといいと思っていたけれど、忙しくて全然それどころじゃなかった…
ふらっと旅にでるのに憧れる。
その憧れは、まだ続きそう。


予約していた本が次々と割り当たって、早めに読まなくてはと思いつつ、まだページをひらけていない。

休日は休日でやりたいことがあって、読書はあとまわしになりがちだ。

就寝前にいつも30分ほど時間があって、その時間を読書に充てているのだけど、読んでるのはエッセイが多い。
(続きが気になる小説だと眠れなくなってしまう気がして)
でも、いよいよそんなことは言っていられなくなってきた。少しずつでもいいから読まなければ。予約が入ってる小説から。

雨の日の方が静かで、読書に向いてるような気がする。
(晴れの日も曇りの日も何かしら読んではいるけれど)
漫画は電子書籍で、いろいろ読みかじってる続きも読まなければと思うけど、図書館の本がいつも優先される。

司書になる前は、少しでも読みたいと思ったらその場で買っていた。
(本だけは衝動買いが許されるものだったのだ)

今もそれは変わらないけど、あまりにたくさん借りているから、以前より本を買わなくなっている…
買ったまま未読の本もあって、それは何故かというといつでも読むことができるからだ。

司書になるまで知らなかったのだけど、図書館にはリクエスト制度があって、所蔵のない本を予約することもできる。
(選書会議で通らなかったり、相互貸借できないと提供できない場合もあるけど…)

そうなると、本当に欲しい本しか手元に置かなくなる。
そして本棚は常にいっぱい…
そろそろ少し手放して、新しい本が入るスペースを作らなきゃいけないなと思う。
来たるべき春にむけて、部屋の整理をするのもよさそう。


最近読んだ本に、
「どんな感情を味わってもセロトニンが最後に出てくるから、人はどんな悲しみも乗り越えることができる」
とあって、それはなんだかとても勇気づけられる言葉だった。



雨はすてきだ。行きどころなく空中に浮いていた埃がしんと沈み、安らかに落ち着いているのがわかる。気持ちもそのように、落ち着くべき場所に落ち着く。もういちどふわりと起き上がる気持ちもあれば、そのまま深く深く沈んでしまう気持ちもある。それが忘れてしまうということだろうか。なにを忘れたのかを忘れているのでわからないけれども、ときどき肌にふれる天空の落とし物は、忘却そのものなのだ。

『水歌通信』より


雨の日に思いだす一節。
(東直子さんの言葉の柔らかさが、とても好き)


どんな感情も持続せず、いつか忘れてしまうから。
たくさんの気持ちを受けとめて、前に進めたらいいと思う。



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雨の日をたのしく

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