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【独占企業】モノポリーの経済

モノポリーというゲームがある。「独占」という意味だ。
経済では独占企業をモノポリー、寡占企業をオリゴポリーと呼ぶ。

なめらかなカーブが中央で交差する「需要曲線」を見たことがあるだろうか。
あれは「自由市場」だ。

独占企業は例えば昔の塩。
縦軸が価格横軸が生産量のグラフを描くと、需要曲線左上から右下への直線になる。
なぜか。
頭にイメージして考えてください。
独占しているからだ。
価格支配力と言う。
中東が石油の価格を決めるのもこれだ。生産量を調整して市場価格を決められる。

  • 寡占企業、オリゴポリーは私が昔いた外航海運は日本郵船商船三井川崎汽船の3社で占めていた。

  • 航空業界もそうですね。輸送業は多い。インフラストラクチャー全般にも傾向がありますね。

  • 同じグラフで需要曲線を描いてみると、「キンクド・ディマンドカーブ」、つまり「折れ曲がった需要曲線」が出てくるのです。

  • またちょっと考えてみてください。

お互い様だ、顔見知り。
船ではコンテナは相乗りだし、飛行機は共同運航。
そういう状況で「ウチだけ値下げする」とは言い出し辛い。
だから一度値下げとなったら、それまでモノポリーと同じように直線に縦軸(左上、価格)から横軸(右下、生産量)にまっすぐ向かっていた直線が、カクンと折れる。

感覚的に分かりますか。
これが自由市場だときれいなカーブが交差するみなさんご存じの需要曲線になります。
カクンと折れる理由は当然、皆、顔見知りなので。が、正解です。
本当は不連続な限界収入曲線とかやらないといけないのですが、省きます。
寡占だと、皆が下げるなら一斉に下げる、上げるときも一緒。
独占禁止法に触れない程度で。

モノポリーやオリゴポリーは自由市場の理解の前段階の思考のお手伝いと、まだ日本にも世界にも独占寡占企業は多いので皆さんの一助にとご説明しました。

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計算式で分からない場合はノートに写してみてください。複数回かんがえても詰まったら、どこが分からないか言葉で書いて送ってください。理論もなにが疑問か聞いてください。返信します。