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フィリピンと僕とチャンスと

はじめに

当初はこのエントリーで全て書くつもりだったのですが、準備をしている段階でとても1回でまとめることができないので、シリーズ化することにしました。内容は僕がピジネスプランを作る前段階で行う、壮大な妄想の紹介です。では。

はじまりはじまり

今回は前職でのお話です。当時、僕はタイにいましたが、転職エージェントから、「必ず会いたいと言っている方がいる」と連絡があり、会うことになりました。転職活動中のデータが残っていたらしく、転職が決まったことをそのエージェントに伝えてなかったのでまだ自分のデータが紹介されていたようです。

正直に言うと、転職して半年ぐらいで転職を考えておらず、当時のいた会社の条件も良かったので、あまり関心がありませんでした。ただ、そんな機会はめったにないだろうと思い、記念受験的な感覚で話を聞いてみました。すると、とても魅力的な仕事であることがわかり、気がつけば2ヶ月後にはフィリピンにいたのです。

今となっては、その出会いが私にとって大きな分岐点だったのかもしれません。

で、その新たな仕事で僕は二つの役職がありました。一つは海外進出統括本部長で、当時その会社の市場の9割が日本市場で、海外展開を希望する方針でした。
そのため、市場調査、ライセンス取得や進出順序、各国や地域でのブランディングやマイクロインフルエンサーとのコラボなど、様々な仕事を任されていました。

また、もう一つが新しく立ち上げた会社の副社長です。その会社は私を採用してくれた役員が立ち上げたもので、「フィリピンの若者にチャンスを与えたい」というコンセプトのもとでビジネスを展開していましたが、社長を任されていた方はビジネス経験が少なく、ビジネスプランの作成も苦手でした。私は彼女のメンターのようなポジションでした。会社ができて半年ぐらいでの合流で、当時は何おビジネスをやるかも正直定まっていない状況でした。今回は役員の思い出ある「フィリピンの若者にチャンスを与えたい」をどのように形でビジネスに落とし込もうとしたかのお話です。

フィリピンってどんな国?


フィリピンは日本から約4時間ほどでアクセス可能な国です。首都のマニラは渋滞が有名であり、治安も以前よりは改善されてきましたが、まだまだ完全に「安全です!」とは言える状況ではありません。治安の改善が進めば、労働者層も多く、英語が通じることや、明るい国民性、日本や他のアジア諸国との距離などを考えると、日本企業がより進出する可能性はあります。しかし、駐在させる社員の安全を考慮すると、まだまだ課題が残っていると正直に言わせていただきます。

好条件だったとはいえ、そんなフィリピンになぜ引っ越したか?

お話をいただく前はタイに住んでいたのですが本来はフィリピンに移住したいと思っていました。
海外への移住は前から考えていたのですが、家庭の関係でそれもできなかったのですが、その問題も解決して海外移住を考えた時にまずはフィリピンが頭に浮かびました。
その理由は、フィリピンにある児童養護施設を支援している団体に2005年から所属していて何度もフィリピンを訪れており、もっと子供たちと頻繁に会う環境を作りたいと考えていたのです。
ただ、当時のフィリピンでは条件の良い仕事があまりなく、他のアジアの国々も候補に挙げていました。そして、休暇のたびにそれらの国を訪れ、その中で一番自分に相性が良かったのがタイだったのです。
その転職活動を行なっていた時のデータが残っていて、それを見た役員から声がかかったので。
そんなこともあり、僕にとっては好条件+子供達のいるフィリピンに行けるってこともあり二つ返事でフィリピンに引っ越すわけです。

ビジネスコンセブト

話を戻して、役員の「フィリピンの若者にチャンスを与えたい」という意図をどのようにビジネスに反映させるかを考えました。

まず、大まかなコンセプトを策定しました。役員の意図には、将来的にエンジェル投資家として役員が投資できるような若者に出てきて欲しいっとの意味も含まれています。

そのため、主要な事業は広告代理店としてスタートしながら、以下の3つのチャンネル/コンテンツを重点的に展開することにしました。

1.若手起業家や起業を目指す人向けのビジネスチャンネル:起業に関する情報や成功事例、アドバイスなどを発信し、若者たちに起業の夢とチャンスを提供。

2.デザイナー、アーティスト、アパレル関連業界向けのファッションチャンネル:クリエイティブな才能を持つ若者たちに向けて、デザインやアートに関する情報、トレンド、仕事の機会を提供し、彼らの才能を育成・活用。

3.飲食業やコスメ関連業界向けのライフスタイルチャンネル:フィリピンの若者たちに向けて、飲食やコスメに関するトレンドや情報を提供し、彼らが自分自身のライフスタイルを楽しみながら成功を収めることを支援。

今回はこの辺で、次回はこの3チャンネルをより深掘りしながら、その先に目指したものに関して書いていきます。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。


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