音楽活動をしていくと、いろんな壁にぶつかります。
解決するために他人の意見を聞くとかアドバイスを受けるのはいいと思うのですが、誰かがなんとかしてくれるのではないかという依存心は早く捨てた方がいいです。

優秀なスタッフがいてくれればもっと活動に幅が出るのにとか、面倒を見てくれるプロデューサーとの出会いがあれば飛躍できるのにとか、所属させてくれる事務所があればいいのにとか、そういう気持ちになることにある程度理解はできますが、それはやはり他人任せだと言わざるを得ないでしょう。

もしそれを望むなら、そういう人たちが現れて「ぜひ一緒にやりましょう！」と言ってくれるような自分になるしかないです。
そういう魅力やエネルギーを兼ね備えていれば、声をかけてくれる人もいるでしょう。
そこまでの自分になるためには、自分がそういう努力をしていくしかないのです。

精神的に自立をするということは、依存しない生き方をするということです。自立ができてないとここから先に進んでいくことは難しくなります。
それは誰かがお膳立てしてくれるような今までのシステムは崩壊したからです。

どの業種でも大いなる変革が求められてきていますから、音楽ビジネスだけに限ったことではないのですが、自分ができることを徹底的に考えて行動に移していくということがスタートです。
特に音楽は本当に好きでなければ続けていくことができません。
憧れだけではいつか壁にぶち当たって挫折することになります。

ただ、もしそこまで一生懸命にやったのであれば、その気持ちや行動力はまた他の何かに活かすことができます。
ダラダラやってたのなら、何も身につくことはなく引き続きダラダラしていくことになります。
やりたいことがあっても、結局何もせずに終わってしまうというような。

挫折するというのは敗北でもダメなことでもないんです。
一生懸命にやった結果、違う道を選択するということであればね。
いまやれることを一生懸命やりましょう。
他人を頼らず自分でできることを探しましょう。
それを見つけることができるのも大事な才能の一つなんです。

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