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自分のことを他人任せにしない

いろんな才能があるけど、人生においてとても重要なことの一つは「自分に合ったものを見つける才能」だと思っています。
それはもともと誰もが持っている能力なので、もしイマイチわからないのだとしたら、わからなくなってしまっただけなんですよ。

高校生の頃に同級生が「自分がやりたいことがわからない」と言ったのを聞いて、正直衝撃でした。
その頃から音楽をやりたいと決めていた自分にとって、やりたいことがわからないということの意味がわからなかったのです。

もちろん東京に出て行ってからも、本当に音楽でやっていけるのか不安だったし、迷いが全くなかったと言えば嘘になるけど、それ以外にやりたいことはありませんでした。

ただ音楽でどうやって稼ぐのか、音楽で食べていくってどういうことなのかはさっぱりわからなかったし、相談できる人もいないし手探りで進むしかなかったんですけど、自分の人生なのだから自分で決めるのだという思いは、当時からあったのでしょうね。

自分の意思ではなく、親から言われたとおり進学する学校を選んだり、世の中の常識を受け入れて生きてきてしまうと、自分が好きなものややりたいことがわからなくなりますが、ただそれはやりたいことが無いのではなく、感覚が麻痺してしまってわからなくなっているだけのことです。

これは親の意見は聞くなということではないですよ。
聞いた上で自分はどうしたいのかを伝えなければならないし、もし現時点で判断がつかないのなら、いったん言われたとおりにやってみるのもいいかもですが、最終的には自分自身が責任を取らなければならないので、違うと思ったら途中からでも進路変更する強い意志が必要でしょう。

とくにこれからはセルフプロデュースという言葉に象徴されるように、自分自身で開拓したり創造することが当たり前になるので、誰かが敷いたレールの上をなんとなく歩いていくのは危険です。
危険というのは、他の誰かが責任を取ってくれるわけではないので、何よりも精神的に自立していなければ、この激動の時代を乗り切っていくのは難しいからです。

あえて「洗脳」という言葉を使いますが、今までは優秀な成績で学校を出て、立派な会社に就職するというような考え方が一般的でしたが、それこそが異常で洗脳だったことを知る必要があります。
昭和の頃は長く会社に勤めている人がちゃんとしてる人で、職を転々としてるやつはダメなやつだという価値観がありました。
ま、そういう意味では僕はダメなやつだったんですけどね 笑

やっとその昭和の価値観が薄れ、急速に世の中は変わり始めていますが、今こそ自分が本当にやりたくて、しかも自分に合ったものを見つけることが超重要になってきているので、「これだ!」と思えることに出会ったら、足を踏み込んで試してみることです。
考えてばかりいても、結局のところ結論は出ないからです。

やってみなければわからないし、違ったと思えば修正を入れるか、違う方向へ進んでみるということを繰り返さなければなりません。
常にチャレンジが続くということは、不安定だし先の保証もありません。
なので長く会社勤めをしてきた人にとっては、とてもストレスが溜まるだろうし、不安で仕方ないかもしれません。

でももう一度言いますが、今までが異常だったのです。
一見安定していたように思えるかもですが、それは管理された制約だらけの安定だったというわけで、もし自分で考え行動を起こすということが怖いなら、その異常な環境に慣れてしまったということ。

自分の能力を信じ、それを引き出し育てていくことができなければ、自分を生きることができないし、自分軸さえ持つことができません。
今年から来年にかけてさらに変化が加速することが見えていて、今までの常識も覆っていきますから、自分と本気で向き合ってみて、本当はどうしたいのかを聞くことです。

もうこれ以上時間稼ぎも見て見ぬ振りもできませんから、思い切って殻を破って自分のために行動を起こしましょう。
本来の自分を確立しましょう。
あなたが選択したことが形になり、結果的にそれが正解となりますから、自分の外に答えを探すのはもうやめてくださいね。



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