照れがあると観ている側も恥ずかしくなる

ステージでは照れは厳禁です。
堂々とすることで、観客側は安心して観ることができるからです。

活動を始めたばかりだということであれば、ある程度仕方ないということもあるかもしれませんが、すでに仕事としてやっているのにもかかわらず、今だに照れがあるステージを見ると残念な気持ちになります。
その人の性格で照れ屋なのかもしれませんが、ステージではそれを感じさせてはダメなんです。

ステージは表現する場所です。
そこでは普段どんな生活をしていて、どんな性格だということを知ってもらう必要はないし、表現していることが全てなんです。
それは音楽以外の芝居やパントマイムなどのエンタテインメント全てに共通することです。

いくら素晴らしいパフォーマンスを観たとしても、演者が拍手されているのにペコペコして頭をポリポリ掻いていてたら、魅力が半減しませんか?

とにかくステージでは演じきることです。
パフォーマーとしてやりきることです。
もし少しでも「照れ」の気持ちがあったら必ず克服してください。

ある有名な劇団に所属していた友人から聞いた話ですが、人ごみの中で劇団員同士でわざと喧嘩をして、もし周りにいる他人が止めに入ったら、それは完全に演じきれているということだから、そんなふうにして演技力を試したそうです。

なりきる、演じきる、やりきる、押し切ってしまうということがパフォーマンスには必要なことです。
自信がないとか、練習が足りていないというのも観客には関係のないこと。
そういう意味で場数を踏むことは大事だし、素晴らしいパフォーマンスを生で観るのも勉強になります。

ステージに立つ時には自分を信じ、自信を持って挑んでください。
そして観客を惹きつける技を身体で覚え、感覚でつかんでいってください。


Mail  quont1994@gmail.com


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