今までのやり方が通用しなくなったら原点に戻ってみる


CDが売るために有効だったドラマやCMのタイアップも、全くと言っていいほど効果がないし、ミュージックステーションに出たところでたいして話題にもならない。
でも他に方法があるわけじゃないという現状のなかで、音楽業界は苦境に立たされています。
これは単純に今までやり方が通用しなくなっただけであって、音楽が必要とされなくなったわけではないし、これからも素晴らしいアーティストはたくさん出て来ることに変わりはありません。

今までは未完のアーティストを完成品に見せるのが音楽業界の仕事でした。
ほとんど経験のないアーティストの卵を、さも凄いアーティストのように見せかけて売るという手法。
お金も時間もかけられた遠い昔は、それでも育ってくれることを待つ余裕がありました。
それはCDが売れていたから資金を調達することもできたからだし、本物のアーティストを育てようというスタッフもいたからです。

しかし時間は流れ、売れることが目的になり、本物をじっくり育てていくという環境はなくなりました。
才能というのはもともと持っているものがあったとしても、育てていくのには時間も労力も必要です。
そこをショートカットして、すぐに売り上げに結びつけようとしてきた悪循環の結果が今現れています。


これから音楽業界というものが存続するかどうかはわからないですが、音楽を作るのは業界ではなく、常にアーティストなのだということを忘れないでください。
どんな業界でも、それは人や組織の集合体でしかありません。
無から有を生み出すのも育てていくのも「個」としての人間がやることです。

今までのやり方が通用しなくなったのなら、原点に戻ってみればいいのです。
何に感動して何が楽しくて音楽をやり始めたのか。
それを思い出してみることです。
そのきっかけは「売れたい」という動機ではなかったはずです。
やっていくうちに、「売れたい」とか「有名になりたい」ということが二次的に感情として生まれてきたのだと思います。

どんな曲に心を打たれ、どんなアーティストに憧れ、いつしか自分も目指すようになっていったのでないでしょうか?
そして自分も曲を作るようになり、弾き語りやバンドでそれを披露したいという思いが強くなり、そして今に至っているのではないでしょうか?
活動していく方法論は昔に比べたら無限にあります。
あとはやるかやらないかだけ。
矢沢永吉さんが言うように、「どんな時代だってやる奴はやるし、やらない奴はやらない。」のです。

選択肢も増えたし方法論も無限にあるという環境のなかで、それを見出し選択をし、行動に移していくのは自分です。
自分を表現していくには、今までのシステム(メジャーデビューなど)は役に立たないと思うのなら自分で考えましょう。
またそれができる時代になったのですから。

悩んだり判断に迷った時には原点に戻ることです。
なぜ音楽をやろうと思ったのか。
純粋に音楽をやりたいと思った動機を思い出すことで、忘れていた感覚を取り戻せるせるはずです。
そうすればここから先のこともイメージできるようになり、この人に話を聞いてみようとか、この本を読んでみようとか、このことについて調べてみようとか、見えてくるものがあります。
それをもとに行動を起こしていけば、次のテーマが連鎖して見えてきますから、まずは今できることから始めてみましょう。


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