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不特定多数を対象にする発信が危険な理由

noteを始めるきっかけになったというか、強く勧めてくれた後輩と会う機会があって、いろいろと話すうちに見えてきたことがありました。
彼はめっぽうネットのことに詳しく、時代の流れを読んでる人物でもあるので、とても話が合うし価値観が近いので、話していてとても楽しいです。

個人で発信する時代になって発信力が大事になりましたが、より多くの人に見てもらいたいとか知ってもらいたいというのは当然だし、そのために日々研究している人もいるだろうし、参考になる動画やテキストを探している人もいるでしょう。

でもそこで大きなポイントとなるのが、「万人向け」のものは影が薄くなっていくということ。たとえマニアックだとしても、ある特定のジャンルとか、限られた分野で発信している人は、とても貴重だしわかりやすいのですが、不特定多数の人向けに発信しているものは、やはり印象が薄いと言うか、繰り返し見たいとは思わなくなるんですよね。

よほど発信者の話し方や書き方が面白いとか、キャラが立っていると言うことなら別ですが、内容に関しては多くの人が関心を持つことでなくてもいいのです。

テレビが広告の中心だった頃は、不特定多数に向けて発信することが有効だったのですが、今はそれぞれの分野のある特定のことに関心を持つようなコミュニティーができていたり、音楽でも売れてる人は誰もが知っていると言う時代ではなくなりました。

要は「その人が好き」とか「それを手に入れたい」とか「そのことについて知りたい」というように、明確に対象物となるものがあり、発信する側からすると、不特定多数の人に向けて発信するより、自分のファンまたは固定客に向けて発信し、そこでビジネスを展開していけばいいってことです。

そういう意味ではやっぱり多極化が始まっています。
いずれにしても今まではこうだったけど、これからはこうだというような簡単なものではなく、自分とは違う価値観や興味を持つ対象が違う場合、共通言語を持つことが難しくなったり、同じ国に住み同じ世代の人同士でも、会話が成り立ちにくいというようなこともあるでしょうね。

ということは、不特定多数の人に向けて発信するのは、結果的に誰にも刺さらないし、興味や関心を引くことは難しいってことです。
自分が好きなことや得意なことを、徹底的に掘り下げ発信していく方が、支持者が増えるんですよね。

もちろんこれは自分にも言えることで、これから記事の書き方を考えようと思っているところです。
でも先のことは本当にわからないので、やりながら軌道修正するしかないんですけどね。



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