自分の環境は自分で作る



ピラミッド社会からの脱出と言い続けているのは、国や会社というものを悪者にしたいわけではありません。
依存する生き方から自分主導に切り替えて欲しいからなのです。

レコード会社にいた頃は、会社に依存してる人をたくさん見てきました。
おそらく本人は依存しているとは全く思ってなかったでしょうけど。
よくある例が、会社に対してさんざん文句や愚痴を言うくせに、「そんなに嫌なんだったら辞めれば」と言っても、結局は会社に依存しているから辞めるわけではない。
ストレスを発散させるために毒を吐いてるだけなんですね。

こういうタイプの人は自ら自分の環境をどんどん悪くしていきます。
会社を辞めざるを得ない状況に追い込まれる人もいましたね。


僕がレコード会社を退社したのは1994年ですが、バブルがハジけたと言ってもまだまだ音楽業界は絶好調でした。
次から次へと新人を出していっても必ず誰かが売れるし、よっぽどの事情がないとレコード会社を辞めるなんて人がいないような時代でした。

その頃は今の状況を誰一人予測していなかったでしょう。
誰かがそうなるかもしれないと言ったとしても、即刻ありえないと否定されたでしょうね。

CDが売れなくなったことで、あっというまに厳しい状況になりましたが、それまでのシステムは、CDが売れたからこそ成り立っていたシステムだったために、役に立たなくなりました。
でも会社や業界はすぐには対応できないし、今までのやり方を根本的に変えるといっても無理なんです。

ところが一個人であれば、その気になればすぐに方向転換できます。
最初は大変かもしれませんが、個人なら急激な変化にも対応していけます。
図体のでかい会社組織から比べたら、めっちゃ身軽です。

これからは自分の意思で決め、そして行動していくことが主流になってくるでしょう。そしてそれは全てのことに対して責任を取るということです。
現象に対して文句を言ってもしょうがないし、他の誰かに責任を押し付けても何の意味もありません。

自分の思ったように環境を作ることです。
今までの考え方ややり方を手放すんです。
国や会社が自分を守ってくれるわけではありません。

今までのシステムが崩壊するのはあっという間ですが、自分が生き方をシフトして次の環境が整うまでは多少の時差があります。
だからなるべく早く準備をしましょう。
頭を切り替えましょう。
全てにおいて自己責任というのは、すぐには慣れないかもしれませんがやるしかありません。

この変化が大変なことになったとビクビクした毎日を送るのか、楽しみながらこの変化の波に乗るのかはあなた次第です。
夏至を過ぎてからまた流れが変わってきました。
秋分の日、冬至とさらにシフトしていくでしょう。
もうどうしようかと考えている場合ではなく、行動を起こす時期に入っていますから、今できることから始めていきましょう。


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